明けましておめでとうございます。本年も宜しくお願いいたします…ってそれどころじゃないわよ。今怒濤の実演会月間真っ最中なの。悪いけどまだ2011年よ。空気なんか読んでる場合じゃないの。異例の忙しさゆえ今回は酒場を休業にしようかと思ったのにS編集局長から年末営業の要請が来たのよ。まーったく。まぁお陰で酒が飲めますけど…。(暫しエネルギー補給タイム)…ええと、とりあえず時は2012年、という体(てい)で本日のお便りを読むわよ。
はじめまして。アメリアと申します。どうしてもマリアンヌ様に相談したいことがあります。
私は今年の春に専門学校を卒業して就職が見つからず、フリーターをやっています。小学校6年生まで遊び感覚でピアノを習っていて、専門学校は2年制の音楽系でヴォーカルを勉強していました。
バンドをしたい、歌をやってみたいという単純な思いからでしたが、1度ライヴをすると病み付きになってしまって、音楽を続けたいという気持ちが専門学校を卒業してからも消えることはありません。
バンドを組んでライヴをやりたいと思うのですが、私は専門学校に行っていたくせに音楽理論が苦手でコードも全く分からないと言っていいレベルです。楽譜は読めますが書けません。曲は作れないこともないのですが、バンバン作れるというわけでもないですし、歌って作るのでメロディ・ラインしか作れないし、他の音の入れ方が分からないのです。
以前はバンドを組んでいて、メンバーが作った曲を歌ったり、私のメロに肉付けしてもらったりしながらやっていました。
しかし、やりたい音楽の違いや考え方の違いからか“揉める”ということすらせず、かなり冷え切った状態になって解散してしまいました。情けないのですが、それ以来バンドを組むことが恐くなってしまった部分があります。
それに、私はリーダー・タイプというわけでもなく、統率力もありません。バンド・マスターとしてやっていけるか自信がありません。
こんなことで悩む暇があるなら曲を作るべきだと痛感するのですが…良ければ、お言葉をいただけないでしょうか?
貴女ちょっと頭で色々考え過ぎよ。いかにも専門学校出っぽいと云うか。石橋も叩き過ぎたら砕けてしまうわ。
音楽理論もコードも、まぁ知っているに越した事は無いでしょうけど、ワタクシに言わせればだから何よ、と云った感じだわ。知識は一通りあるけど今ひとつパッとしない人、死ぬほど居るわよ。
貴女が今「自分に無い・出来ない」と思って居る要素が音楽活動において全て不可欠だとしたら、キノコホテルは超常現象の連続だわねぇ。だってワタクシ未だにコードなんか知らないもの。
バンドと言うのはね、自分に合うメンバーに巡り会えるか否かはもう運としか言えません。元々友人でも何でも無いのだから、始めはなかなか思うように行かないのが当たり前よ。
それでもやって行きたいのかどうかって話。音楽性だの方向性だのと皆すぐ言い訳のように口にするけど、そんなもの他人とそうそうぴったり合う筈無いでしょうが。その中で自分のしたいことを伝えるのは結構面倒な作業だけど、そこで自己主張出来なくては周りは何をしたら良いか分からない訳。それさえ何とかして、あとは別のメンバーにアレンジやリーダー的役割をさせれば良いじゃないの。逆にリーダー気質ばかりが集まっても喧嘩になるだけだし。キノコホテルにワタクシみたいなタイプが何人も居ると想像しただけでぞっとするわ。とは云えこのワタクシも元来面倒くさがりで統率力がある訳では無いし、身の周りに「ついて行きたい」と思える人間が居なかったからこうなっただけなんですけど。
作曲だって鼻歌で十分だと思うわ。世の歌い手にはそんなタイプ幾らでも居ます(多分)。気後れして行動出来ないのなら気持ちがそれまでだって事よ。それでもバンドに拘りたいのなら相手とぶつかり合うしか無いでしょう。そう、バンドとは音と音、人間と人間のぶつかり合いなのでございます。(なんてワタクシが言うと嘘くさいの何故だろう)
まだ二十歳くらいでしょ。遠慮は無用、ガツガツ行きましょう。健闘を祈るわ。
本日はこれにてお開き。
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