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    <title>インタビュー&nbsp;|&nbsp;Rooftop</title>
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    <updated>2012-02-15T07:00:38Z</updated>
    
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    <title>2月21日（火）新宿ロフト&quot;RAG Time konzert special&quot;開催記念対談──the rooms×airezias×GOOD BYE APRIL</title>
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    <published>2012-02-09T06:20:44Z</published>
    <updated>2012-02-15T07:00:38Z</updated>

    <summary><![CDATA[こうのれい（the rooms）&times;福永健人（airezias）&times;倉品 翔（GOOD BYE APRIL）
　平均年齢21歳の3組、the rooms、airezias、GOOD BYE APRILによる共同企画"RAG TIME konzert"。このイベントは、昨年6月と9月に代々木Zher the ZOOで開催され、今回は"RAG TIME konzert special"と題して2月21日に新宿LOFTで開催される。
　若い世代の彼らがお互いを意識し合うことで、世代全体として盛り上がって行くことになる。また、背伸びをしたい年齢ではあるが、今の年齢だからこその活動をすることで、これからの活動が地に足の着いたものになっていくのだと思う。そういう意味では、この企画は彼らにとってスタート地点に過ぎない。ただ、今後の音楽活動において良いスタートを切るためにも、多くの人にこのイベントを観に来てもらいたいと思い、今回は新宿LOFTのブッキングを担当している樋口寛子女史を交え、3バンドによるイベントに向けた対談を行なった。少しでも興味を持ってもらえたら、ぜひ2月21日はLOFTに足を運んで欲しい。こちらにも、そんな思いがこみ上げてくる対談だった。（interview：やまだともこ）]]></summary>
    <author>
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    </author>
    
    <category term="airezias" label="airezias" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#tag" />
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        <![CDATA[<h3>
	ムーブメントを作りたい</h3>
<p>
	<strong>── 2月21日に新宿LOFTで&ldquo;RAG TIME konzert special&rdquo;と題されたイベントが開催されます。このイベントは今回で3回目を迎えるそうですが、まず始めたきっかけを教えてください。</strong></p>
<p>
	<span style="color: rgb(178, 34, 34);"><strong>こうのれい（the rooms）：</strong></span>最初はaireziasから声をかけてもらったんです。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(0, 100, 0);"><strong>福永健人（airezias）：</strong></span>もともとは、この世代で一大ムーブメントを作りたいと思ったんです。それで企画をやりたいということだけは漠然と考えていて。ライブハウスで開催しているイベントって、イベント名は同じなのに出演者が毎回違うことが多くて、企画そのものへの愛着がわきづらいなと思ったんです。だから、出演するバンドもイベントタイトルも同じで、定期的に開催したら面白いんじゃないかと思って、それを一緒にやれるバンドがいないかと探していたんです。the roomsに初めて会ったのは一昨年の&ldquo;REVOLUTION ROCK&rdquo;だっけ？</p>
<p>
	<span style="color: rgb(178, 34, 34);"><strong>こうの：</strong></span>&ldquo;REVOLUTION ROCK&rdquo;の直前にたまたま対バンしたよね。その時に「今度（&ldquo;REVOLUTION ROCK&rdquo;）出ますよね？」って話をしたから。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(0, 100, 0);"><strong>福永：</strong></span>そっか。その後、&ldquo;REVOLUTION ROCK&rdquo;の控え室でいろいろ喋って仲良くなって。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(178, 34, 34);"><strong>こうの：</strong></span>その時はただ仲良くなっただけだったんですけど。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(0, 100, 0);"><strong>福永：</strong></span>イベントの具体的な話はまだしてなかったんだよね。GOOD BYE APRILに初めて会ったのは（学芸大学）MapleHouseの&ldquo;グレハンナイト&rdquo;（GREAT HUNTING NIGHT）だったかな。the roomsも対バンでいて、イベントが終わって控え室で喋ったんだよね。その何日か後に、俺が「共同企画をやりませんか」って一斉にメールをしたら、3日以内ぐらいに「やろう」って返事が来て。そういう感じでした。</p>
<p>
	<strong><span style="color: rgb(128, 0, 128);">樋口寛子（ロフトプロジェクト）：</span></strong>イベントをやろうってなったのは昨年の頭ぐらい？</p>
<p>
	<span style="color: rgb(0, 100, 0);"><strong>福永：</strong></span>そうです。1月の頭ぐらい。</p>
<p>
	<strong>── お互いのライブを観て共感するところがあったんですか？</strong></p>
<p>
	<span style="color: rgb(0, 100, 0);"><strong>福永：</strong></span>いろんなバンドと対バンしましたが、この2バンドは特に好きなバンドだったんです。ちょっと白々しいコメントになっちゃってますけど（苦笑）。だから、この3組でイベントが出来たら良いなと思っていて、ベストな形で&ldquo;RAG TIME konzert&rdquo;を始めることが出来ました。イベントの発端はうちのバンドですけど、そのあとは3バンドで話し合いながら企画の内容を考えていったんです。音楽的にも合うんですけど、人としてもすごく合うんですよ。ちなみにイベントタイトルの&ldquo;RAG&rdquo;っていうのは、3バンドの頭文字なんです。</p>
<p>
	<strong>── この企画は過去2回Zher the ZOOでやっていたそうですが、そのイベントはどうでしたか？</strong></p>
<p>
	<span style="color: rgb(0, 0, 205);"><strong>倉品 翔（GOOD BYE APRIL）：</strong></span>1回目は昨年の6月15日で、大成功だった記憶があります。平日ということでお客さんが来てくれるか不安もあったんですけど、蓋を開けたらお客さんは100人を越えたし、ライブも盛り上がったし、すごく良かったなという思いがあるんですが、第2回が&hellip;。9月21日だったんですけど、台風が直撃して&hellip;。電車は止まるわ、木は倒れるわ&hellip;。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(0, 100, 0);"><strong>福永：</strong></span>雨風が強くて、入りの時からビチョビチョになってましたからね（笑）。</p>
<p>
	<strong><span style="color: rgb(128, 0, 128);">樋口：</span></strong>中止っていう判断も出来たけど、その選択肢はなかった？</p>
<p>
	<strong><span style="color: rgb(0, 0, 205);">倉品：</span></strong>あったと言えばあった。電車も止まっていたし、お客さんも来れないから。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(0, 100, 0);"><strong>福永：</strong></span>でも来てくれている人がいたんですよ。電車が止まるだろうって、3時間も前に代々木に到着して待っててくれた人もいて、そういう人が1人でもいるならやらなきゃなって。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(178, 34, 34);"><strong>こうの：</strong></span>中止にしたところで、お客さんは帰れないし。</p>
<p>
	<strong><span style="color: rgb(0, 0, 205);">倉品：</span></strong>それでまずはスタートを1時間遅らせるということにしたんです。1時間はセッションで場を繋いで。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(0, 100, 0);"><strong>福永：</strong></span>記憶に残るライブにはなりました。</p>
<p>
	<strong>── 過去2回のエピソードで面白かった出来事とかありましたか？ 一緒にイベントをやってみて「こいつ、こんなヤツだったのか!?」という発見があったとか。</strong></p>
<p>
	<span style="color: rgb(178, 34, 34);"><strong>こうの：</strong></span>aireziasはみんなそうかな（笑）。</p>
<p>
	<strong><span style="color: rgb(0, 0, 205);">倉品：</span></strong>確かに（笑）！ aireziasは一見クールに見えるんですけど、すごく遊び心を持っていて、こういう一面があるんだって発見しました。あと、2回目で1時間セッションをした時に、3バンドごちゃまぜでバンドを作ったんです。それがステージ上で打ち合わせしながらの演奏だったのに、案外3バンドともバラバラのキャラクターが出ていて面白かったですよ。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(178, 34, 34);"><strong>こうの：</strong></span>ボーカルの色が出たよね。</p>
<h3>
	<strong>悔しい気持ちがあった</strong></h3>
<p>
	<strong>── ところで、みなさん第一印象はどうだったんですか？</strong></p>
<p>
	<span style="color: rgb(178, 34, 34);"><strong>こうの：</strong></span>GOOD BYE APRILは初めて見た時は3ピースだったんですけど、あの時と全員人相が変わった気がします。もっと&hellip;茶色っぽかった&hellip;（笑）。あの時は顔とか雰囲気とか音楽とか、ぼわーんとした感じだった。</p>
<p>
	<strong>── 人相も音楽性も変わったということですか？</strong></p>
<p>
	<strong><span style="color: rgb(0, 0, 205);">倉品：</span></strong>自分的にはそんなに変わってないんですけど&hellip;。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(178, 34, 34);"><strong>こうの：</strong></span>こっちから見るとすごい変わってる。</p>
<p>
	<strong><span style="color: rgb(128, 0, 128);">樋口：</span></strong>それは何年前？</p>
<p>
	<span style="color: rgb(178, 34, 34);"><strong>こうの：</strong></span>一昨年です。</p>
<p>
	<strong><span style="color: rgb(0, 0, 205);">倉品：</span></strong>the roomsは最初MARZで観たんです。音源は試聴したことがあって、『チアチアゴー』という曲がすごく印象的で、独自の音楽が出来上がっていて強いバンドだなって思いました。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(178, 34, 34);"><strong>こうの：</strong></span>&hellip;ごめん、茶色いとか言って（笑）。</p>
<p>
	<strong>── aireziasの第一印象は？</strong></p>
<p>
	<span style="color: rgb(178, 34, 34);"><strong>こうの：</strong></span>最初に試聴した時は、おいしいところを集めるバンドだなって（笑）。曲もそうだし、全員メガネだし。で、その後&ldquo;REVOLUTION ROCK&rdquo;で対バンして、演奏はうまいなって思った。「こいつらと戦うのか」っていう気持ちで見ていたけど、良いバンドだなとは思ってました。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(0, 100, 0);"><strong>福永：</strong></span>僕は負けず嫌いで、the roomsを初めて見た時は良いバンドなので悔しいという気持ちもありながら、スッと入ってきました。</p>
<p>
	<strong>── お互い良いライバルであり。</strong></p>
<p>
	<strong><span style="color: rgb(0, 0, 205);">倉品：</span></strong>第1回のライブが終わった時に福永くんから、「悔しい」みたいなことを言われたのはすごく覚えてます。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(0, 100, 0);"><strong>福永：</strong></span>恥ずかしいこと言わないでよ（笑）。</p>
<p>
	<strong><span style="color: rgb(0, 0, 205);">倉品：</span></strong>みんなそうだと思いますけど、良い意味で毎回ライバルだと思ってステージに立ってる。aireziasはやってる音楽性も共通するところがあるし、the roomsは最初から独自の音楽が出来てると思ったし、そもそもイベントに誘われた時に好きじゃなかったら受けてなかったので。</p>
<p>
	<strong><span style="color: rgb(128, 0, 128);">樋口：</span></strong>他の同世代のバンドは意識してる？</p>
<p>
	<span style="color: rgb(0, 100, 0);"><strong>福永：</strong></span>します。</p>
<p>
	<strong><span style="color: rgb(0, 0, 205);">倉品：</span></strong>最近は僕らより下の世代が特に気になります。けっこう多いんですよ。</p>
<p>
	<strong>── 逆に、上の世代でみなさんが尊敬しているバンドさんは？</strong></p>
<p>
	<span style="color: rgb(178, 34, 34);"><strong>こうの：</strong></span>ゆらゆら帝国、Deerhoof、toddleがすごく好きです。こうやって聞かれた時に毎回同じ答えしか出せないので、他を言うと&hellip;Perfumeが好きです。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(0, 100, 0);"><strong>福永：</strong></span>メンバーによって違うから、個人的なもので言えば東京事変が好きです。あと、UK ROCKは全体的に通ってます。</p>
<p>
	<strong><span style="color: rgb(0, 0, 205);">倉品：</span></strong>そうなの？ 俺もすごい好き。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(0, 100, 0);"><strong>福永：</strong></span>Oasisいいよな。あと、最近の日本のギターロックが好きなんです。バンプとか、スピッツとか。&hellip;最近って言わないか。</p>
<p>
	<strong><span style="color: rgb(128, 0, 128);">樋口：</span></strong>最近じゃないね（苦笑）。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(0, 100, 0);"><strong>福永：</strong></span>自分が中学高校で流行っていたバンドに影響を受けてバンドを始めたタイプなので。</p>
<p>
	<strong><span style="color: rgb(0, 0, 205);">倉品：</span></strong>僕もスピッツは小学校から聴いていて、遡ると親の影響で山下達郎さんやSimon &amp; Garfunkel。バンプも中学の時に聴いていて影響を受けてます。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(0, 100, 0);"><strong>福永：</strong></span>そこからマニアックな方向に行って。</p>
<p>
	<strong><span style="color: rgb(0, 0, 205);">倉品：</span></strong>最近はスケール感の大きいバンドに影響を受けることが多くて、Oasisとか、Coldplayとか、Sigur Rosとかが個人的にはすごい好きです。</p>
<p>
	<strong>── いろいろ聴いて取り入れてる感じですね。</strong></p>
<p>
	<strong><span style="color: rgb(0, 0, 205);">倉品：</span></strong>取り入れられてるかわからないですけどね（苦笑）。</p>
<h3>
	<strong>過去2回を踏まえて3回目の構想</strong></h3>
<p>
	<strong>── では、今回のLOFTはどんなイベントになりそうですか？</strong></p>
<p>
	<span style="color: rgb(178, 34, 34);"><strong>こうの：</strong></span>まだ意見をまとめ中です。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(0, 100, 0);"><strong>福永：</strong></span>相変わらず想像はどんどん膨らんでいるんですが&hellip;。</p>
<p>
	<strong><span style="color: rgb(0, 0, 205);">倉品：</span></strong>第1回と第2回を足してバージョンアップしたいという感じはあります。過去2回でチャレンジしたことをさらに広げて。何かしらの面白いことはしたいですね。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(0, 100, 0);"><strong>福永：</strong></span>秘密基地を作る時の感じ。ワクワク感というか。みんなで話している時も、どうしたらこのアイディアを実現出来るかなというのは、1回目も2回目も一緒でしたが3回目もやっていきます。</p>
<p>
	<strong><span style="color: rgb(128, 0, 128);">樋口：</span></strong>私は1回目も2回目も見に行って、LOFTでもやってほしいなって思って話をしたから、今回実現出来てすごく嬉しい。それを下の世代の子たちが見てくれたり、同世代が刺激を受けてくれたらシーンを作ることが出来ると思う。</p>
<p>
	<strong>── イベントをやるにあたり、樋口さんからもアイディアはたくさんもらったんですか？</strong></p>
<p>
	<span style="color: rgb(0, 100, 0);"><strong>福永：</strong></span>はい。</p>
<p>
	<strong><span style="color: rgb(128, 0, 128);">樋口：</span></strong>私の世代が出すアイディアとみんなの世代が出すアイディアは違うから、採用するかしないかは別ですけど。でも、みんなの世代にしか出来ないこともたくさんあって、背伸びはしてほしくないなって思う。今こうやって3バンドが定期的に企画をやってるということだけでも、同世代は刺激を受けていると思うよ。そういう意味では、今回のLOFTでのイベントがどうなるかすごく楽しみ。</p>
<p>
	<strong>── 期待されてますね。</strong></p>
<p>
	<strong><span style="color: rgb(128, 0, 128);">樋口：</span></strong>こうやって企画をやって、バンドが成長した時にまだ戻ってきてくれたら嬉しいし。</p>
<p>
	<strong>── みなさんLOFTでは何回かライブをやられてますが、LOFTでのライブはいかがですか？</strong></p>
<p>
	<strong><span style="color: rgb(0, 0, 205);">倉品：</span></strong>僕はすごい好きなんです。天井や奥行きが広いので歌っていて気持ちいいんですけど、今までの歴史を含めてハードルは高いですよね。だから毎回すごく緊張します。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(0, 100, 0);"><strong>福永：</strong></span>すごいわかる。</p>
<p>
	<strong>── 初めて出た時は緊張した？</strong></p>
<p>
	<strong><span style="color: rgb(0, 0, 205);">倉品：</span></strong>それが&hellip;&hellip;&hellip;記憶がないんです。30分ぐらい前からめまいがしちゃって（笑）。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(0, 100, 0);"><strong>福永：</strong></span>僕は、いつか出てみたいと思っていた場所でした。かっこいいこと言えないですけど。</p>
<p>
	<strong>── 地元は東京？</strong></p>
<p>
	<span style="color: rgb(0, 100, 0);"><strong>福永：</strong></span>はい。高校生の時に、スペシャ列伝を見に行ったりもしていて、俺もここでやりたいなって思ってました。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(178, 34, 34);"><strong>こうの：</strong></span>これまでに2回出演させてもらっていて、すごく緊張するんですけど、すごく好きな場所です。あと広いですよね。うちは3人なので、その広さをまだ活かしきれないんですけど&hellip;。あと、照明が熱くてピリピリする感じも好きです（笑）。</p>
<p>
	<strong><span style="color: rgb(128, 0, 128);">樋口：</span></strong>私も思い入れがあるイベントだとたまに前説でステージ立つんだけど、頭が真っ白になる。だからバンドの人って、すごいよね。</p>
<p>
	<strong>── しかも大勢の人が、自分たちを見ているわけですからね。</strong></p>
<p>
	<span style="color: rgb(178, 34, 34);"><strong>こうの：</strong></span>死ぬ！ って思いますよ（笑）。でも、それがだんだん楽しくなる時期が来るんじゃないかって。早くそうなりたい。</p>
<p>
	<strong>── でも、次のLOFTはみなさん気心知れてるというところで、ステージに立つことが普段よりはちょっと気が楽だったりしませんか？</strong></p>
<p>
	<strong><span style="color: rgb(0, 0, 205);">倉品：</span></strong>それはひとつ楯になってる感じはします。いつもピリピリ感が出ちゃって、どうしても楽しいライブという空気にしきれないので、今回は他の2バンドの力も借りつつ。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(0, 100, 0);"><strong>福永：</strong></span>ちゃんと空気を作りたいよね。</p>
<p>
	<strong><span style="color: rgb(0, 0, 205);">倉品：</span></strong>僕たちが第1回・第2回で作った空気をLOFTでも作れたら、絶対に良いライブになると思います。</p>
<p>
	<strong><span style="color: rgb(128, 0, 128);">樋口：</span></strong>演奏時間もいつもは30分でお願いしてるけど、ちょっと長いステージでのチャレンジになるから。企画もチャレンジだけど、ステージを作るという意味でもチャレンジに。そこで良いものが見せられたら、また階段をのぼることが出来ると思う。それに、昨年あたりからみんなの世代でイベントをやるバンドや、ワンマンをやるバンドが増えて活発だなっていう印象を持ってます。</p>
<p>
	<strong><span style="color: rgb(0, 0, 205);">倉品：</span></strong>やらねばという感じですよ。</p>
<p>
	<strong>── GOOD BYE APRILは今年の4月にもワンマンがあって、aireziasは3月にワンマンがあって。</strong></p>
<p>
	<span style="color: rgb(0, 100, 0);"><strong>福永：</strong></span>僕らはLOFTのライブの日にアルバムを出そうと思っていて、絶賛制作中です。</p>
<p>
	<strong>── 今年も活発に活動されますね。</strong></p>
<p>
	<strong><span style="color: rgb(0, 0, 205);">倉品：</span></strong>より加速して行こうと。</p>
<p>
	<strong><span style="color: rgb(128, 0, 128);">樋口：</span></strong>今やってることが2013年に繋がればいいよね。2013年、2014年にこうなっていたいから、今こういう活動をしようって。良い年の重ね方って、年齢でイメージするとそれに近づけると思うよ。背伸びはしなくてもいいと思う。ロフトって、みんなのお父さんお母さんぐらいの人も現役でライブをやられているんだけど、勉強になりますよ。気遣いもそうだし、だから続けて来れたんだろうなとも思う。そういう重ね方をするためにも、今は等身大のことをやっていて欲しいなって。</p>
<p>
	<strong>── 樋口さんの話を受けて、LOFTのイベントに向けてひと言ずつお願いします。</strong></p>
<p>
	<span style="color: rgb(178, 34, 34);"><strong>こうの：</strong></span>お客さんも若い人が多いと思うので、ライブハウスのすごい光とすごい音を感じてもらえるような演奏をするために頑張ります。個人的なものでいっぱいなところがあるですけど、まずそこをクリアしないと次に行けないし、イベントも成功しないと思うので頑張ります。</p>
<p>
	<strong><span style="color: rgb(0, 0, 205);">倉品：</span></strong>文化祭というキーワードでイベントを作ってきたので、それをちゃんと結実させたい。これからもそれぞれ活動をしていくんですけど、何年経っても、「活気ある良いイベントだったね」って思えるように頑張りたいですね。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(0, 100, 0);"><strong>福永：</strong></span>かぶるところがありますが、楽しい日にしたいと思います。お客さんもそれぞれ悩みがあったりすると思いますけど、その日その会場にいる間だけは楽しいという気分で、お客さんも僕らもいられるようなイベントにして、いつかはそれを思い出して楽しかったなって言える日にしたいと思います。よろしくお願いします。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(178, 34, 34);"><strong>こうの：</strong></span>頑張ります。お客さんには、興奮して帰って欲しい。</p>
<p>
	<strong><span style="color: rgb(128, 0, 128);">樋口：</span></strong>お客さんはお金を払ってチケットを買ってくれていて、中にはバイトや仕事を休んで来てくれる子もいるわけで、お金と時間に変えるものを提供しなければならないから。</p>
<p>
	<strong><span style="color: rgb(0, 0, 205);">倉品：</span></strong>最初aireziasから話をもらった時に福永くんも言ってましたけど、この企画についてくれるお客さんとか、この3 3バンドだから見に行くという人を増やしたいという主旨で話をもらって、それが出来たら面白いと思っていてイベントをやってきたので、第3回がそういう日になればいいなって。良いイベントだねって言ってもらえる日にしたいと思っています。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(255, 140, 0);"><span style="font-size: 120%;"><strong>■プロフィール■</strong></span></span></p>
<p>
	<strong><span style="color: rgb(178, 34, 34);">the rooms</span></strong><br />
	<strong>こうのれい（Vo,Gt.）、佐々木悠介（Dr.）、森夏彦（Ba.）</strong><br />
	2008年11月結成。佐々木の加入・活動休止を経て、2010年5月活動再開。<br />
	2010年10月　EMI REVOLUTION ROCK vol.1 ファイナリストに選出される。初のデモ音源となる「the rooms 1st demo」をリリース。<br />
	2011年3月　wild gun crazy compilation vol.6に楽曲『チアチアゴー』で参加。<br />
	2011年6月　「出れんの！？サマソニ！？」ファーストセレクションを通過。<br />
	2011年11月　渋谷LUSHにて初ワンマンライブを開催、ソールドアウト。4曲入りミニアルバム『とじまり』をリリース。<br />
	<br />
	<br />
	<strong><span style="color: rgb(0, 100, 0);">airezias</span>（あいれじあす）</strong><br />
	<strong>福永健人（Vo.Gt）、佐山悠（Gt.cho）、渡辺啓太郎（Ba.cho）、栗原翔太（Dr）</strong><br />
	2010年　閃光ライオット、REVOLUTION ROCK等の大会で最終選考に残るなど積極的に活動。<br />
	2011年3月　初のワンマンでは100人以上を動員した。<br />
	「屋根のある音楽」roof music：雨をしのぐことができるような、いつでも待ってくれているような、そんな素朴で安心できる場所。<br />
	「組み立てる音楽」craft music：聴く人の日常を引き立てるピースのひとつとなって、色を足すことのできるような生活のBGM。<br />
	<br />
	<strong>1st Album『clock』</strong><br />
	2,000yen (tax in) / 2.21 IN STORES<br />
	<br />
	<strong> 3月21日（水）代々木 Zher the ZOO</strong><br />
	ワンマンライブ「clock #2」</p>
<p>
	<span style="color: rgb(0, 0, 205);"><strong>GOOD BYE APRIL</strong></span><br />
	<strong>倉品 翔（Vo&amp; Gt）、吉田 卓史（Gt）、延本 文音（Ba）、角田 健一郎（Dr）</strong><br />
	2010年11月結成。<br />
	2011年　都内のライブハウスを中心に精力的に活動を展開。<br />
	2011年3月　demo音源『Chapter2』を発表。<br />
	情景を切り取ったような世界観、聴く人を選ばない普遍的なメロディー、初期衝動溢れるパフォーマンスで聴く人を魅了する。<br />
	<br />
	<strong>2月24日（金）京都MOJO</strong><br />
	「夜の音楽会 第一夜」<br />
	GOOD BYE APRIL / Scenarioart / chouchou merged syrups. / The Oral Cigarettes / Tide / Swimmy<br />
	<br />
	<strong>4月28日下北沢GARAGEにてワンマンライブ</strong></p>
]]>
        
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    <title>WHITE ASH（2012年2月号）</title>
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    <published>2012-02-03T07:10:29Z</published>
    <updated>2012-02-07T11:23:46Z</updated>

    <summary>　昨年11月に初回生産限定でリリースされたシングル『Paranoia』が好評で、ウワサによると発売から1週間も経たないうちに売り切れ。さらに、初めてのワンマン＠渋谷O-WEST（1月19日）はソールドアウト。と、勢いに乗るバンドWHITE ASH。その彼らが早くも2nd.シングル『Kiddie』をリリースする。今作『Kiddie』は、サビに日本語を用い、ライブでのアンセムソングとなる予感のする曲。また、止まることなく進み続けることを想像させる歌詞からも、この2012年が彼らにとって明るい年になることが期待出来る。常にこちらの予想を良い意味で裏切りながら進化し、変化し続ける彼らが、これからも楽しみでならない。
　今回もVo.&amp;Gt.のび太にお話を訊いた。（interview：やまだともこ）</summary>
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    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://rooftop.cc/interview/">
        <![CDATA[<h3>
	武器がひとつ増えた</h3>
<p>
	<strong>── 前作『Paranoia』がすごく好評だという話を聞いています。</strong></p>
<p>
	「1週間ぐらいでなくなってしまったみたいです。嬉しいですね」</p>
<p>
	<strong>── たくさんの人が聴きたいと思ってくれていたということですね。そして早くも今回2nd.シングル『Kiddie』がリリースされますが、リリースのペースは早いですね。</strong></p>
<p>
	「『Paranoia』を出す時にシングルを2枚出そうという話をしていて、『Kiddie』は『Paranoia』のレコーディングが終わってすぐに作り始めたんです」</p>
<p>
	<strong>── 『Kiddie』はトータルで聴くと、正統派の音になったかなという印象でした。</strong></p>
<p>
	「それは意識しました。展開はひねっているんですけど、全体的には最後まで勢いよくというところは狙っています。自分たち的にはひねくれた変態な曲のほうが好きなんですけどね。シングルなので1曲で勝負するというところで、わかりやすさを重視したほうがいいかなって」</p>
<p>
	<strong>── しかも『Kiddie』は、サビが日本語なんですよね。</strong></p>
<p>
	「『Kiddie』が出来る前から、次の作品はサビを日本語にしようと決めていたんです。歌詞の意味がわからないところから、サビが日本語になって意味もわかるところまで変化して、出すごとにちょっとずつ変わっていくというのが面白いかなと思ったんです」</p>
<p>
	<strong>──日本語にしようと決めたきっかけは？</strong></p>
<p>
	「日本語じゃないところが惜しいよねって言われることが多かったんです。それで、試しに作ってみるのもありかなって作ったのが『WALTZ WITH VALKYRIE』の最後の曲で、「あ、日本語出来るかも」って気づいて（笑）。あれを作れたことで自信が持てたんです。前作の『Paranoia』の2曲目はポップな曲に日本語を入れてみたんですけど、『Kiddie』ではWHITE ASHらしいと言われる音でやってみたいと思ったんですよね。でも、日本語で書くのはすごく大変でした。メロディは絶対に変えたくなかったので、どの言葉を使うかがすごく悩みました。最初は今まで通り英語っぽい歌詞を載せて、そこから日本語にしていくという作業をしたんですけど、途中で、&ldquo;わかんない！&rdquo;って投げちゃって&hellip;。アジカンとかフジファブリックとか良いメロディーと日本語のバランスが上手いな〜と思うバンドを参考にして書こうと思ったんですけど、僕らのサウンドにはその手法が当てはまらず&hellip;（苦笑）。それでワンオクロックを聴いて&hellip;ワンオクは英語と日本語が半々ぐらいの歌詞なので、そこでヒントを得たんです。それで出来た歌詞がこれなんですけど、メンバーとも話してこれは来たねってことになったんです」</p>
<p>
	<strong>── 進化し続けてますね。歌詞で言うと、（前作）『Paranoia』は&ldquo;今の状況を打破したい&rdquo;ということを歌っていて、今作の『Kiddie』は&ldquo;新しいところに向かおうとしている&rdquo;感じがしました。これは、バンドのこの先を見据えた曲とも取れますね。</strong></p>
<p>
	「自分たちの気持ちはダイレクトに書いています。ただ日本語にするだけじゃなくて、ちゃんとメッセージを載せたほうが、日本語にした意味がちゃんとあるし」</p>
<p>
	<strong>── 今回こういう曲が書けて、少し感じが掴めたんじゃないですか？ </strong></p>
<p>
	「こういう感じでやるんだってことはわかりました。もともと僕らはただかっこいい曲を作りたかったので、日本語で歌詞を書くとなると何を伝えたら良いんだろうって。歌詞のメッセージが良いかどうかより、メロディが良いかどうかのほうが重要でしたから。メロディで伝わるものがあると思ってます。それをわかりやすく伝えるものが言葉だと思うので、今回はこの歌詞が出来て良かったです」</p>
<p>
	<strong>── 以前からかっこいいサウンドを意識しているということはおっしゃってましたが、今作が出来たことでサウンドもWHITE ASHらしさが出ているし、歌詞でも日本語で言葉を伝えられているし、両方出来てきた手応えはありますか？</strong></p>
<p>
	「少しずつですけどね。でも、これから完全に日本語にシフトチェンジしていくというわけでもないんです。今回は日本語の歌詞がはまったというだけで。日本語も使えるって幅が広がったというか、武器がひとつ増えた感覚です。次の歌詞がどのパターンでくるかわからないのも面白いと思うんです」</p>
<p>
	<strong>──だから2曲目の『New Wave Surf Rider』は今まで通りの日本語だけじゃない歌詞で。これからのWHITE ASHをこの2曲の中でちゃんと提示しているんですね。 </strong></p>
<p>
	「今までの楽曲で好きになってくれた人たちにも、日本語でやればいいのにと言う人にも、どっちの人が聴いてもかっこいいと思ってもらえるものを作りたかったんです。今回はそれが出来たと思っています。これ、サビが英語だけど、ちゃんと英文になっているんですよ。この曲はみんなで歌えるものを作りたいと思っていたから、サビでかけ声が出来るようにしたんです。今まではやりたくても出来なかったから（笑）今作はどちらもライブを意識した曲になりました」</p>
<p>
	<strong>── では、ついにライブで客席と一緒に歌えるわけですね。</strong></p>
<p>
	「そうなんです。今までだったら、&ldquo;はい！&rdquo;ってマイク渡しても&hellip;」</p>
<p>
	<strong>── 誰も歌えなかったですからね（笑）。&ldquo;のび太ってドSなんだな&rdquo;って思う人もいたかもしれないですけどね。最近はライブを意識した曲作りが多いですか？</strong></p>
<p>
	「ライブで演奏していて自分たちは楽しいけど、お客さんがつまらないと思ってないかなとかも考えるようになって。ライブで動いていないからお客さんがつまらないと思ってるかと言ったらそれは違いますけど、今はライブで楽しめる曲を作ってみよう期間です（笑）」</p>
<p>
	<strong>── それはライブの本数が増え、大きなステージにも立ち、2011年に得たものが多いからなんじゃないですか？</strong></p>
<p>
	「ライブの本数は前とは比べものにならないぐらい増えて、ライブに来てくれる人も増えているし、みんなで楽しめたらいいなっていうのはすごく感じるようになりました」</p>
<h3>
	2012年はWHITE ASHが主役の年になります！</h3>
<p>
	<strong>── 『Paranoia』をリリースした時に、&ldquo;2011年の最後のカードで来年に繋げたい&rdquo;と言ってましたけど、今年最初のカードの手応えはどうですか？ </strong></p>
<p>
	「めちゃくちゃ自信があります。『Paranoia』以上に期待に応えられるシングルだと思ってるから、どういうリアクションがあるのか、僕らとしては発売が待ち遠しい。ライブでどういう反応がもらえるのかも楽しみです」</p>
<p>
	<strong>── 『Kiddie』はWHITE ASHのアンセムソングとなりそうな気がします。早く聴いてもらって、ライブで一緒に歌いたいですね。ところで、『Paranoia』ではギターを置いてボーカルに専念しましたが、反応はどうでしたか？ </strong></p>
<p>
	「好感触でした。ギターがなくなった分自由に動けて、歌うことに集中出来るので楽しくやれました。でも、僕らはギターロックバンドなので、今回はガッツリ弾いてます」</p>
<p>
	<strong>── ギターの山さんも、良いギター弾きますよね。</strong></p>
<p>
	「きっと喜ぶと思います」</p>
<p>
	<strong>── 雰囲気は水木しげる先生の漫画に出てきそうな感じですけど（笑）。 </strong></p>
<p>
	「うちら基本的に漫画のキャラクターみたいな顔しているんですよね（苦笑）」</p>
<p>
	<strong>── 今年はどんな活動が決まっているんですか？</strong></p>
<p>
	「『Kiddie』のレコ発東名阪ツアーを0.8秒と衝撃。と一緒に回ります。今年はもう、勢いに乗ってるなっていう動き方していきますよ（笑）」</p>
<p>
	<strong>── 2012年はどんな年にしたいですか？ </strong></p>
<p>
	「毎年その年に活躍した印象的なバンドっていますけど、2012年は僕ら主役の年になると思います！」</p>
<p>
	<strong>── 年末はどんなところでワンマンをやっているのか楽しみにしています。</strong></p>
<p>
	「僕ら自身も、成長を肌で感じていて楽しみですよ。最近ギターの基礎練をするようになったんです。今までは、テクニックよりセンスが重要、と思っていたんですけど、テクニックが上がれば出来る曲の幅が広がっていきますから。今ギターがすごく楽しいんです」</p>
<p>
	<strong>── また出来る曲が変わっていくかもしれませんね。</strong></p>
<p>
	「今まで弾けないフレーズで曲を作ることはなかったんだけど、基礎がちゃんとしたら面白いことが出来るかも。ただ、難しくなりすぎないように。シンプルかつかっこいいというのが僕らの信条ですから」</p>
]]>
        
    </content>
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    <title>NUMBER.42（2012年2月号）</title>
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    <published>2012-02-03T06:09:02Z</published>
    <updated>2012-02-03T07:09:49Z</updated>

    <summary>　NUMBER.42から、ニューアルバム『オトコタチノミチ』が、1月25日にリリースされた。
　前作『PUNK ROCK NEVER DIE』から約1年半の間にメンバーチェンジがあり、現在メンバーはBa&amp;Vo：DJ-namijin（HEADROCK）を中心に、Vo：宮原栄一（JACKS）、Gt：TOSHI（愚狼）、Dr：KI-YAN（COBRA）の4人に。これまではそれぞれの道で音楽活動をしてきた彼らが運命とも言うべきか、こうして集まることになり、気持ち新たに進もうとする姿が見て取れた。
　今作では英詞から全曲日本語詞へと変え、年齢を重ねてきたからこその熱いメッセージをパンクロックに乗せて届ける。40歳を越えても夢を掲げ、歩き続ける彼らの言葉を受け止めて欲しい。
　今回は、DJ-namijinと新たに加入したTOSHIにお話を訊いた。（interview：やまだともこ）</summary>
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        <![CDATA[<h3>
	初めて受けたパンクの衝動が今も続いている</h3>
<p>
	<strong>── 前作からメンバーが変わって初めての作品となりますけど、メンバーの皆さんはどういう経緯で加入されたんですか？</strong></p>
<p>
	<span style="color: rgb(178, 34, 34);"><strong>DJ-namijin：</strong></span>NUMBER.42を結成した当初は3人だったんだけど、まずギターが変わったんだよね。<a href="http://head69.com/cafe/top.html">ヘッドロックカフェ</a>（namijinが経営する高田馬場にあるバー）を作った2年ぐらい前にTOSHIくんと知り合って、お店にちょくちょく来てくれて、サシで話すことが多くて。お互いアナーキーとかラモーンズが大好きだったり、二人の共通項が結構あって。で、いろいろ話をしてて、男としても惚れて、一緒にバンドをやってみたいなって思って、どうかな？ って話をもちかけて。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(0, 0, 205);"><strong>TOSHI：</strong></span>でも、最初は断ったんですけどね（笑）。自分には無理かなーって。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(178, 34, 34);"><strong>DJ-namijin：</strong></span>TOSHIくん謙虚でしたねー（笑）</p>
<p>
	<strong>── 他のメンバーの方々は？ </strong></p>
<p>
	<span style="color: rgb(178, 34, 34);"><strong>DJ-namijin：</strong></span>TOSHIくんが入って、しばらく3人でやってたんだけど、ドラムのあっちゃん（小菅淳）がいろいろあってバンドを続けるのが厳しくなってきて。ちょうどそんな頃、ひょんなことから20年振りぐらいにKI-YANと再会して、店にちょくちょく来てくれて近況報告とかしあっている中で、きっと断られるだろうなと思いながらも「KI-YAN、良かったら久々にパンクバンドでドラム叩かない？」って誘ってみたら、意外と（笑）快く引き受けてくれて。</p>
<p>
	<strong>── 今作を手にして、まさかnamijinさんがボーカルではなくなっているとは思ってもいませんでしたが。 </strong></p>
<p>
	<span style="color: rgb(178, 34, 34);"><strong>DJ-namijin：</strong></span>誰かボーカル入れて自分はベースに専念するのもアリかなと思って、そんな話を、TOSHIくんと話していたらJACKSのボーカルがかっこいいっていう話になって。ダメ元でお願いしたらOKしてくれたんだよね。JACKSは、アナーキーのマリが在籍しているバンドでもあって、何年か前にマリに会った時にNUM42のCDを渡したら、えーちゃん（宮原栄一）も一緒に聴いてくれたみたいで、「うちのボーカルの宮原もNUM42いいって言ってたぞ」って言ってくれて。そんな縁もあって、声をかけたんですわ。</p>
<p>
	<strong>── みなさんそれぞれバンドをやっているんですよね。 </strong></p>
<p>
	<span style="color: rgb(178, 34, 34);"><strong>DJ-namijin：</strong></span>TOSHIくんは愚狼。えーちゃんはJACKS、KI-YANは早川岳晴さんのバックで叩いたり。COBRAにも復帰したしね。</p>
<p>
	<strong>── NUM42から考えると、メンバーを変え、形を変えながら進化し続けていますね。</strong></p>
<p>
	<span style="color: rgb(178, 34, 34);"><strong>DJ-namijin：</strong></span>試行錯誤を繰り返しつつ、前に進むという。その繰り返しかなと。</p>
<p>
	<strong>── namijinさんの年齢なら、もう少しドンと構えていても良さそうですけど。</strong></p>
<p>
	<span style="color: rgb(178, 34, 34);"><strong>DJ-namijin：</strong></span>うん、でも、年齢的には48才かもしれないけれど、NUM42を組んでからのキャリアは6年だしね。20代からずっとバンドをやってたら、また動き方は違ったのかもしれないけど。それに、僕はNUMBER.42のリーダー的存在ではあるけれど、TOSHIくんは愚狼を10年やってるし、えーちゃんはJACKSを20年。KI-YANに至ってはバンド歴が30年かな？僕が一番キャリアとしては若いんだよね。</p>
<p>
	<strong>── namijinさんから見た、今のバンドはいかがですか？ </strong></p>
<p>
	<span style="color: rgb(178, 34, 34);"><strong>DJ-namijin：</strong></span>今までもそうだったけど、より自然体で阿吽の感じでいられるね。元々好きだったものとか、やっぱり年齢が近いのが大きかったかな。とにかく安心感があるね。</p>
<p>
	<strong>── だから、今作で言えばジュリー（沢田研二）のカバー『危険なふたり』もやることが出来たんですね。 </strong></p>
<p>
	<span style="color: rgb(178, 34, 34);"><strong>DJ-namijin：</strong></span>：NUM42の時も「ジュリーをカバーしたい」って言ってたんだけど、当時はメンバー間で17歳ぐらいの年齢差があったから、ジェネレーションギャップもあって俺以外誰もイマイチピンと来なくて（笑）。でもこのメンバーになったら、誰からともなく自然と「ジュリーやろうぜ！」って話になってさ。</p>
<p>
	<strong>── 同世代だからこそですね。その曲以外は全てオリジナルですが、今作においてもnamijinさんが書く歌詞は言いたいことが一貫していますよね。高校生がバンドを始めた時のようなピュアさが詰め込まれていると感じました。 </strong></p>
<p>
	<span style="color: rgb(178, 34, 34);"><strong>DJ-namijin：</strong></span>逆に、もう少し大人になりたいもんですな（笑）。</p>
<p>
	<strong>── 初めてパンクを聴いた時の衝動がずっと続いているんですか？ </strong></p>
<p>
	<span style="color: rgb(178, 34, 34);"><strong>DJ-namijin：</strong></span>そうだね。初めてパンクロックを聴いて受けた衝動が、今も全く変わってない。特に、お互いアナーキーが大好きなTOSHIくんと、そのアナーキーのマリと一緒に20年バンドをやってるえーちゃんが加入してくれて、アナーキーのライブに通ってた18〜19才の頃の感覚が蘇ってきて。それもあってか、今まで日本語歌詞はイマイチ自信なかったけど、えーちゃんが歌うイメージとか考えてたら、意外とすんなり書けちゃった。ちなみに、えーちゃんが書いてくる歌詞っていうのが、本人あまり意識してないかもしれないけれど、反社会的なものが多いんだよね。</p>
<p>
	<strong>── そういうことだったんですね。『ノイズ』は、反社会的な曲でnamijinさんから出てきた言葉にしては珍しい表現が多いなと思っていたんです。 </strong></p>
<p>
	<span style="color: rgb(178, 34, 34);"><strong>DJ-namijin：</strong></span>まあ、常日頃、普通に感じてる事なんだけどね。『ノイズ』と『パンクロック・パイレーツ』と『三月の夜空に』の3曲は震災の後に書いた曲で、『ノイズ』は皮肉も込めつつ、大きな力で情報操作されまくってる世の中で、それでも人々はなんとか生きていくしかないのか、という無力さと切なさと怒りを歌った曲。歌詞はえーちゃんと2人で書きました。</p>
<h3>
	青春はまだまだこれから</h3>
<p>
	<strong>── 『パンクロック・パイレーツ』も共作ですよね。でも、歌詞に&ldquo;電撃バップ&rdquo;や&ldquo;心の銃&rdquo;という曲名が入り、まさにnamijinさんが影響を受けたバンドがそのまま入っていますよね。</strong></p>
<p>
	<span style="color: rgb(178, 34, 34);"><strong>DJ-namijin：</strong></span>具体的な曲名とか人名とかバンド名とか、固有名詞の出て来る歌詞が、俺、すっごく好きなんだよね。自分がバンドをはじめるきっかけをくれたストラングラーズ、アナーキー、ラモーンズの曲名を引用しつつ、KI-YANがいるからCOBRAのイメージも少しだけ入れときたくて。だからこの曲は僕個人というよりは、この4人でのNUMBER.42のテーマソングだね。まあ、一言で言えば&ldquo;元気出そうぜニッポン！&rdquo;って曲なんだけど、歌詞に出て来る&ldquo;七つの海をこじあけろ&rdquo;の部分は、震災の時に世界中が力を貸してくれて、世界には七つ海があると言われているけど、いやいや、世界はひとつだろ？っていう気持ちを込めて書きました。</p>
<p>
	<strong>── ものすごいメッセージソングですね。そして、『男達の道』はアルバムタイトルにもなってますけど、資料に書かれていた「どこまで生きるか、より、どう生きるかが大事なんだ」という言葉に非常に感動しました。</strong></p>
<p>
	<span style="color: rgb(178, 34, 34);"><strong>DJ-namijin：</strong></span>ありがとう。この曲はTOSHIくんと知り合ったからこそ書けた曲ですね。僕自身はどちらかというと比較的、穏やかな人生を歩んできた人間だけど、TOSHIくんはかなり激しい人生を歩んできて。いろんな話を聞いて驚愕したり（笑）感銘受けたり。仲間を大事にしつつ、己の体を張りつつ、熱く激しく生きてきた男の生き様、見習うべきところがあるなって。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(0, 0, 205);"><strong>TOSHI：</strong></span>（激しく照れる）</p>
<p>
	<span style="color: rgb(178, 34, 34);"><strong>DJ-namijin：</strong></span>あとね、僕のレーベル（ヘッドロックレコーズ）の第1弾バンドだった大和が解散＆引退しちゃったのが正直未だに残念でさ。俺は、お前らの分も頑張り続けるぜ！みたいな、様々な熱い思いなど込めつつ。彼等に対するオマージュソングでもあり、すべての人々に向けた応援歌でもある。ある日突然歌詞とメロディが降りて来て、あまりにも簡単に書けてしまった曲だったので、当初は「こんな曲があってもいいかな」くらいの存在だったんだけど、ライブで披露したら意外と（笑）好評で、新日本プロレスのエンディングにもなり、最終的にはアルバムタイトル曲にまで昇格しちゃいました（笑）。</p>
<p>
	<strong>── 今の話を聞いていると、namijinさんは&ldquo;仲間&rdquo;を大事にしている感じがすごくありますね。それと、TOSHIさんの激しい人生というのもすごく気になりますが&hellip;。TOSHIさんは今、愚狼としても活動されていますが、NUMBER.42は雰囲気が全然違うと思います。TOSHIさんから見てNUMBER.42はいかがですか？</strong></p>
<p>
	<span style="color: rgb(0, 0, 205);"><strong>TOSHI：</strong></span>愚狼で10年やってきたことと全く真逆のことをやっている感じがします（笑）。だから新鮮で楽しいですね。</p>
<p>
	<strong>── でも全く逆とは言え、これだけキャリアのある方々が揃っているので、今回のレコーディングはかなりタイトに出来たんじゃないでしょうか？</strong></p>
<p>
	<span style="color: rgb(178, 34, 34);"><strong>DJ-namijin：</strong></span>音録り1日、ボーカル＆コーラスがその翌日、ミックスまで入れて3日間。ライブでやってる曲ばかりだったので、感覚は掴めてたから早かったな。</p>
<p>
	<strong>── ライブで感触を掴んでからのほうが肌に合ってる、と？</strong></p>
<p>
	<span style="color: rgb(178, 34, 34);"><strong>DJ-namijin：</strong></span>うん。スタジオにガンガン入れるバンドなら、新曲をスタジオで固めて、ライブで披露する前にまず先にレコーディング、という順番もありだけど、今の僕達だとライブで演奏を重ねて、自分たちのものにしてからスタジオに入った方がスムーズかな。</p>
<p>
	<strong>── 初めてライブでやった時からアレンジが変わっていくこともあるんですか？ </strong></p>
<p>
	<span style="color: rgb(178, 34, 34);"><strong>DJ-namijin：</strong></span>いや、そこはそんなに大きく変わらないかな。ちょっと変更あったのは、『男達の道』をユニゾン大合唱系にしようと思ったけど、レコーディングしたらメインボーカル1本のほうがいいなと思ってコーラスをやめたり、逆に『午前六時の秘密基地』では、ライブで入れてないコーラスをレコーディングで足したり。</p>
<p>
	<strong>── 紙資料を読むと、『男達の道』はもともとはツービートのイメージだったそうですが。 </strong></p>
<p>
	<span style="color: rgb(178, 34, 34);"><strong>DJ-namijin：</strong></span>うん、最初はメロコアだった。詞と曲が出来て、すぐにえーちゃんに電話して、こんな曲が出来たんだけどって言ったら、そのメロディーはミディアム系がいいんじゃないかと。そしたら、歌詞がぐっと聴きとりやすくなって。えーちゃんのおかげです（笑）。</p>
<h3>
	末永くのんびりと</h3>
<p>
	<strong>── また、『 午前六時の秘密基地』のモータウンリズムはNUMBER.42にしては珍しいですよね。芯にパンクがあればメロディーは何でも取り入れたいという感じを受け取りました。 </strong></p>
<p>
	<span style="color: rgb(178, 34, 34);"><strong>DJ-namijin：</strong></span>まあ我々、年齢も年齢だし、パンクの解釈が幅広いんですな。モータウンリズムを使ったパンクチューンは今までも沢山あったし、前から一度やってみたいと思ってて。ただ、レコーディングでベースが思ったほどうまく弾けなくて、大変ご迷惑をおかけしました（苦笑）。俺の中では全然OKテイクのはずなんだけど、エンジニアのケンジさんに、何度も何度も「もう1回弾いて」って言われ続け、しまいには何も言われなくなったと思いきや、ケンジさんが静かに修正してくれてて。KI-YANの正確無比なドラムに、俺の下手っぴなベースがまるで合ってないぞと&hellip;（苦笑）</p>
<p>
	<strong>── でも、これはNUMBER.42の中でも、曲が珍しく長いなという感じはしました。 </strong></p>
<p>
	<span style="color: rgb(178, 34, 34);"><strong>DJ-namijin：</strong></span>うん、なんだか本格的な曲になっちゃったね。パンクバンドとは思えない（笑）。KI-YANのおかげです。KI-YANがいなかったらあんな洒落た間奏はありえないし、モータウンリズムの曲自体やれたのかっていう&hellip;（笑） 。</p>
<p>
	<strong>── メンバーが変わって良い変化が生まれた、と。 </strong></p>
<p>
	<span style="color: rgb(178, 34, 34);"><strong>DJ-namijin：</strong></span>48歳にして非常に勉強させていただいてます。軽い挫折感とともに（苦笑）。そうそう、『午前六時の秘密基地』は歌詞が自分的にすごく気に入っていて、リアルに自分たちのテーマ曲かな。40越えた男達が夢を持って楽しくやってるぜ、ということを描きたかったんだよね。自分は40越えてもいろんな人と知り合ってるし、仲間や友達が増えているし、バンドもまさかのメンバーが集まったし、俺達の青春はまだまだこれからだから。そういった意味ではメッセージ性が一番強いかもしれないね。まさにリアル青春パンク（笑）。</p>
<p>
	<strong>── ちなみに、この歌詞に出てくるような、秘密基地を作っているような子供だったんですか？</strong></p>
<p>
	<span style="color: rgb(178, 34, 34);"><strong>DJ-namijin：</strong></span>この曲実は、1番の歌詞が俺で、2番がえーちゃんが主役なんだ。俺は一人っ子の怪獣好きな少年で、えーちゃんはガキの頃、明け方みんなで秘密基地に集合したり、仲間達でUFO探検隊を組んだり。子供の頃は朝六時に秘密基地に集まって、大人になったらなったで、コンビニでビールを買い込んで部屋に帰ってみんなで夢を語り合っているうちに、ふと気付けば午前六時、みたいな。ガキの頃も、大人になっても、午前六時の秘密基地で楽しんでる俺達、みたいな。やたらと少年時代ばかり美化してた映画「スタンドバイミー」のエンディングに対する、僕なりのアンサーソングですね。</p>
<p>
	<strong>── なるほど。そして、最後は『三月の夜空に』ですけど。 </strong></p>
<p>
	<span style="color: rgb(178, 34, 34);"><strong>DJ-namijin：</strong></span>曲自体は3年程前からあって、NUM42時代に一度やりかけたんだけど、歌詞が全く浮かばなくてずっとお蔵入りしてて。で、震災があって、テレビを見てて珍しく気分がガッツーンと落ち込んで、でも、いつまでも落ち込んでられないよなと思った、そんな心境をそのまま歌詞にしたんだ。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(0, 0, 205);"><strong>TOSHI：</strong></span>この形で歌詞が出来上がって、最後にタイトルが付いたんですよね。</p>
<p>
	<strong>── これもメッセージが強いですよね。だからこそ、今作はたくさんの人に聴いてもらいたいなと思うんですけど。</strong></p>
<p>
	<span style="color: rgb(178, 34, 34);"><strong>DJ-namijin：</strong></span>そうだね。すごく強いメッセージが込められてるし、バンドとしても大事にしていきたい曲です。</p>
<p>
	<strong>── こうしてメンバーが新しくなり、バンドとしては今後どうなっていきたいと思っていますか？</strong></p>
<p>
	<span style="color: rgb(178, 34, 34);"><strong>DJ-namijin：</strong></span>このメンツのNUMBER.42に関して言えば末永くのんびりやっていければいいのかな。みんなそれぞれに活動している人達が集まっているバンドだから。『男達の道』が本当にお客さんから評判が良くて、こういう曲を作れただけでも、このメンバーでやれて良かったと思うし、だからこそ続けていきたいよね。</p>
<p>
	<strong>── TOSHIさんはいかがですか？</strong></p>
<p>
	<span style="color: rgb(0, 0, 205);"><strong>TOSHI：</strong></span>僕はリーダーに付いていきます！（笑）。やれと言われたらどこまでも。一生懸命頑張ります。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(178, 34, 34);"><strong>DJ-namijin：</strong></span>愚狼は、言ってみたら&ldquo;破壊せよ&rdquo;というバンドで、NUMBER.42は&ldquo;ENJOY PUNK ROCK&rdquo;をテーマを掲げていて、そこを両立できる人はなかなかいないですよね。それにTOSHIくんはやさしいし、仲間思いだし、男からもすごく人気があるんです。</p>
<p>
	<strong>── 実際の活動としては、2月以降ライブは決まっているんですか？ </strong></p>
<p>
	<span style="color: rgb(178, 34, 34);"><strong>DJ-namijin：</strong></span>3月まではライブが決まっているんだけど、それ以降は決まってない。でも、NUMBER.42で俺がボーカル執って、えーちゃんがいるJACKSと対バンとか、いろいろ考えてる。このバンドがものすごい勢いで活動していくことは考えにくいんだけど、この4人が出会って化学反応が起きて、こういう作品が出来たことはすごく大きい。だから焦らず、これからもマイペースでやっていきたいね。</p>
]]>
        
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    <title>カラーボトル（2012年2月号）</title>
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    <published>2012-02-03T04:26:53Z</published>
    <updated>2012-02-03T12:16:55Z</updated>

    <summary>　ミニアルバム『情熱のうた』から約1年。カラーボトルが待望のニューアルバム『COLOR BOTTLE』を2月8日にリリースする。
　昨年3月に起きた東北地方太平洋沖地震で、彼らの地元である宮城県も多大な被害を受けた。すぐに物資と楽器を持って被災地へ向かい、様々な状況の人に触れ、この経験により音楽との向き合い方がずいぶん変わったのだそう。その後、制作に取り掛かった今作は、彼らが音楽でやるべき事を確信し、改めて歩み始めた様が伺える。そういった意味でも初のセルフタイトルが付けられたこのアルバムは、この先の活動を見据えた上での転換期となるだろう作品だ。今、こんなにガムシャラで、こんなにも熱い気持ちを持って歌うロックバンドが他にいるだろうか。私は何度も彼らの歌に心を揺さぶられ、立ち上がることが出来た。
「トライアゲイン　何度でも　熱くなれ」
　今何かに悩んでいる人、何かに迷っている人、たくさんの人に聴いてほしいと思う1枚が完成した。今回は、新体制になったカラーボトルの3人に話を訊いた。（interview：やまだともこ）</summary>
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    </author>
    
    <category term="カラーボトル" label="カラーボトル" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#tag" />
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://rooftop.cc/interview/">
        <![CDATA[<h3>
	音楽で命は救えないけれど心は救える</h3>
<p>
	<strong>── 今回アルバム3枚目にして、初めてバンド名をアルバムタイトルにした作品をリリースされますが、それだけ自信のある作品だということは一聴して感じ取れました。</strong></p>
<p>
	<span style="color: rgb(178, 34, 34);"><strong>竹森マサユキ（Vo./G.）：</strong></span>ファーストの『ぐっと・ミュージック』の時にも、アルバムタイトルは&ldquo;カラーボトル&rdquo;が良いんじゃないかっていうアイディアが出たんだけど、まだ早いという意見もあったんです。今回のアルバムは、今の自分たちがこういう音楽を届けたい、こういうメッセージを届けたいという、一番自分たちらしいものが出来たので、このタイミングだろうって。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(0, 0, 205);"><strong>大川&ldquo;Z&rdquo;純司（Dr.）：</strong></span>2011年は自分たちにとってもいろいろとあって、秋にはベース（穐元タイチ）が抜けて、これからどういうことをしていくべきかを改めて考えたんです。今回出来た曲も、自分たちが歌っていくべきことが見えたかなっていう思いもありますし、これが自分たちだというものが詰め込まれているので、今かなって。</p>
<p>
	<strong>── 2011年は震災があり、皆さんの地元である宮城も多大な被害を受けました。それがご自分の考えを変えるきっかけになった面もあるんですか？</strong></p>
<p>
	<span style="color: rgb(0, 0, 205);"><strong>大川：</strong></span>僕の実家は宮城県の山元町にあって、宮城県の中でも被害が比較的大きいところなんです。実家は海の近くだったので全部流されてしまい、家族も親戚も数日間は連絡がつかなくて、何も出来ない時期があったんです。その時に僕たちだけじゃないと思いますけど、&ldquo;ミュージシャンって結局何が出来るのか&rdquo;ということを考えたんです。音楽ってなくなっても命には関わらないし、衣食住には関係ないし、音楽をやってて良いのかなというか、自分たちの活動に対してすごく葛藤したんです。現地に真っ先に行きたいという気持ちもあって、4月の頭には物資も手に入るようになり、道も走れるようになったので初めて被災地を訪問して、被害の大きかった山元町、石巻、気仙沼、福島の新地町、その後岩手の大槌町とか、9月ぐらいまで定期的に毎月行ってました。避難所では演奏してくれということもあったんですが、音楽が好きな人ばかりではないということも理解していたし、おじいちゃんおばあちゃんも多いし、うるさいことをやらないでほしいと思う人もたくさんいると思ったので、そういうところで歌を届けるというのは迷いがあったんです。でも、気仙沼の小学校の避難所で演奏をした時に、1人のおばあちゃんが僕のところに来て、「物資を届けてくれるのも嬉しいけれど、音楽を届けてくれるのはもっと嬉しいんだよ」ってまっすぐな目で僕に言ってくれたんです。それがすごい嬉しくて、このために自分たちはいるのかなって。音楽で命は救えないけれど心は救えるのかなって、その時から思えるようになったんです。今までも真面目にやってきたつもりでいるんですけど、それ以降音楽の向き合い方が変わりました。ライブ1本にしても、そこにいる人たちのことをもっと考えるようになって、すごく大きな1年だったかなと思います。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(178, 34, 34);"><strong>竹森：</strong></span>新地町の避難所では、「カラーボルトさんが、今から歌で元気づけてくれるらしいので、それをやってもらいましょう！」ってバンド名も違うし、ハードルも上がってるし、役場の人のすごい前説の中で出ていったこともありましたよ（笑）。でも、やっぱり気負いはありました。今までのライブは、何もかも忘れて一緒に楽しもうという思いでやっていたけれど、何もかもを忘れて楽しもうなんて言えないし、現実をしっかり受け止めようとも言えない。どうやって音楽で励ますことが出来るんだろうと。でも、余計なことを考えずに、歌に込めた思いをはっきりと伝えようってやったら、無気力だったおばちゃんたちが笑顔になったり、いつもは笑顔を絶やさないムードメーカー的存在の漁師のおじちゃんたちは涙を流していて、たぶん堪えていたんだなって。音楽って普段出せない感情を引き出す力があるんだって。それを出させてあげるというか、そのために音楽をやるべきなんだなって。音楽にそういうパワーがあるんだと気付いて、この気持ちでアルバムを作ろうって、そんな意気込みでした。</p>
<p>
	<strong>── 『アゲハ蝶』は被災地を訪問して出来た曲だそうですが、他にもそういった曲はアルバムに入っているんですか？</strong></p>
<p>
	<span style="color: rgb(178, 34, 34);"><strong>竹森：</strong></span>『ひまわり』も仙台でやっていラジオから生まれた曲です。宮城の三本木町というところは、毎年夏になるとひまわりが何十万本も咲くんです。そこの景色をイメージし、復興に向けて&ldquo;笑顔&rdquo;をテーマに曲を作ろうと、笑顔にまつわる話をリスナーの人たちから募集して作っていきました。そこから、音楽でどこに向かっていけば良いか、どういう未来を目指して行けば良いかを言葉にすることが、今回のアルバムでやりたいことだねって。アルバムの曲は全曲震災後に書いてます。昨年の1月からデモを作っていて、震災があって1回制作がストップしてしまい、被災地から帰った時の気持ちであとは突っ走りました。</p>
<h3>
	レコーディングと大工と</h3>
<p>
	<strong>── 今作は昨年2月にリリースされた『情熱のうた』以上に、愛が溢れたアルバムだと感じました。以前は魂を揺さぶる歌が多いなという感じでしたが、今回はそこに愛や希望が入り&hellip;。</strong></p>
<p>
	<span style="color: rgb(178, 34, 34);"><strong>竹森：</strong></span>愛・希望・勇気の3つをテーマに。すごく大きなテーマなんですけど、それを照れずにまっすぐ届ける力がカラーボトルにはあるんじゃないかって。そこに今回は新しい試みとして、愛と表裏一体で憎しみがあるという歌詞を書いてみようかなって思ったんですよ。『残心』も、愛という言葉を使わないで憎しみで愛を表現してみようと思ったんです。これは、「愛してれば愛しているほど憎しみが強くなるんじゃないのかな」とマネージャーが言っていたのがきっかけなんですけど。</p>
<p>
	<strong>── 深いですね。</strong></p>
<p>
	<span style="color: rgb(178, 34, 34);"><strong>竹森：</strong></span>出会って良かったじゃなくて、あんたと出会って俺はこんなになってしまった。どうしてくれるんだって。そういう愛もあるし、人間が持つ愛の力によって何かを訴えかけたり、変えていくことができるよと、大きな愛を歌ってみようと思ったんです。</p>
<p>
	<strong>── &ldquo;愛&rdquo;で言えば、『もう一度、君に会いたい』は、ドラマ性が高く、切ない男心が歌われた曲でしたが。</strong></p>
<p>
	<span style="color: rgb(178, 34, 34);"><strong>竹森：</strong></span>この曲は男の人にウケがいいんですよ。あの曲良いねって言ってくれるのは、だいたい男性。ミュージックビデオも作っていて、その企画で&ldquo;もう一度会いたい人&rdquo;をお客さんから募集したんですけど、それぞれに人生があるということに気付かされたんです。それを読みつつ、自分の体験と重ねて作っていった曲です。</p>
<p>
	<strong>── 歌詞に自分の経験が入ることが多いですか？</strong></p>
<p>
	<span style="color: rgb(178, 34, 34);"><strong>竹森：</strong></span>はい。</p>
<p>
	<strong>── となると、『18才』はまさに竹森さんですよね？</strong></p>
<p>
	<span style="color: rgb(178, 34, 34);"><strong>竹森：</strong></span>もろに僕です。アルバムが残り何曲となって、どういう曲が欲しいかを考えた時に、今音楽を始めて10年になるんですけど、10年前の自分&hellip;18才の自分に向けた歌があっても良いんじゃないかというアイディアが出て、おもしろそうだなって。今も変わらず辛いよなのか、辛いのは変わらないけれど楽しくやってるよなのか、いろいろ考えて&hellip;。その時に、18才の頃郡山の路上で歌っていたら、ホームレスのおじさんが缶コーヒーを買ってくれたことを思い出したんです。それまでは俺が楽しければいいんだ、俺の声を聴けと思っていたんですけど、自分の歌が誰かを救う事が出来る、休んでいた人が飛び立っていくエネルギーを注入することができると、初めて歌う意味を悟ったんです。これが音楽人生の中でのターニングポイントですね。Zくんは避難所でおばあちゃんに言われて迷いが吹っ切れたという経験をして、僕は18才の時に迷いが吹っ切れた瞬間があって、これはその時の歌です。</p>
<p>
	<strong>── その時に、人を笑顔にしたいとか、そういう音楽をやっていこうと思い始めたんですか？</strong></p>
<p>
	<span style="color: rgb(178, 34, 34);"><strong>竹森：</strong></span>そこまで素直に思っていなかったけれど、自分のために歌うんじゃなくて、誰かのために歌うという、その入り口に立てました。今もまだ探していますけど。僕はくさい言葉、真っ直ぐな言葉を歌って良いボーカルだと思うし、それをやって説得力が出るバンドだと思うからそこは自信を持てるようになりました。</p>
<p>
	<strong>── 全12曲、メッセージが強く、濃厚ですよね。ライブでも何曲か演奏されてますけど、反応は良いですか？</strong></p>
<p>
	<span style="color: rgb(178, 34, 34);"><strong>竹森：</strong></span>新しいカラーボトルはどうなんだっていうところで、これが今の僕たちなんだよと見せられるのは新曲が一番だし、初めてライブでやる時から盛り上がってくれたり、反応は肌で感じてます。間違ってないなという。</p>
<p>
	<strong>── タイチさんが脱退して、何か変わったものってありますか？ 曲の作り方が変わったとか。</strong></p>
<p>
	<span style="color: rgb(178, 34, 34);"><strong>竹森：</strong></span>何かが減ったという変わり方はないんですけど、メンバーが脱退するということはバンドにとって解散か生まれ変わるかの究極の選択だと思うんです。曲作りに対するテンションは、今まではなんとなく形にならなくてボツになった曲もあるんですけど、絶対に形にしてやるという精神的な部分はより強くなりました。</p>
<p>
	<strong>── ということは、今回も何十曲あった中から選ばれた12曲ではなくて、12曲の中の12曲。</strong></p>
<p>
	<span style="color: rgb(178, 34, 34);"><strong>竹森：</strong></span>うん。出し切ったなという感じはします。</p>
<p>
	<strong>── アレンジの方法は以前と変わらず？</strong></p>
<p>
	<span style="color: rgb(178, 34, 34);"><strong>竹森：</strong></span>『情熱のうた』の時からプロデューサーをやってくれてる赤堀さんが、ライブでもサポートでベースを弾いてくれていて、ライブ感を出すということを軸に、ライブを想像してアレンジも作っていくという&hellip;。変わったのかな？ 変わってないのかな？</p>
<p>
	<span style="color: rgb(0, 100, 0);"><strong>渡辺アキラ（G.）：</strong></span>変わってない部分と、増えた部分もあります。ライブを想定した時に、こういう曲欲しいよねという感じで出来た曲とか、それが＋&alpha;で増えました。</p>
<p>
	<strong>── アルバムの演奏も赤堀さんが？</strong></p>
<p>
	<span style="color: rgb(178, 34, 34);"><strong>竹森：</strong></span>そうです。時間がなさすぎて、1日か2日ぐらいで録ってました（笑）。今回はウォーターポンプスタジオというところで録ったんです。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(0, 0, 205);"><strong>大川：</strong></span>『情熱のうた』からお世話になっているエンジニア兼ドラマーの方でスタジオを持っているんです。でも、そのスタジオが、場所を移らなきゃいけないということで新しく作っていて、完成はしていないけれど、そこで録ろうということは決めていて。曲を録る前に大工をするという状態でした。スタジオが出来ないと自分らも録れないから。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(178, 34, 34);"><strong>竹森：</strong></span>ブースの防音材を貼り終わったらレコーディング始めましょうって。僕が歌詞を書いている間みんなは板を貼っていて、「曲出来たよー！」って。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(0, 0, 205);"><strong>大川：</strong></span>こっちは「壁出来たよー！」って。良い経験でした。</p>
<p>
	<strong>── 今の話を聞いてると、雰囲気的にもリラックスしてやれていた感じはしますね。</strong></p>
<p>
	<span style="color: rgb(0, 100, 0);"><strong>渡辺：</strong></span>今一番良いんじゃないかなというぐらい、良い環境でやらせてもらってます。自分たちの肌に合ってるなというスタジオだと思いますし。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(178, 34, 34);"><strong>竹森：</strong></span>今まで歌を録る時って、プロデューサーが中心になってマイクを選んでくれて「はい歌って下さい」っていうところから僕の仕事がスタートしていたんです。でも、今回はそうじゃなくて、マイクも自分でいろいろと試させてもらい、コンプ選びもしながら、歌声も楽器として拘って録れたからめちゃくちゃ楽しかったです。自分の意見がすごくたくさん入っているんです。</p>
<p>
	<strong>── 赤堀さんはプロデューサーであり、一緒にステージにも立っているので空気感も言わずともわかっているところはありますよね。</strong></p>
<p>
	<span style="color: rgb(178, 34, 34);"><strong>竹森：</strong></span>普段から僕がどういう歌をどういう声で、リハでPAさんに何を注文しているか、僕の声の良い聴かせ方も一番身近で感じてくれてるから。それに僕も自分の声の武器を考えたり、レコーディングを意識しながらメロディーを作っていって、吸収したものを還元することが出来ましたね。</p>
<h3>
	何度も挑戦することは無駄じゃない</h3>
<p>
	<strong>── ところで、昨年10月のリキッドルームでのワンマンライブの際に、「今回チケットが売り切れてないので、次もリキッドでやります。何度でもトライします！」というようなことをおっしゃっていて、それがすごく印象的だったんです。今回アルバムにも『トライアゲイン〜何度でも熱くなれ〜』という曲がありますが、どういう思いを込めていますか？</strong></p>
<p>
	<span style="color: rgb(178, 34, 34);"><strong>竹森：</strong></span>この曲は、一度全部出来上がってライブで演奏したんですけどイマイチで、歌詞を新しく書き直したんです。もともとライブで響く歌を目指して作ってはいましたけど、きっかけは予備校の講師をやってる友達から、「予備校生に向けての熱い歌を作ってよ」って言われて、どういう言葉をかけたら気持ちを揺さぶることが出来るんだろうって、実際に生徒に言っている言葉を教えてもらい書き始めました。次のツアータイトルにもしているんですけど、自分たちとしてもトライアゲインしていくんだ！ 新体制になってこのアルバムを持ってトライするんだ！ という気持ちもあって、ここから這い上がっていく力をテーマに。次のツアーはそれを持ってまわるから迷いはありません。熱い人を見ると触発されるんですよね。松岡修造さんのYouTubeを見ていると、やるぞー！ っていう気持ちになりますよ。</p>
<p>
	<strong>── あの人は過剰ですけどね（苦笑）。</strong></p>
<p>
	<span style="color: rgb(178, 34, 34);"><strong>竹森：</strong></span>それぐらいになりたいんです。眠ってる力を引っ張り出すエネルギーが音楽にあると思う。だからこそ振り切ってないといけない。</p>
<p>
	<strong>── 熱さを持った人という意味で、目標にしていた方々っていたんですか？</strong></p>
<p>
	<span style="color: rgb(178, 34, 34);"><strong>竹森：</strong></span>中2の時に聴いたウルフルズと、エレファントカシマシ。僕の中ではヒーローです。迷った時に、あの頃の曲を聴くと呼び起こされるんです。泥臭い部分や人間くさい部分は一緒だなと思っています。あと、最近はスポーツ選手の言葉に影響を受けることが多いですね。澤選手の「あきらめない」っていう言葉はすごく強いし、振り切ってひとつのことをやってる人の魅力ってすごいですよね。もともとの天才よりも努力でのし上がった人、苦しい時代を味わいながらも折れずにやって来た人、今震災でゼロになってしまって、夢を追いかけていいのかって思っている若い子もいるし、そこに向けてあきらめないこと、挑戦していくことを伝えたい。今年はオリンピックもあって、スポーツは力を与える存在になると思う。音楽も負けないように頑張りたいですね。</p>
<p>
	<strong>── バンドとしても努力は惜しまずに。</strong></p>
<p>
	<span style="color: rgb(178, 34, 34);"><strong>竹森：</strong></span>僕らも、セルフタイトルのアルバムを出すからって、落ち着いたわけじゃないんですよ。しばらく良いだろっていうわけじゃなくて、このアルバムの曲をライブで届けていく作業が大事だし、次の曲も書き始めてますから。今回はツアー中もホテルや移動の車で歌詞を書いて、それで形になったのは自分たちにとっても自信になったし、次はどんどん曲を作って届けていきたいです。</p>
<p>
	<strong>── 止まることなく走り続けてますね。</strong></p>
<p>
	<span style="color: rgb(178, 34, 34);"><strong>竹森：</strong></span>止まり方を忘れました。たまに休むと良いもんですけどね。休んだ次の日は自然と笑顔がこぼれていますよね。</p>
<p>
	<strong>── 休みの日は何をしているんですか？</strong></p>
<p>
	<span style="color: rgb(178, 34, 34);"><strong>竹森：</strong></span>友達に会ったり、映画を見に行ったり、何かしら出歩いてますね。体を動かしていると、気持ちも熱くなってくるんです。例えば、歌詞も走ってから書くと、出てくる言葉の質感が違う。『情熱のうた』に入っている『走る人』は走っている時に浮かんだ歌詞なんです。何かに対して負けたくないという歌詞は椅子に座ってても書けますけど、乗り越えてやるというのは体を動かしている時の方が出てくるんです。だからスポーツマンとかアスリートに惹かれるんです。</p>
<p>
	<strong>── スポーツ話をすると私も止まらなくなりそうなので、ここで締めましょう。3月からツアーが始まりますが、どんなツアーにしていきたいとかイメージは出来ていますか？</strong></p>
<p>
	<span style="color: rgb(178, 34, 34);"><strong>竹森：</strong></span>まだ少し先なので完全には考えていないですが、アルバムを中心に&ldquo;何度でも挑戦することは無駄じゃないんだ&rdquo;っていうのを届けるライブにしたいです。そして、このアルバムは本当に自信作だし、絶対に聴いてほしいと胸を張って言えるアルバムなので、聴いて覚えて、カラーボトルは一緒になって汗だくで歌えるライブだから、ライブに遊びに来て下さい。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(0, 100, 0);"><strong>渡辺：</strong></span>全く同じ気持ちです。生で伝えたいものだったり、気持ちを共有したいのでライブに来て欲しいです。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(0, 0, 205);"><strong>大川：</strong></span>聴いてもらいたいです。良いものができたので、今まで届けきれなかった人にも伝えたいですね。</p>
]]>
        
    </content>
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    <title>HERE（2012年2月号）</title>
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    <published>2012-02-02T11:34:52Z</published>
    <updated>2012-02-03T05:58:50Z</updated>

    <summary>　2006年、ライブハウスシーンを大いに賑わせていたバンド&quot;インビシブルマンズデスベッド&quot;（以下：インビシ）が解散した。そこから2年後の2008年、メンバーは変わらずバンド名を&quot;HERE&quot;として、再びステージに上がる。その活動開始から4年、ついにアクセルをフルに踏み込んだ彼らが3ヶ月連続イベントを2月よりスタート。その対バンに選んだ相手がすごい。mudy on the 昨晩、another sunnyday、9mm Parabellum Bullet、アルカラの4組。これまでの経験と歴史を引っ提げて、ついにHEREが本格始動すると言っても過言ではないはずだ。ここから新たなHEREの歴史がスタートする。見逃すわけにはいかないだろう。
　今回はHEREのメンバー全員にお話を伺った。まずは、HEREがどんなバンドかを知ってもらいたい。（interview：やまだともこ）</summary>
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        <![CDATA[<h3>
	セッションをしたことがなかった</h3>
<p>
	<strong>── HEREとしてはRooftop初登場なので、どういう経歴のバンドなのかを改めて教えて下さい。</strong></p>
<p>
	<span style="color: rgb(178, 34, 34);"><strong>尾形回帰（Vo.）：</strong></span>僕と、武田将幸、宮野大介の3人がインビシブルマンズデスベッドというバンドで活動していて、解散してHEREを立ち上げ、何回かメンバーチェンジを繰り返していく中でギターの三橋隼人が加わり今の形になりました。ベースは3回変わっていて今はサポートベースなんですけど、1人目のベースが辞めた時にバンドを大きく変えようと、僕がギター＆ボーカルで武田がギターというスタイルではなく、ツインギターにしたいとギタリストを探していた時に三橋くんの顔がパッと浮かんだんです。三橋くんは、もともとインビシのライブに来てくれていて。</p>
<p>
	<strong>── お客さんだったんですか？</strong></p>
<p>
	<strong><span style="color: rgb(0, 0, 205);">武田将幸（Gt.）：</span></strong>でも、バンドをやっていたのも知っていたんです。</p>
<p>
	<strong><span style="color: rgb(218, 165, 32);">三橋隼人（Gt.）：</span></strong>THE RODSというバンドをやっていて、インビシとは1回対バンしています。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(178, 34, 34);"><strong>尾形：</strong></span>HEREになってからも1回対バンしたよね。対バンは2回しているんですけど、僕は三橋くんのステージはちゃんと見たことがなかったんです。ただ、ギターの音がデカイなというのだけは覚えていて、三橋くんと話をしたら喋っている感じや雰囲気も良かったので、一度セッションしようということになって合わせたんだけど、その時に初めてしっかりギターを聴いて、こいつはやばいぞと。オーディションとは言わないけど、腕前を見てやろうという感じだったのに、三橋がすごすぎて結果的にこっちがオーディションをされてました。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(0, 0, 205);"><strong>武田：</strong></span>必死だったね、あの時。</p>
<p>
	<strong><span style="color: rgb(0, 100, 0);">宮野大介（Dr.）：</span></strong>それにセッションやろうぜって言ったわりには、セッションをやったことがなかったんです（笑）。そもそもインビシはセッションするようなバンドではないじゃないですか。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(178, 34, 34);"><strong>尾形：</strong></span>頑なで、直線的で真剣でしたけど、ミュージシャンとしての自由度はなかったですよね（笑）。</p>
<p>
	<strong>── 遡ってしまうんですが、なぜインビシを辞めることにしたんですか？</strong></p>
<p>
	<span style="color: rgb(178, 34, 34);"><strong>尾形：</strong></span>インビシは一点突破型のバンドで、自分の中で制約をたくさん作っていたんです。曲作りの時も、例えばこういう言葉は使わないとか、こういうコード進行はしないとか、自分の中で制約を設けることによって、尖った感じを思い切り出していたバンドでしたけど、それに飽きてきたというか。バンド自体も、ライブハウスに来てる人であれば知っているバンドになっていて、言ってみればアンダーグラウンド界の帝王。そういうのももう良いかなと。</p>
<p>
	<strong>── バンド名はそのままで、音楽性を変えて行くという選択はなかったんですか？</strong></p>
<p>
	<span style="color: rgb(178, 34, 34);"><strong>尾形：</strong></span>無理だったと思います。大きく変えたいと思った時に、バンド名を捨てるぐらい変えたいなと僕は思ってました。</p>
<p>
	<strong>── また、インビシに比べるとHEREは随分短いバンド名ですが。</strong></p>
<p>
	<span style="color: rgb(178, 34, 34);"><strong>尾形：</strong></span>インビシブルマンズデスベッドって長いから省略されることが多くて、今回は省略されないぐらい短いものを。あと誰でも知ってる言葉が良いなと思って探していて、意外にバンド名でHEREってなくて。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(0, 100, 0);"><strong>宮野：</strong></span>&ldquo;WE ARE HERE&rdquo;だったら、改めて&ldquo;俺たちここにいるよ&rdquo;と、そろそろ存在を言い始めても良いんじゃないかというのもあったし。</p>
<h3>
	人間性がはみ出すステージ</h3>
<p>
	<a href="http://rooftop.cc/interview/2012/02/02/HERE_LivePic_100x150mm_350d.jpg" rel="lightbox" title=""><img alt="HERE_LivePic_100x150mm_350d.jpg" class="mt-image-right" height="375" src="http://rooftop.cc/interview/assets_c/2012/02/HERE_LivePic_100x150mm_350d-thumb-250x375-5415.jpg" style="float: right; margin: 0pt 0pt 20px 20px;" title="" width="250" /></a><strong>── そしてHEREとして生まれ変わりましたが、インビシが解散してHEREの始動までの2年間は、どんな活動をされていたんですか？</strong></p>
<p>
	<span style="color: rgb(178, 34, 34);"><strong>尾形：</strong></span>ひたすら曲作りをしながら、自分たちがやったことがないことを取り入ようと、ロックのイメージからも一度離れて僕はダンス教室に通ったりしました（笑）。妹がヒップホップの先生をやっていて2年ぐらい通っていたんですけど、結論的には「お兄ちゃんは振りとか決めないで、自分が好きなように動くほうが合ってるよ」って。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(0, 0, 205);"><strong>武田：</strong></span>枠にはまらないところがね（笑）。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(0, 100, 0);"><strong>宮野：</strong></span>あと、駅伝にも出たよね。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(0, 0, 205);"><strong>武田：</strong></span>チームHEREとして4人でたすきを繋ぎました。</p>
<p>
	<strong>── 団結力はどのバンドよりも高いですね（笑）。</strong></p>
<p>
	<span style="color: rgb(178, 34, 34);"><strong>尾形：</strong></span>この過程で不定期に開催しているロックオペラ&ldquo;PHOENIX&rdquo;の、音楽と演劇を取り入れたステージのアイディアも生まれたんです。</p>
<p>
	<strong>── ロックオペラをとひと言で言っても、バンドではキャリアを積んでいますが最初は試行錯誤したんじゃないですか？</strong></p>
<p>
	<span style="color: rgb(178, 34, 34);"><strong>尾形：</strong></span>手探りですね。</p>
<p>
	<strong>── その&ldquo;PHOENIX&rdquo;は今年の7月に笹塚ファクトリーで、第8回公演を開催するそうですが。</strong></p>
<p>
	<span style="color: rgb(178, 34, 34);"><strong>尾形：</strong></span>昨年も予定はしていたんですけど、震災があったので復興を支援するプロジェクト&ldquo;POWER TO JAPAN&rdquo;を立ち上げて、そっちに集中しようということになったんです。</p>
<p>
	<strong>── &ldquo;<a href="http://power-to-japan.com/">POWER TO JAPAN</a>&rdquo;でリリースされたCDは、18組のアーティストが参加し、ソロパートを歌い継ぐというものでしたが、皆さんがバンドを長く続けて来たからこその横の繋がりを知ることが出来ました。</strong></p>
<p>
	<span style="color: rgb(178, 34, 34);"><strong>尾形：</strong></span>HEREは知名度がないけど知り合いはたくさんいたし、それを生かして何かやりたいと思い、知り合いのミュージシャンに片っ端から声をかけたんです。地震が起こった時に、音楽で何かしたいけれどどうしたら良いかわからないという人もけっこういて、HEREが立ち上がってくれて、すごい嬉しかったと言ってくれる人もいました。</p>
<p>
	<strong>── バンドで積み重ねてきたものが近年は顕著に表れ始めてる感じはありますね。</strong></p>
<p>
	<span style="color: rgb(178, 34, 34);"><strong>尾形：</strong></span>&ldquo;POWER TO JAPAN&rdquo;を仕切ったことも結果的に自信に繋がり、今回の3ヶ月連続企画に繋がっていると思います。</p>
<p>
	<strong>── インビシを知ってる人が多いですけど、HEREのバンド名はここから広めていくという段階で、みなさんの中でもようやくアクセルを強く踏み込んだ感じですね。</strong></p>
<p>
	<span style="color: rgb(178, 34, 34);"><strong>尾形：</strong></span>徐々にですけど、自信が出てきたというシンプルな理由はあります。ボーカリストは自信過剰なぐらいじゃないとバンドはダメだと思っていて、最近はようやく過剰に&hellip;なってきました（笑）。いろいろ経験してきているので、アクセルを踏み込むのが怖かったりしたんです。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(0, 0, 205);"><strong>武田：</strong></span>空気読んじゃったりして。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(0, 100, 0);"><strong>宮野：</strong></span>インビシを始めた時が19才ぐらいで、あの時はアクセルベタ踏みでしたから。フジロックにも出て、アメリカツアーも回って。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(178, 34, 34);"><strong>尾形：</strong></span>最近はその勘も取り戻して来ました。僕の一番良いところって何なのかと思った時に、ハイテンションだなと。これを前面に押し出す必要があるなというか、それしかないなと思って（笑）。ハイテンションはバンドのテーマでもあります。</p>
<p>
	<strong>── 先日ライブを拝見しましたが、インビシに比べると年齢を重ねたからかちょっと落ち着いた気がしました。インビシはライブ中に突然どこかから持ってきたビールケースを積み上げていて、あれが衝撃的で&hellip;。</strong></p>
<p>
	<span style="color: rgb(178, 34, 34);"><strong>尾形：</strong></span>落ち着いてはいないと思いますよ。今はライブで肉体を積み上げてます。</p>
<p>
	<strong>── 組み体操をやるんですよね。</strong></p>
<p>
	<span style="color: rgb(178, 34, 34);"><strong>尾形：</strong></span>組み体操って言うと、一気にロックじゃなくなるんですけど。まあ&hellip;うん&hellip;。誤解されてもしょうがないかな（苦笑）。肉体と肉体のぶつかり合いです。</p>
<p>
	<strong><span style="color: rgb(218, 165, 32);">三橋：</span></strong>トランスフォームですよね。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(178, 34, 34);"><strong>尾形：</strong></span>ロックトランスフォームド状態です。テンションが上がると、人間性とか根本的なところが嫌でもはみ出しちゃうわけですよ。エレカシの宮本さん、エンケン（遠藤賢司）さん、岡本太郎さんなど、テンションが高い人というのはどうしようもないぐらい自分が出ているじゃないですか。その感じが大好きで影響を受けているし、それが強みだと思っています。</p>
<p>
	<strong>── そのテンションは、いつスイッチが入るんですか？</strong></p>
<p>
	<span style="color: rgb(178, 34, 34);"><strong>尾形：</strong></span>ライブハウスでみんなの歓声が聞こえてきて、スポットライトが当たった瞬間です。</p>
<p>
	<strong>── みなさんはどうですか？</strong></p>
<p>
	<span style="color: rgb(0, 0, 205);"><strong>武田：</strong></span>化粧したらとか。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(178, 34, 34);"><strong>尾形：</strong></span>ライブで爆発するために、けっこう楽屋では蓄えてますよ。栄養を摂るために&hellip;団子？</p>
<p>
	<span style="color: rgb(0, 0, 205);"><strong>武田：</strong></span>大福。僕はだいたい楽屋で大福食ってます。あんこを食べないとダメなんです。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(178, 34, 34);"><strong>尾形：</strong></span>大福食べたり、バナナ食べたり。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(0, 100, 0);"><strong>宮野：</strong></span>いろいろ試してますね。</p>
<p>
	<strong>── 三橋さんは？</strong></p>
<p>
	<strong><span style="color: rgb(218, 165, 32);">三橋：</span></strong>自分は自然な流れで持っていきますね。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(0, 0, 205);"><strong>武田：</strong></span>ひたすらギター弾いてます。</p>
<p>
	<strong><span style="color: rgb(218, 165, 32);">三橋：</span></strong>それと、鏡の前で今日も大丈夫かなってポーズ取ったり、自分の中のロックスター像とチャネリングします。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(178, 34, 34);"><strong>尾形：</strong></span>隼人は瞬発力があるんですよ。ステージに立った時の瞬発力が一番良い。</p>
<p>
	<strong>── 宮野さんは？</strong></p>
<p>
	<span style="color: rgb(0, 100, 0);"><strong>宮野：</strong></span>普通に集中して。無口になったりとか。ずっとリポビタンD飲んでたんですけど止めました。力むとダメなんですよね。ドラムって硬くなって良いことがなくて、10年かかってそれにやっと気付きました。最近ようやくリラックスして出来るようになりました。</p>
<h3>
	ようやくスタートラインに</h3>
<p>
	<strong>── そしで、今年2月からは3ヶ月連続のHERE企画が始まるわけですが、第1回目となる2月17日は、下北沢SHELTERでmudy on the 昨晩とanother sunnydayを迎えた3マンでのイベントがあります。</strong></p>
<p>
	<span style="color: rgb(178, 34, 34);"><strong>尾形：</strong></span>アナサニはベースの美登くんが、三橋が所属しているTHE RODSのメンバーで。</p>
<p>
	<strong><span style="color: rgb(218, 165, 32);">三橋：</span></strong>美登になんとなく対バンしたいという話はしていて、こういう感じならいいよって返事もらって。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(178, 34, 34);"><strong>尾形：</strong></span>それを聞き逃さず。mudyは、昨年何カ所かツアーに回らせてもらったんですけど、大学の時に、軽音部の部室にインビシのポスターを貼って練習してくれてたみたいで、Twitterとかでも「HEREと対バンしたいと思っていたんだよね」って。聞き逃さなかったです。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(0, 0, 205);"><strong>武田：</strong></span>そういうのは聞き逃さないんです。</p>
<p>
	<strong>── 3月には新宿LOFTで9mm Parabellum Bulletとの2マンですが、対バンは今回が初めてですか？</strong></p>
<p>
	<span style="color: rgb(178, 34, 34);"><strong>尾形：</strong></span>初めてです。すごい昔にインビシ、バックホーン、怒髪天が出演するイベントが横浜であって、そのライブに滝くんが見に来ていたみたいなんです。それで、僕がドリンクカウンターに乗って客席におしぼりを投げていたらしくて、それを見て度肝を抜かれてみたいで。あと、ウワサですけど、9mmのメンバー全員がHEREと対バンしたいと言っていると。これホントなの？</p>
<p>
	<span style="color: rgb(0, 0, 205);"><strong>武田：</strong></span>ホントらしいです。僕らの元マネージャーが現9mmのマネージャーなんですけど、その人から聞きました。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(178, 34, 34);"><strong>尾形：</strong></span>それを聞いてびっくりしたんです。もちろん聞き逃さずに、「いつでもどんな日でも行きますよ、対バンしましょう」って言ったら、「HEREのイベントに呼んでほしい」って。そこで普通のロックバンドならビビってしまいますけど。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(0, 0, 205);"><strong>武田：</strong></span>パワーバランスが違いますからね（苦笑）。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(178, 34, 34);"><strong>尾形：</strong></span>オファーしたら快くOK頂いて。</p>
<p>
	<strong>── LOFTはピエール中野（凛として時雨）さんがゲストDJで。</strong></p>
<p>
	<span style="color: rgb(0, 0, 205);"><strong>武田：</strong></span>あとHEREのサポートメンバーでパーカッションに垣内雄太くん（THE RODS、Anyango）と、鍵盤にハジメタル（ex.ミドリ）。すごいメンツを集めてしまいました。</p>
<p>
	<strong>── 4月は草月会館でアルカラとの2マン。</strong></p>
<p>
	<span style="color: rgb(178, 34, 34);"><strong>尾形：</strong></span>アルカラは、昨年一番対バンしたバンドです。ツアーに連れて行ってもらったんですけど、HEREとして地方にしっかりまわるのは初めてで、いろいろな経験を改めてさせてもらったので、恩返しの意味を込めて僕らにしかできない草月ホールという場所で。</p>
<p>
	<strong>── ここはインビシが解散ライブをやった会場ですよね。</strong></p>
<p>
	<span style="color: rgb(178, 34, 34);"><strong>尾形：</strong></span>インビシを越えたという意味も込めてHEREでやりたいと思っていて。だから4月の公演は特に思い入れが強いです。</p>
<p>
	<strong>── 対バンのお客さんにもHEREを知ってもらえますからね。ライブを観たら忘れられないですから。</strong></p>
<p>
	<span style="color: rgb(178, 34, 34);"><strong>尾形：</strong></span>衝撃を与えたいですね。</p>
<p>
	<strong>── でも、なんで3ヶ月連続なんですか？</strong></p>
<p>
	<span style="color: rgb(178, 34, 34);"><strong>尾形：</strong></span>各バンドが対バンしたいと言ってくれてると聞いて、タイミングを逃さないように。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(0, 0, 205);"><strong>武田：</strong></span>対バンの皆さんの気が変わる前に。勢いは大事ですよ。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(178, 34, 34);"><strong>尾形：</strong></span>今は完全に踏み込んでますから。</p>
<p>
	<strong>── 勢いも含めて戻ってきた感じはしますね。</strong></p>
<p>
	<span style="color: rgb(178, 34, 34);"><strong>尾形：</strong></span>インビシの時もやっていたんですよ、新宿LOFTで3ヶ月連続企画を。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(0, 100, 0);"><strong>宮野：</strong></span>電撃ネットワークvsインビシ。WRENCH、BORISvsインビシ、ミラクルヤングvs鳥肌実vsインビシ。</p>
<p>
	<strong>── 強烈過ぎますね（苦笑）。</strong></p>
<p>
	<span style="color: rgb(178, 34, 34);"><strong>尾形：</strong></span>そのテンションは変わってないんです。</p>
<p>
	<strong>── となると、バンドとしてもここからですね。</strong></p>
<p>
	<span style="color: rgb(178, 34, 34);"><strong>尾形：</strong></span>そのつもりです。草月ホールでスタートラインに立って。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(0, 0, 205);"><strong>武田：</strong></span>三橋くんはインビシの解散ライブを観た場所でもありますから。</p>
<p>
	<strong><span style="color: rgb(218, 165, 32);">三橋：</span></strong>感慨深いですね。</p>
<p>
	<strong>── まさかその時は、いつか同じステージに立つなんて思ってもいなかったですよね。</strong></p>
<p>
	<span style="color: rgb(0, 0, 205);"><strong>武田：</strong></span>巡りあわせだね。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(0, 100, 0);"><strong>宮野：</strong></span>それぞれ思い入れのある場所ですね、</p>
<p>
	<span style="color: rgb(178, 34, 34);"><strong>尾形：</strong></span>そこで昨年最も影響を受けたアルカラと一緒にやれるのは楽しみです。草月ホールは普段ロックのライブは絶対にやらない場所なんです。</p>
<p>
	<strong>── どうしてやれることになったんですか？</strong></p>
<p>
	<span style="color: rgb(178, 34, 34);"><strong>尾形：</strong></span>特別に貸してやるぞと言って頂いたんです。インビシは独自の活動をしていたので、独自な場所でライブをやったら面白いんじゃないかとイベンターさんが提案してくれて。リハーサルを会場のおじちゃんおばちゃんが何人か心配そうに見てましたけど（笑）。</p>
<p>
	<strong>── また、精力的に動いているひとつの証として、ライブDVD『MANをZIしてROCKSTAR LIVE』も近日リリースされるんですよね？</strong></p>
<p>
	<span style="color: rgb(0, 100, 0);"><strong>宮野：</strong></span>バンドとして筋肉が付いたというところで、満を持して昨年の11月にO-CRESTでやったワンマンの映像です。熱気が伝わってくると思います。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(0, 0, 205);"><strong>武田：</strong></span>ライブハウスでやるバンドのワンマンはHEREでは初めてで。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(178, 34, 34);"><strong>尾形：</strong></span>ハジメタルとかカッキーも入った7人編成のHEREです。</p>
<p>
	<strong>── ハジメタルさんがライブで椅子をぶん投げたそうですが、それはこの映像に入ってますか？</strong></p>
<p>
	<span style="color: rgb(0, 0, 205);"><strong>武田：</strong></span>入ってます。ハジメタルはすごいんですよ。僕がギターソロ弾いてるのに、その前に立ってましたからね。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(178, 34, 34);"><strong>尾形：</strong></span>僕がAメロを歌っている時に、僕の前に立っていたこともありましたね。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(0, 0, 205);"><strong>武田：</strong></span>鍵盤そっちでしょーって。</p>
<p>
	<strong><span style="color: rgb(218, 165, 32);">三橋：</span></strong>確信犯ですよね（笑）。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(178, 34, 34);"><strong>尾形：</strong></span>DVDは出来るだけ大きい画面で、爆音で観て頂きたいです。2月のライブまで待てないという人は、これで予習してください。<br />
	&nbsp;</p>
]]>
        
    </content>
</entry>

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    <title>団地団（2012年2月号）</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://rooftop.cc/interview/003942.php" />
    <id>tag:rooftop.cc,2012:/interview//2.3942</id>

    <published>2012-02-01T10:33:48Z</published>
    <updated>2012-02-03T05:32:48Z</updated>

    <summary>　2010年12月、ロフトプラスワンのトークイベントで結成された団地ユニット「団地団」。メンバーは、大山 顕（フォトグラファー、ライター）、佐藤 大（脚本家、作詞家）、速水健朗（フリーランス編集者、ライター）の3名。その団地団が、プラスワンで過去4回に渡って行なったトークライブ&quot;団地団夜&quot;の内容を加筆・修正して単行本化!! （編集はロフトブックスの椎名と前川が担当）
　最初にこの本を手に取った時、「団地ってそんなに面白いの？」と思ったのは嘘ではない。普段目にしているものではあるけれど、これと言って興味を持ったこともない。しかし、仕事として団地団にお会いするからにはこの本を読まなければ、と思って読んだところ、これが実に面白いのだ。今まで自分の中には全くなかった価値観が追加されたことは確かである。「団地って（笑）」と思わずに、是非一度読んで欲しい。
　今回は、団地団を代表して大山 顕さんにお話を伺った。団地についてここまで熱く語る人に初めて出会った。（interview：やまだともこ）</summary>
    <author>
        <name>rooftop</name>
        
    </author>
    
    <category term="佐藤大" label="佐藤大" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#tag" />
    <category term="団地団" label="団地団" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#tag" />
    <category term="大山顕" label="大山顕" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#tag" />
    <category term="速水健朗" label="速水健朗" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#tag" />
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://rooftop.cc/interview/">
        <![CDATA[<h3>
	団地の神が降りてきた</h3>
<p>
	<strong>── プラスワンで始まったイベントがこうやって書籍化されるとは、感慨深いですね。</strong></p>
<p>
	<span style="color: rgb(0, 0, 205);"><strong>大山：</strong></span>もともと僕は、林（雄司）さんがやっている「やぎの目」というイベントを見にプラスワンに行っていたんです。当時、個人サイトを作っていて、自分で撮ってきた団地の写真を掲載していたんですけど、その時に林さんから「デイリーポータルZのライターにならないか」と声をかけてもらい、その後プラスワンの店長だったシンスケ横山さんに「団地のイベントとかやらせてあげたらどうだ」と言ってくれたんです。あの頃はネット人口も少なかったけど、そこで有名になって、プラスワンでイベントをやることがゴールという時代だったんです。アメリカンドリームですよね。とは言っても、横山さんには「団地のイベントって本当にお客さん来るの？」って、超うさんくさそうに言われて&hellip;（笑）。「林くんがそこまで言うならやらせてやってもいいけど」って渋々OKしてくれたんです。僕が作っていたサイトは、それなりに知られていましたけれど、イベントとしてお客さんが来てくれるか心配で、当日券のみの販売にしたんですが、当日は、入場制限がかかるぐらいたくさんの人が来てくれて。休憩時間だったかな。横山さんが楽屋に来て「次いつにします？」ってコロッと（笑）。</p>
<p>
	<strong>── すぐに態度が変わったわけですね（笑）。</strong></p>
<p>
	<span style="color: rgb(0, 0, 205);"><strong>大山：</strong></span>でも、本当に楽しくてやらせてもらって良かったし、その後に『工場萌え』（2007年3月発行）を出した時もプラスワンでイベントをやらせてもらって。自力でネットを始めたのと、イベントをやらせてもらったのが僕の中で大きなきっかけですね。だから、感慨深いですよ。</p>
<p>
	<strong>── 団地への偏愛はいつ頃からあったんですか？</strong></p>
<p>
	<span style="color: rgb(0, 0, 205);"><strong>大山：</strong></span>学生時代に研究室でふと「団地を撮ったら面白いんじゃないか」って。特にきっかけはなくて、団地の神が降りてきたっていつも言ってるんですけど、本当にある日何の嘘でもなくて、団地面白いかもなって。</p>
<p>
	<strong>── それまでは団地に興味があったわけでもなく？</strong></p>
<p>
	<span style="color: rgb(0, 0, 205);"><strong>大山：</strong></span>ないです。それまで工場の写真をずっと撮っていて、大学の卒業制作も工場のリノベーション提案だったんですけど、のちに『工場萌え』を一緒に作ることになる石井哲さんが工場界では存在感を放っていたので、工場は僕がやらなくてもいいやって。</p>
<p>
	── 団地の神が降りてきて、最初に見に行った団地はどちらだったんですか？</p>
<p>
	<span style="color: rgb(0, 0, 205);"><strong>大山：</strong></span>学校の研究室で思ったから、学校のそばにある稲毛の団地を見に行きました。通学路だったのでよく見ていたけれど、改めてじっと見たことはなくて、じっと見たらやっぱりこれは面白いはずだ、と。</p>
<p>
	<strong>── どこにぐっと来たんですか？</strong></p>
<p>
	<span style="color: rgb(0, 0, 205);"><strong>大山：</strong></span>だって、団地っておかしいじゃないですか。</p>
<p>
	<strong>── 思いを持って団地を見たことがないので、ちょっとわかりません&hellip;。</strong></p>
<p>
	<span style="color: rgb(0, 0, 205);"><strong>大山：</strong></span>よく見るとすっとこどっこいなんです。マンションと違うから、お金をあまりかけられない中で一生懸命作られている。団地って、高度経済成長期に大都市に人口が集中し、コストも時間もない中で家をいっぱい作らなければならなかったのが始まりなんです。いろいろと制約がある中で、当時のデザイナーさんが手を加えたわけですが、高島平団地も、なんでここを丸くしたんだろうとか、ここに赤い色を入れたんだろうとか。今見るとこういうのもかわいいよねって思うけれど、よく考えると「なんでこれ？」みたいなものが多いんです。例えるならマンションはエビちゃんのようなモデルさん。団地はしゃれてみようと小学生ぐらいの女の子が化粧に興味を持って、お母さんの口紅をコッソリ塗ったような愛嬌のある感じ（笑）。あと、僕は10階建て以上の団地を撮って来たんですが、団地って大きいのに誰も見ていないということ自体も面白いなと思ったんです。そこら中にあって、必ず目に入っているのに、誰もじっと見たことがない。でも実は団地ひとつひとつ全然違うんですよ。</p>
<p>
	<strong>── 今回巻頭のカラーページには、狭山台団地、大蔵住宅、多摩川住宅、高島平団地、都営西台アパートの写真がレポートとともに掲載されてますが、掲載しきれなかった中でもぐっとくる団地ってあるんですか？</strong></p>
<p>
	<span style="color: rgb(0, 0, 205);"><strong>大山：</strong></span>ぐっと来るにも種類があるんですけど（笑）。今の質問で言うと、よくインタビューで「どの団地が一番好きですか？ ベスト3を選んでください」って言われることが多いんですけど、「僕団地好きじゃないんですけど」っていつも言うんです。「好きじゃないのにどうしてこんなに熱心に写真を撮っているんですか？」って聞かれますけど、月曜から金曜まで毎朝満員電車に揺られて終電ぐらいまで仕事して、「よっぽど仕事が好きなんですね」って言われたら、仕事が好きな人もいるだろうけど「べつにそういうわけじゃないんだけどな」って思うじゃないですか。人が熱心にやることは好きなこととは限らないんです。&hellip;それで質問に戻ると、ぐっと来るという意味で言うと、やっぱり高島平ですね。いろいろとおかしいので。</p>
<p>
	<strong>── 本の中でも、無人島にもし持っていくなら高島平か西台だとおっしゃってましたね。</strong></p>
<p>
	<span style="color: rgb(0, 0, 205);"><strong>大山：</strong></span>西台も強烈ですよ。1階が都営三田線の操車場ですから。こういうのはマンションではありえないんですが、都営の団地ってこういうケースが多くて、東横線で渋谷から代官山に向かってカーブしていく時の左側にでっかい団地が見えるんですけど、あそこは1階がバスの操車場なんです。品川にもあります。あと、1階が保育園とか、図書館とか、都だからいろんな施設を住宅と一緒にしちゃうことがたくさんあるんです。</p>
<p>
	<strong>── 場所の有効活用ということですか？</strong></p>
<p>
	<span style="color: rgb(0, 0, 205);"><strong>大山：</strong></span>そういうことです。マンションとは発想が違う。操車場と住宅というインフラ。一緒にしちゃえばいいじゃんって。さっきの話の流れで言うと、白髭アパートもぐっと来ます。ここは墨田川の東岸にあって、全部で12棟あるんですけどその長さが1km以上あるんです。建物は通路で繋がっていて、これは何かと言うと隅田川の東側は木造の住宅が密集している場所で、地震や災害時には火の海になることが想定されている。区画整理の話は昔からあがっているんだけど、地元住民が反対していて、だから長さ1kmの団地を作り、ここが火の海になったら団地が1枚の防火壁になって火を食い止められるようになっているんです。あらゆる開口部とベランダにシャッターが降りて、なおかつ団地の各所に放水所があって消火も行なう。操車場の発展形ですね。都内に7箇所ぐらい作られる予定だったんですけど、実験的にあるのはこの1箇所だけですね。</p>
<p>
	<strong>── その写真も見たかったです。巻頭のカラーページでは、どうしてこの5箇所を選んだんですか？</strong></p>
<p>
	<span style="color: rgb(0, 0, 205);"><strong>大山：</strong></span>団地団のトークイベントで話にあがった団地ということと、狭山台は佐藤さんが育った場所でもあるんです。ここは団地と聞いてみんなが想像する4階建てで郊外にある、緑に溢れた団地らしい団地。その対比として、都営三田線の操車場が団地の1階部分にある西台に連れて行ったらどう思うかなって。佐藤さんはしきりに「これは僕が知ってる団地じゃない！」って言ってました。団地ってひと言で言っても千差万別であるということが、彼の反応から再確認できて僕は面白かったです。</p>
<h3>
	団地はコピペ</h3>
<p>
	<strong>── 私は団地について全く知識がなく、団地の写真について大山さんが書かれた脚注の中で「棟と棟の隙間にぐっとくる」という、そのぐっとくる感じが全然理解出来なかったんです。でも、ページを読み進めるごとに、ぐっとくる感じを少しだけ理解できたような気がしました。また、この本では映画『ピカ☆ンチ』等のメジャーな作品にも触れられていて、知る人ぞ知るというマニア感をあまり出してないところが良いですよね。ただ、『ピカ☆ンチ』は八潮団地が舞台の映画だということは知っていましたが、ここまで団地をフィーチャーして観ていた人がいたのかという驚きもあり&hellip;。</strong></p>
<p>
	<span style="color: rgb(0, 0, 205);"><strong>大山：</strong></span>それに関して言うと、団地が切り口なだけで、なんでも良かったんです。でも、見慣れているものを見るって面白いんですよ。たとえば今ここにある、喫茶店の砂糖壺とか灰皿とか、僕らの身の回りには面白いものがたくさんあるんです。ボーナス出たらどこに旅行行こうかとか言う人が多いんですけど、あなたが住んでる町が一番面白いんだということ。団地に興味ある人なんてほとんどいないとは思いますが、「団地かぁ」って思わずに、読む人にとってひっかかる部分はこの本の中でいくつかあると思います。</p>
<p>
	<strong>── 身近なものほど注意深く見たら楽しいぞという一貫したテーマがありますから。でも、団地団自体、個性の違う3人がよく集まりましたよね。</strong></p>
<p>
	<span style="color: rgb(0, 0, 205);"><strong>大山：</strong></span>プラスワンで何度かイベントをやらせて頂いたんですけど、ステージに立つと客席が笑わないと怖いんです。笑わす必要は本当はないんですけど、無反応が怖くて笑いをとるようなことを言いたくなってしまう。僕は芸人になりたいわけじゃないんです。だからちょっと違うんじゃないかと思って、出演を考えさせて欲しいというのも何年かあったんですよ。でも、プラスワンが15周年の時に、当時の店長だった天野（宇空）さんが「佐藤大さんと一緒にイベントをやったら面白いんじゃないか」って言ってくれて。舞台でまた喋るのはどうかなと思ったんだけど、大さんは憧れの人だったし、大さんと何かやれるんだったら是非って。そこで気付いたのが、佐藤さんと僕が面白いと思って喋っていれば、客席も楽しんでくれるという構造が成り立つ組み合わせだったんです。だから、今はステージに立つのもすごく気が楽です。</p>
<p>
	<strong>── そのお2人の共通項として、速水健朗さんの名前が挙がったんですよね。</strong></p>
<p>
	<span style="color: rgb(0, 0, 205);"><strong>大山：</strong></span>3人とも全然違う仕事をしているんですけど、この組み合わせが良かったんだと思います。</p>
<p>
	<strong>── この本の中で、みなさんが「団地はコピー＆ペーストだ」とおっしゃってましたが、あれは深いですね。</strong></p>
<p>
	<span style="color: rgb(0, 0, 205);"><strong>大山：</strong></span>最初に佐藤さんと「団地はコピペだ」というところで意気投合したんです。高度経済成長期に団地が大量生産され、間取りが規格化されていたので、工場で規格に沿って作っておいて、それを現場で組み立てれば完成するというのは団地を建てていく中で発明されたことで、要するにコピペじゃないですか。佐藤さんは「アニメやウルトラマンで団地がよく出てくるのは、コピペが出来るから。描くのが楽だからだよ」って。</p>
<p>
	<strong>── 佐藤さんが好きなテクノもコピペですから、言ってしまえば団地はテクノですよね。しかも速水さんが書かれた『ラーメンと愛国』でも大量生産について書かれていて。</strong></p>
<p>
	<span style="color: rgb(0, 0, 205);"><strong>大山：</strong></span>そうなんです。コピペで結びついた3人なんです。</p>
<p>
	<strong>── ということは、読み手も団地に興味なくても何かしらで結びつくところがあるかもしれませんね。</strong></p>
<p>
	<span style="color: rgb(0, 0, 205);"><strong>大山：</strong></span>まず、団地に興味がある人のほうが少ないと思いますけどね（苦笑）。</p>
<p>
	<strong>── 『団地団』という名前はどなたが？</strong></p>
<p>
	<span style="color: rgb(0, 0, 205);"><strong>大山：</strong></span>3人ぐらいでやろうという話をしていた時に、天野さんが「団地団が良いんじゃないか」って。</p>
<p>
	<strong>── &ldquo;団&rdquo;のわりには、人数が少ない気もしますけど。</strong></p>
<p>
	<span style="color: rgb(0, 0, 205);"><strong>大山：</strong></span>最初はどんどんメンバーを加えて行こうって言っていたんです。今も、入りたい人がいたら随時募集中です（笑）。</p>
<h3>
	団地ハラスメントをしたくてしょうがない</h3>
<p>
	<strong>── 1月に阿佐ヶ谷LOFT Aで&ldquo;団地団〜ベランダから見渡す映画論〜発売記念！　団地団夜V　だんちのよあけ&rdquo;が開催されましたが、今後もイベントは定期的に行なわれるんですか？</strong></p>
<p>
	<span style="color: rgb(0, 0, 205);"><strong>大山：</strong></span>やりたいですね。昨日ひさしぶりに3人でポッドキャストをやりましたけど、3人集まると本当に面白いのでイベントは続けていきたいです。</p>
<p>
	<strong>── 語られるテーマはまだまだあるんですか？</strong></p>
<p>
	<span style="color: rgb(0, 0, 205);"><strong>大山：</strong></span>ありますよ。</p>
<p>
	<strong>── まだ出してない写真もたくさんあるんですか？</strong></p>
<p>
	<span style="color: rgb(0, 0, 205);"><strong>大山：</strong></span>ありますよ。最近Twitterで、「PVに出てくる団地を紹介してください」と言われてます。</p>
<p>
	<strong>── 団地が出ているPVや映画等は、だいたい網羅されているんですか？</strong></p>
<p>
	<span style="color: rgb(0, 0, 205);"><strong>大山：</strong></span>そんなことはないです（苦笑）。僕が知らないものもいっぱいあります。イベントの時に教えてもらうことが多いですし。今後、『団地妻』（言わずと知れた団地を舞台にした日活ロマンポルノ）シリーズを語るイベントもやりたいです。Twitterとかで団地の話をすると、すぐに&ldquo;団地妻&rdquo;を連想するオッサン達がいて、そこに嫌気がさしていたので、これまで団地妻の話は敢えて避けていたんですけど、イベントの時に『団地妻 昼下りの情事』（1971年11月公開）を見たらすごく面白かったんです。それで、最近の『団地妻』はどうなのかと、最近のAVの団地妻モノを見たんですけど、まず団地じゃないんですよ。間取りも外観も違う。これはマンションでしょって。団地妻の形骸化が甚だしくて嘆かわしいです。あと、女の子の濡れ場はいいからもっと間取りを映せとか、外観見せろとか、そんなことばかり思ってました（笑）。そんな文句言うのも僕だけだと思いますけど、『団地妻』の第1作は見る価値があると思いますよ。すっとこどっこい映像作品として楽しめます。</p>
<p>
	<strong>── 本の中で書かれてましたが、『団地妻』の中に出てくる「団地の人に言いふらすよ」は名ゼリフですね。</strong></p>
<p>
	<span style="color: rgb(0, 0, 205);"><strong>大山：</strong></span>脅しとして「団地中の人に言いふらしてやる」というのが、当時は有効な時代だったんですよね。団地＝世間そのものだった。</p>
<p>
	<strong>── 今だったら何の効力も持たない言葉ですけどね。</strong></p>
<p>
	<span style="color: rgb(0, 0, 205);"><strong>大山：</strong></span>今だったら「スレ立ててやる」ぐらいのノリなんでしょうね。</p>
<p>
	<strong>── 団地と共に時代がわかるということですね。本を読んで知ったんですが、60年代初頭は団地に憧れる人が多かったそうですが。</strong></p>
<p>
	<span style="color: rgb(0, 0, 205);"><strong>大山：</strong></span>団塊の世代と言われる人たちが団地に入居した頃が、団地が花形と言われていたんですが、今となってはかつての輝きを完全に失っています。極端に悪い言い方をすると、団地は少なくとも金持ちが住むところではないとみんなが思っている。ただ、団地ってノスタルジーで語られがちなんですけど、今でも現役なんですよ。住んでる人がいるし、高齢化が問題になってたりしますけど、高島平団地には子供がいっぱいいますし。僕、ノスタルジーって嫌いなんです。僕がやりたいことは、じっと見たことがなかったけれど気付いたら気になる存在になっちゃったとか、その気のない人たちに団地を気にならせたい。団地ハラスメントをしたくてしょうがないので、その時にノスタルジーはやってはいけないんです。団地の中の様子は生活感が出ざるを得ないので、そういう意味で言うと外観にしか興味がない。写真撮りに行くと、ベランダに洗濯物干すなよって思いますよ。俺のことも考えろよって（笑）。</p>
<h3>
	マニアにもやさしくして下さい</h3>
<p>
	<strong>── ところでこの本では、どこを特に読んで欲しいとかありますか？</strong></p>
<p>
	<span style="color: rgb(0, 0, 205);"><strong>大山：</strong></span>脚注を読んで欲しい。1/4が脚注なので。</p>
<p>
	<strong>── 脚注が多すぎて、ページに収まってないですからね。この過剰な感じが団地団ぽくて良いんですけど。</strong></p>
<p>
	<span style="color: rgb(0, 0, 205);"><strong>大山：</strong></span>お互いの脚注を読んで、さらに脚注を付けたかったぐらいですよ（笑）。エンドレスになるから止めたんですけど。まあ、「どこを読んで欲しいですか？」って言われて「脚注読んで欲しい」ってなかなかない答えですよね（苦笑）。あと、カバーもかっこいいし、撮影も楽しかったですし。</p>
<p>
	<strong>── 撮影時のハプニング的って、何かありましたか？</strong></p>
<p>
	<span style="color: rgb(0, 0, 205);"><strong>大山：</strong></span>佐藤さんの育った狭山台団地に行った時に、お母様はまだこちらに住んでいて、途中でお会いしたんです。自転車でスーッとやってきて、その時はご挨拶だけさせて頂いて、すぐに帰られたんですが、その後またお会いして、その時に狭山茶の振る舞いをしてくれたんです。ということは、先ほどすれちがったのは人数確認のためなんじゃないかと。見事な組み立てと伏線の張り方が、さすが脚本家である佐藤さんのお母さんだと。よく喋るし、あの佐藤さんが黙ってましたからね。いずれ団地団のイベントに呼びたいんです。華やかな時期に団地に入居して今も住んでいるという、団地の歴史と共に歩んできた方は思うところもいっぱいあると思うし、そういう話を聞いてみたいですよね。ただ、佐藤さん以上のお喋りなので、誰にも止められないかもしれない（笑）。</p>
<p>
	<strong>── でも、こうやって写真を撮るのも、今は時代的に厳しいんじゃないですか？</strong></p>
<p>
	<span style="color: rgb(0, 0, 205);"><strong>大山：</strong></span>僕が団地の写真を撮り始めたのは12〜13年前なんですけど、団地を引きでしか撮らないので、撮れる場所を探すのが大変なんです。小学校の校庭が絶好の撮影場所となる場合もあって、昔なら団地の写真を撮りたいから校庭に入れさせてくれないかと用務員の人に頼むと、多少押し問答があっても入れてくれていたんだけど、今は土日とか生徒がいなくても校庭に入るのはほぼ不可能。それどころか公道なのに、学校のそばでカメラを構えているだけで通報されたり、文句を言われたりする。街で普通の人が見ない何かを注意深く見るとか、写真を撮るとか、僕らのような人間は急速にここ10年で生きづらくなっています。西台アパートはおじいちゃんおばあちゃんが喜んでくれて、「また来てね」って言ってくれましたけど。その点、韓国はマニアにやさしい国でした。ソウルは団地で出来ていると言っても良いぐらいの団地パラダイスなんです。『地球の歩き方』に&ldquo;ソウルは団地の国である&rdquo;となぜ書いてないのか。書いてあればもっと早く行ったのに（笑）。その時は、団地の写真を撮りに2泊3日で行ったんですが、韓国語が出来ないから現地のコーディネーターの女性に案内してもらったんです。「団地を見に来た」と言って最初は半信半疑でしたけど、半日もしたら自分も団地に住んでいたこと、ここの団地は塾の先生が住んでいたことなどいろいろ思い出して、だんだんノリノリになってきて。真正面からの写真しか撮らないのでポジションを探すのが難しいんですけど、「向かいの団地の通路に上がったらキレイに撮れるんじゃないか」って提案してきたんです。日本で棟の中に入ったら通報ものですよ。管理人さんに交渉しても、申請してくれないと困るって現場でOKは言わないんです。だけど、韓国はちゃんと説明して管理人さん本人が納得すればOKを出してくれる。最初こそ怪しんでましたけど、コーディネーターさんが「彼は日本から来て本も出していて、怪しい人じゃないんだ」って説得してくれて、「だったらいいよ」って。日本が最大に悪いのは会話をさせてくれないこと。説明をして、それでもダメなら諦めるんだけど、どこからともなく見てる人が通報しているという、もっともタチが悪い感じなので交渉の余地がない。そういう意味で言うと日本の未来はマニアにとって非常に生きづらいですね。街で偏愛を発揮することがやりづらいのは、あまりよくないと思います。だから、言っておきたいのは&hellip;&hellip;&hellip;僕らのようなマニアにもやさしくして下さい（笑）。</p>
<p>
	<a href="http://rooftop.cc/interview/2012/02/01/ohyama_face.jpg" rel="lightbox" title=""><img alt="ohyama_face.jpg" class="mt-image-none" height="156" src="http://rooftop.cc/interview/assets_c/2012/02/ohyama_face-thumb-170x156-5409.jpg" style="" title="" width="170" /></a></p>
<p>
	団地PHOTO：大山顕</p>
]]>
        
    </content>
</entry>

<entry>
    <title>勝手にしやがれ（2012年2月号）</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://rooftop.cc/interview/003933.php" />
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    <published>2012-02-01T06:00:00Z</published>
    <updated>2012-02-02T09:10:22Z</updated>

    <summary>　表層的にはジャジーなサウンドを装いながらも研ぎ澄まされたパンク・スピリッツを内に秘め、真に迫るアッパー・チューンから魅惑のバラードまで変幻自在に操る勝手にしやがれ。結成から15周年を迎える今年は、年明け早々にインディーズ時代のベスト・アルバム『シルバー＆ゴールド〜シルバー 1997-2003』と実に3年振りとなるニュー・アルバム『メロディ』を同時発表するという攻めの姿勢を打ち出して大きな話題となっている。ありとあらゆる音楽的要素を貪欲に呑み込み、彼らにしか体現し得ない心躍るポップ・ミュージックを提示する手法はこの『メロディ』でも不変だが、多彩な楽曲のクオリティの高さと淀みなく流れていく構成の妙は言うに及ばず、従来のレパートリーにはないタイプの楽曲にも果敢に取り組んだり、メロディを継承することの大切さとその存在価値を探究するという深淵なる試みが為されていたりと、バンドがさらなるステップアップを遂げたことがよく分かるはずだ。自身のソロ、ウエノコウジとのユニットを経て本丸へ還ってきたリーダーの武藤昭平に15年の歩みとバンドの意識的変化、真新しいマスターピース『メロディ』について訊いた。（interview：椎名宗之）</summary>
    <author>
        <name>rooftop</name>
        
    </author>
    
    <category term="勝手にしやがれ" label="勝手にしやがれ" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#tag" />
    <category term="武藤昭平" label="武藤昭平" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#tag" />
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://rooftop.cc/interview/">
        <![CDATA[<h3>
	活動の節目にロフトのライヴがあった</h3>
<p>
	<span style="color: rgb(169, 169, 169);">──勝手にしやがれの初ライヴは&#39;97年7月11日、コルツと共演した新宿ロフトだったんですよね。</span></p>
<p>
	<span style="color: rgb(178, 34, 34);"><strong>武藤</strong></span>：そう、まだ小滝橋通りにあった頃のロフト。ファーストとセカンドのレコ発もロフトでやらせてもらいました。それ以前、100-S〈ハンドレッズ〉がまだシャムと名乗っていた頃にバレットの外丸健児と仲が良かったので、ロフトで一緒にライヴをやったりして。100-Sに名前を変えた後もロフトで自主企画を立ち上げて、マッド・カプセル・マーケッツやウルフルズとかと一緒にライヴをやったんです。それからモッズの「SCAR FACE」レーベルに入って注目を浴びて、ロフトでワンマンをやらせてもらいましたね。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(169, 169, 169);">──今年は結成15周年という節目の年なので、また是非市松模様のステージを踏み締めて頂きたいですね。</span></p>
<p>
	<span style="color: rgb(178, 34, 34);"><strong>武藤</strong></span>：是非やりたいです。勝手にしやがれとしてのライヴ活動が小休止する前の最後のライヴもロフトだったんですよ。その辺りから俺のソロ・プロジェクトが始まって、お呼ばれすれば勝手にしやがれもライヴをやるという感じの頃で。確か2009年の2月だったと思うんですけど、SIONさんと2マンをやらせてもらって。それを最後にバンドのライヴ・スケジュールを無理に入れないようにして、ソロに専念することにしたんですよね。だから節目節目にロフトにはお世話になっているんですよ。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(169, 169, 169);">──勝手にしやがれは年明け早々に新作とインディーズ・ベストを同時リリースするという大盤振る舞いですが、結成15周年となる今年は例年に増して活動的な1年になりそうですか。</span></p>
<p>
	<span style="color: rgb(178, 34, 34);"><strong>武藤</strong></span>：いろいろと考えてはいますけど、まだ予定段階ですね。せっかくの結成15周年なので、面白いことをいろいろ仕掛けていきたいです。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(169, 169, 169);">──10周年の時に年間を通じて敢行されたマンスリー対バン企画『LET&#39;S GET LOST』のようなイヴェントもあったり？</span></p>
<p>
	<span style="color: rgb(178, 34, 34);"><strong>武藤</strong></span>：まぁ、まだ何ができるか分からないし、今は考えている途中ということで。もちろん盛りだくさんで行きたいと思っていますよ。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(169, 169, 169);">──今回『メロディ』を制作する上で、近年のソロ活動や「武藤昭平 with ウエノコウジ」での経験がフィードバックするようなことはありましたか。</span></p>
<p>
	<span style="color: rgb(178, 34, 34);"><strong>武藤</strong></span>：ありましたね。勝手にしやがれだけを聴いていると意表を突くようなタイプの曲もあると感じるかもしれませんけど、自分のやってきたソロや武藤・ウエノを聴いてもらえれば、曲の作り方がその流れの延長にあることが分かると思います。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(169, 169, 169);">──部外活動を経たこともあるのか、武藤さんの歌に説得力が格段と増したように感じました。</span></p>
<p>
	<span style="color: rgb(178, 34, 34);"><strong>武藤</strong></span>：歌モノとインストは半々なので、従来の比重と変わらないんですけどね。でも、ソロとか武藤・ウエノでヴォーカリストとしての側面をフィーチャーしてきたので、歌のインパクトや説得力はだいぶ増したと自分でも思います。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(169, 169, 169);">──特に「星座と涙」のような壮大なバラードに歌の円熟味が顕著に表れている気がします。インディーズ・ベストと対比して聴くと余計にそう感じるのかもしれませんが。</span></p>
<p>
	<span style="color: rgb(178, 34, 34);"><strong>武藤</strong></span>：歌モノの存在感を際立たせる意識は、初期の頃とは全然違いますよね。今回出したベストは初期のほうなので、ヴォーカリストとしての在り方を確立する前の段階なんですよ。最初の頃はヴォーカリストがいない状態で活動していて、歌が欲しい曲はとりあえず俺が唄っておこうかなっていうくらいの感じだったんです（笑）。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(169, 169, 169);">──そんななし崩し的な感じだったとは（笑）。</span></p>
<p>
	<span style="color: rgb(178, 34, 34);"><strong>武藤</strong></span>：そのうちいいヴォーカリストが見つかればいいんじゃないかっていう（笑）。それでファーストを出したんですけど、ヴォーカリストとの出会いを求めてばかりいてもしょうがないから、セカンドを作る時に&ldquo;ゲスト・ヴォーカルを入れるよりも自分で唄ったほうがいいな&rdquo;と思って。その時に&ldquo;もっとこういう表現で唄ったほうがより映えるんじゃないか？&rdquo;といろいろと試すようになって、アルバムを作るたびにそういうことを毎回試してヴォーカル力を鍛えてきた感じですね。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(169, 169, 169);">──でも、武藤さんの滋味に富んだしわがれ声はヴォーカリストとして大きなアドヴァンテージだったと思いますけど。</span></p>
<p>
	<span style="color: rgb(178, 34, 34);"><strong>武藤</strong></span>：頑張って声を変えましたからね。今回のベストのマスタリングをしている時、ファーストに入っている歌モノの曲を聴いて、&ldquo;これ、誰が唄ってるんだ？&rdquo;って思ったくらいに全然違いましたから（笑）。</p>
<h3>
	今までになかった音を出す衝撃こそがロック</h3>
<p>
	<span style="color: rgb(169, 169, 169);">──インディーズ・ベストの選曲の基準みたいなものは？</span></p>
<p>
	<span style="color: rgb(178, 34, 34);"><strong>武藤</strong></span>：基本は未だにライヴでよくやる曲ですね。あと、オリジナル・アルバムには入っていないレアものをサーヴィス的に入れました。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(169, 169, 169);">──個人的にはモダンドールズのカヴァー「インスタント・ラヴ」が収録されているのが嬉しかったんですが、モダンドールズにしろマイルス・デイヴィスにしろ、「奴隷」のような性急かつアッパーなナンバーにしろ、「夢をあきらめないで」や「祈りのオリオン」のようなラウンジ調の曲にしろ、「ダーティー・ワーク・ブルーズ」のようなワーク・ソングにしろ、あらゆる曲調を旺盛に咀嚼しながら勝手にしやがれだけにしか体現し得ない音楽を確立しているのが改めて凄いなと思って。</span></p>
<p>
	<span style="color: rgb(178, 34, 34);"><strong>武藤</strong></span>：でっかく言えば、結局音楽が好きなんだっていう、ただそれだけのことなんですよ。一言に音楽と言ってもいろんなジャンルの音楽があるし、俺はジャズも好きだしパンクも好きだし、時にはクラシックに癒されることもある。歌モノでもトム・ウェイツみたいな感じが好きだったり、ARBの一連のワーク・ソングが好きだったりもする。自分の感性が揺さぶられたり感動するような音楽のエッセンスを自分のフィルターを通して形にしようとすれば、自ずと勝手にしやがれみたいな音楽になるんですよ。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(169, 169, 169);">──結成当初のデモ音源「ドンド・レット・ミー・ダウン」と「404〜ソルト・ピーナッツ」が収録されているのも嬉しいですね。</span></p>
<p>
	<span style="color: rgb(178, 34, 34);"><strong>武藤</strong></span>：たまたま出てきた音源なんですよ。結成当時に資料用にデモを録って、ライヴ会場で500円のカセットテープとして売っていたこともあったんです。デモ音源はまだ他にもあるんですけど、とりあえずサーヴィスとして2曲くらい入れておこうと思って。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(169, 169, 169);">──15年前だと、ソフトの形態はまだカセットテープだったんですね（笑）。</span></p>
<p>
	<span style="color: rgb(178, 34, 34);"><strong>武藤</strong></span>：まだADATを使ったり、マルチを回していたような時代ですから（笑）。パンチ・イン／アウトは至難の業だったし（笑）。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(169, 169, 169);">──勝手にしやがれは結成当初から洗練された音楽性だったから稚拙さは感じられませんけど、ご自身としては今聴き返して未熟さみたいなものは感じますか。</span></p>
<p>
	<span style="color: rgb(178, 34, 34);"><strong>武藤</strong></span>：青さはありますよね。でも、その時々で自分たちのできることを必死にやってきたから別に恥ずかしくはないです。昔の曲でも今の表現力で演奏するから全然違う感じになるかもしれないけど、曲作りやアレンジは昔から一生懸命取り組んでいたし、どれも自慢できるものばかりです。今聴いても古いと思わないですし。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(169, 169, 169);">──古さが微塵も感じられないのは、流行り廃りを追い掛けることなく真摯に音楽性を追求してきたからこそでしょうね。</span></p>
<p>
	<span style="color: rgb(178, 34, 34);"><strong>武藤</strong></span>：多分、当時から精神年齢があまり変わっていないのかもしれない（笑）。同世代の連中と比べたらちょっと大人びた音楽が好きだったのかもしれませんが、だからと言って本物のジャズをやりたかったわけじゃないし、未だにパンク・バンドでドラムを叩けと言われれば楽しんで叩くだろうし、そういう感覚が今もごっちゃになって自分の中にあるんです。結成当時からファーストを作った頃というのは、ドラムをビシバシ聴かせたジャジーな音楽ってまだ日本になかったんですよ。その辺は意地でやっておいて良かったと思いますね。ブライアン・セッツァー・オーケストラが売れて以降、アメリカのネオスウィングの連中を聴いたら、ジャズなのにそんなに本格的じゃなくてロックの要素もちゃんとあって、日本のバンドでそういうことをやっているのがいなかったからやってみようと思ったんです。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(169, 169, 169);">──100-Sとはまた異なる、自分が心地好く感じる音楽を形にしてみたかったと？</span></p>
<p>
	<span style="color: rgb(178, 34, 34);"><strong>武藤</strong></span>：そうですね。結成当時はバンドマンを名乗るとちょっとださいくらいにバンドが溢れていて、DJをやっているヤツのほうが格好いいんじゃないかっていう時代でしたけど、俺は堂々と「バンドやってます」と言えるプレイヤーでいたかった。100-Sをやっていた頃は、ロックの単純に音がでかいことの説得力や自然に身体が動いたり胸が熱くなる感じを形にしていましたけど、今まで日本になかった音を出した衝撃こそがロックなんじゃないかと思うようになって。勝手にしやがれは「コードはジャズなのに、こんなロック・バンドは他にいないよね!?」って言われるようになるのが当初一番の目標だったんですよ。ドラムはドカスカ叩いて、ギターはいないけどギター・バンドに決して負けないくらいの迫力があるバンドにしたかった。当時はスカ・パンクが流行っていて、ホーン・セクションのあるバンドがいっぱいいたんですけど、それに対しても反骨精神を出したかったんです。曲調はジャズでもパンクな感じを出したかったし、何でも裏打ちにしてスカをやるようなバンドには抵抗があった。日本人は勉強しない人が多いから、「珍しいスカをやってますね」とか「大人のスカですね」っていつも言われていたんですよ。スカのリズムの曲はひとつもなかったのに（笑）。</p>
<h3>
	&ldquo;メロディ&rdquo;という言葉からにじみ出る温かさ</h3>
<p>
	<span style="color: rgb(169, 169, 169);">──今回のインディーズ・ベストが『シルバー』を題されているのを察するに、メジャー・リリース期のベスト『ゴールド』もいずれ発表されるんですよね？</span></p>
<p>
	<span style="color: rgb(178, 34, 34);"><strong>武藤</strong></span>：計画中ですね。最初はインディーズとメジャーを合わせた2枚組にしようと考えていたんですけど、敢えて2枚に分けることにしたんですよ。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(169, 169, 169);">──ちなみに、武藤さんはベスト・アルバムはお好きですか？</span></p>
<p>
	<span style="color: rgb(178, 34, 34);"><strong>武藤</strong></span>：嫌いじゃないですよ。19の頃にローリング・ストーンズを知らなきゃ話にならないということで聴くことにしたんですけど、アルバムの枚数がありすぎて何から聴いていいのか分からなかったので、『MADE IN THE SHADE』という&#39;75年に出たベスト・アルバムをまず買ったんです。とりあえずそのアルバムから入って、好きな曲が入っているオリジナル・アルバムを少しずつ揃えていった。あと、『LET&#39;S SPEND THE NIGHT TOGETHER』のビデオを何度も見て、&ldquo;この格好いい曲はどのアルバムに入っているんだ？&rdquo;と掘り下げて聴きましたね。そんなふうにベスト・アルバムはいい窓口になってくれる。俺たちももうかなりアルバムの枚数があるから、窓口となるベスト・アルバムを作るのは有効だなと思って。ただ、単純に時系列に並べただけのベスト・アルバムはあまり好きじゃないんですよ。&ldquo;この曲が1曲目だったら、何曲目にこれが来て&hellip;&rdquo;みたいな構成はちゃんと考えたい。『MADE IN THE SHADE』もそんな内容だったし、ロッド・スチュワートの『GREATEST HITS』もそうでした。まるでオリジナル・アルバムかのようにいい並びだったので、そういうベスト・アルバムを作るならアリだなと。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(169, 169, 169);">──「ラスト・タイム・トゥゲザー」を録り直したのはどんな理由で？</span></p>
<p>
	<span style="color: rgb(178, 34, 34);"><strong>武藤</strong></span>：オリジナルは&#39;00年に出したウチら企画のオムニバス（『7 O&#39;CLOCK JUMP』）に入っているんですけど、その時はちょっとエンジニアさんとウマが合わなくて、音の作り方が腑に落ちない部分があったんですよ。でも、勝手にしやがれとして最初に出した自信のある曲だし、新しく録って入れても違和感のない感じになるだろうなと思って。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(169, 169, 169);">──新作のタイトルが『メロディ』と名付けられているのも潔いなと思いまして。15周年を迎えるにあたって、音楽の核であるメロディの本質に立ち返ろうという意識もあったんですか。</span></p>
<p>
	<span style="color: rgb(178, 34, 34);"><strong>武藤</strong></span>：勝手にしやがれって、ヴォーカルものにしろインストにしろ、複雑なコードを付けようが何をしようが耳に入るメロディをずっと大切にしてきたバンドだと思うんですよ。今回は&ldquo;メロディ&rdquo;という言葉からにじみ出る温かさみたいなものが作品全体に通ずると思ったし、「メロディ・ママ」という新たな自信作も生み出せたので『メロディ』と命名したんです。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(169, 169, 169);">──「メロディ・ママ」と「星座と涙」はアルバムの根幹を成す叙情的な大作ですし、爽快感溢れる「罠のような午後」、ラテン・フレーヴァーの「モカンボ」や「ヌーヴェル・バンディット」、無国籍風情のレトロ・チューン「ロマンス・ガール」、穏やかな風が吹くようなインストの「五月の美術館」、超高速4ビートが炸裂するジャズ・パンク・ナンバー「ディスジャジー」等々、まるで万華鏡のように多彩な楽曲がずらり12曲並んでいますが、これだけ振り幅の大きい楽曲の数々を飽きさせることなく聴かせる構成の妙が素晴らしいですね。</span></p>
<p>
	<span style="color: rgb(178, 34, 34);"><strong>武藤</strong></span>：ソロの時はもっとてんでばらばらな楽曲が揃っていて、いろんなゲストも呼んで、それを何とか1枚のアルバムにまとめた経験がありますからね。今回は、基本的に7人だけで何ができるのかを試せば、全然違うタイプの曲でも勝手にしやがれブランドになるから大丈夫じゃないかと踏んでいたんです。だから突拍子もないようなこともやってみようと思って。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(169, 169, 169);">──「モカンボ」みたいに陽気なラテン・パンクは今までありそうでなかった曲ですよね。</span></p>
<p>
	<span style="color: rgb(178, 34, 34);"><strong>武藤</strong></span>：メジャー・コードのラテンは意外とやってなかったですね。だって、真正面からそんな曲をやったら脳天気みたいじゃないですか（笑）。勝手にしやがれなら、もっとクールだったりダーティーだったりスリリングだったりにしたほうがいいと思っていたんですけど、もともとマノ・ネグラとかマヌ・チャオみたいなニュアンスは大好きだし、メジャー・キーによるラテン・ナンバーはやったことがなかったからトライしてみようと思ったんです。勝手にしやがれは究極のミクスチャー・バンドだと思っているし、&ldquo;マノ・ネグラがこういうタイプの曲をやってたな&rdquo;っていうのがヒントになれば、ウチでもできるかなと思って。まぁ、たまには脳天気にやろうと思ったものの、そこまで脳天気な感じにはなりませんでしたけどね（笑）。</p>
<h3>
	コンセプトは&ldquo;聴く人を温かい気持ちにさせたい&rdquo;</h3>
<p>
	<span style="color: rgb(169, 169, 169);">──15年ともなれば、曲作りやアレンジにおけるメンバーとの意見交換は阿吽の呼吸ですよね。</span></p>
<p>
	<span style="color: rgb(178, 34, 34);"><strong>武藤</strong></span>：そうですね。前は曲自体をもう少しコンパクトにしたかったので、1曲の中で全員がソロを取るようなことはなかったんです。テナーがソロを取った後にピアノ・ソロにして、それからホーン・セクションが入るみたいな感じにしていたんですけど、最近は1人1人をクローズアップしてもいいんじゃないかと思って。よっぽどの狙いがない限りは、管4人ともソロを取ってもらうのもいいと考えています。やっぱり、安心できますよね。&ldquo;ほっといていいや&rdquo;って言うか。最初の頃は細かいアレンジまで俺が全部指示していたんですよ。でも最近は、テーマとコード進行さえ渡しておけば大丈夫なんですよね。「だいたいこんな起伏で行くから」ってドラムを叩けば、「ああ、ここは上がっていきたいんだね」と抑揚を分かってくれるし、「じゃあ管はこんなふうに入ろうか」という意見も出てきて、「じゃあお任せで」みたいな感じにできますから。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(169, 169, 169);">──武藤さんの他にも、「ジェイムズ・キャッツ・ウォーキン」は田浦健さん、「ディスジャジー」は飯島誓さん、「ヌーヴェル・バンディット」は田中和さんがそれぞれ作曲していますね。</span></p>
<p>
	<span style="color: rgb(178, 34, 34);"><strong>武藤</strong></span>：せっかく曲があるならやってみたいですからね。もちろんボツになってしまう曲もあるし、自分で作った曲でもボツにすることがあります。でも、選択肢が増えれば増えるほどマジックは起きるものなんですよ。最初の頃の勝手にしやがれは基本的に俺が全部コンセプトを考えて、オリジナル曲もカヴァーも全部俺の頭の中で組み立てていたんですけど、それだとどうしても予想通りな感じにしかできないんですよね。そこで奇跡を起こすためにも、&#39;03年に出した3枚目の『デカダンス・ピエロ』ではプレイヤーに緊張感を持たせて何が出てくるかなと思って一発録りをやってみたんです。ミスをしても直しは一切ナシで。実際、いい意味で緊張感の張り詰めたアルバムになりましたけど、そういうことを毎回やるのも違うなと。演奏の正確さを求めているわけじゃないし、その録り方には合わない曲もありますからね。となると、自分の頭の中だけじゃなくて、メンバーが持ってきた曲で自分には作れない面白い曲をやってみようと思って。「メロディはいいんだけど、そのアレンジでやるといまいちだから別のリズムでやってみない？」とかアイディアを変えることによって俺の頭になかったものが違う形になって、こんなタイプの曲も勝手にしやがれではアリかな、なんて思ったりもする。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(169, 169, 169);">──本作にはそんなふうに&ldquo;化けた曲&rdquo;もあるんですか。</span></p>
<p>
	<span style="color: rgb(178, 34, 34);"><strong>武藤</strong></span>：今回で言えば「ジェイムズ・キャッツ・ウォーキン」ですね。田浦が持ってきたメロディで、彼が用意してきたアレンジが今ひとつだったんです。それで試行錯誤してオルガンを入れたりリズムを変えたりしたら、かなりジェイムス・テイラー・カルテットみたいな感じになって凄く良くなったんですよ。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(169, 169, 169);">──「心配事なんか欲しくない」「絶望の言葉は欲しくない」と唄われる「罠のような午後」はありふれた日常の幸せがテーマですが、やはり3.11の震災を経て生まれた曲なんでしょうか。</span></p>
<p>
	<span style="color: rgb(178, 34, 34);"><strong>武藤</strong></span>：やっぱり影響はありますね。曲の原型はもっと前からあって、とりあえずの歌詞もあったんですけど、震災が起こって以降に書き換えたんです。あの震災があって、今回のアルバムのコンセプトががっしりと固まったんですよ。具体的に原発に対して怒ることや辛い思いをしている人たちを励ますこととか、いろんな課題があの震災の直後に出てきましたけど、勝手にしやがれのやり方としては無理に触れることじゃないと思ったんですよ。俺たちの音楽を聴いてくれる人たちをどんな気分にさせたいかと言えば、ほっとさせたかった。「もう心配しなくていいよ、怖いこともあるけど大丈夫だよ」ってね。ほっとさせたい、温かい気持ちにさせたいというのが今回のコンセプトで、ちょっとしたアレンジや歌詞の言葉遣いをもう一度詰め直したんです。それは震災の影響を受けたからこそなんですよね。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(169, 169, 169);">──なるほど。それにしても、1曲目から勝手にしやがれらしからぬ爽快な楽曲で始まるというのも大胆な構成ですよね（笑）。</span></p>
<p>
	<span style="color: rgb(178, 34, 34);"><strong>武藤</strong></span>：「罠のような午後」はもともと変化球みたいな曲だとは思っていたんですけど、それを最初に据えるとは自分でもよくひらめいたなと思いますよ（笑）。</p>
<h3>
	シンプルなメロディはどうやって継承されていくのか？</h3>
<p>
	<span style="color: rgb(169, 169, 169);">──資料によると、今回は勝手にしやがれ流のアシッド・ジャズ・アルバムを意識したとのことですが。</span></p>
<p>
	<span style="color: rgb(178, 34, 34);"><strong>武藤</strong></span>：アシッド・ジャズってけっこう何でもアリのジャンルじゃないですか。ジャズ・ファンクやソウル・ジャズの影響を受けていながらもけっこうロックだし。アシッド・ジャズに至る前、&#39;80年代後半に流行ったアシッド・ジャズの原型になるようなロンドンのジャズ・ブームなんかも今回は意識してみたんですよ。ギル・エヴァンスが音楽監督を務めた『ABSOLUTE BEGINNERS』のサントラだったり、スタイル・カウンシルだったり、ジョー・ジャクソンが『JUMPIN&#39; JIVE』というアルバムを作っていた時代のニュアンスですね。そう言えば自分もジェイムス・テイラー・カルテットが好きだったなぁとか思い出したりして。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(169, 169, 169);">──エディ・ピラーとジャイルス・ピーターソンによって&#39;87年に立ち上げられたアシッド・ジャズ・レコーズもありましたね。</span></p>
<p>
	<span style="color: rgb(178, 34, 34);"><strong>武藤</strong></span>：アシッド・ジャズ・レコーズは単なるジャズばかりじゃなくて、いろんな音楽的要素を持ったバンドやミュージシャンがいて面白かったですよね。ポール・ウェラーも高く評価していたマザー・アースなんて凄くヘヴィなロックをやっていたけど、とてもセンスが良かった。そういったアシッド・ジャズの要素を勝手にしやがれとして少しずつ消化しながら体現してみたかったんですよ。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(169, 169, 169);">──アシッド・ジャズ・レコーズのごった煮の如きミクスチャー感覚はまさに勝手にしやがれ的ですよね。</span></p>
<p>
	<span style="color: rgb(178, 34, 34);"><strong>武藤</strong></span>：そう思います。まぁ、ジェイムス・テイラー・カルテットっぽいと言いながら、コーデュロイみたいだと言ってもらってもいいんですけど（笑）。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(169, 169, 169);">──洋の東西も今昔も問わず、ありとあらゆる音楽を地層的に聴いている人にとって『メロディ』はいろんな発見のあるアルバムだと言えそうですね。</span></p>
<p>
	<span style="color: rgb(178, 34, 34);"><strong>武藤</strong></span>：昔から特定のジャンルに固執するつもりはないし、雑食で好きな音楽をやっちゃえばいいと思っているんです。リーダーだから責任は俺が取る、みたいな感じで（笑）。選曲をしていく段階でも、多少はメンバーの意見は聞くけれども最終的に決定するのは俺にやらせてもらって、ちょっと意表を突いた曲をその中に入れても「この並びなら違和感ないでしょ？」っていうのをやりたいんですよ。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(169, 169, 169);">──物憂げな曲調の「メロディ・ママ」は物語性のある歌詞で、今後ライヴでその存在感を増していくようなナンバーですよね。</span></p>
<p>
	<span style="color: rgb(178, 34, 34);"><strong>武藤</strong></span>：あの歌詞もよく出てきたなと思って。テーマは&ldquo;メロディの継承&rdquo;なんですよ。唄い継がれていくヒット・ソングではなく、音楽は本来何もないところから自然に生まれて、楽器とかが発明されて徐々に継承されていくという凄くシンプルなものなんじゃないかと。子供の頃におふくろがよく唄ってくれた子守歌って、メロディは覚えているけどコードなんて知らないですよね。でも何だか癒されるっていう。そういうシンプルなメロディをどうやって継承していくんだろう？ っていうのを大きなテーマとして、勝手にしやがれ風に伝えたかった。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(169, 169, 169);">──それだけ奥深いテーマを、女優になった女の子の視点で描いているのがとてもスマートだなと思って。</span></p>
<p>
	<span style="color: rgb(178, 34, 34);"><strong>武藤</strong></span>：小さい頃に女優に憧れていたヒロインが女優になるという物語がいろんなものを喚起させてくれればいいなと。その物語から想像を膨らませてくれたら曲の世界観に深みが増して、立体感が出る。歌詞にすると文字要素が絶対に少なくなるから、言いたいことを上手くまとめないといけないんですけど、「メロディ・ママ」は言いたいことが多すぎて長くなってしまったんですよ（笑）。何せ6分はある大作ですから。たとえば映画やドラマを見終わった時に、特に説明はなかったけれども何かしらのテーマが物語に込められていたんだなと理解することがあるじゃないですか。そういったことを音楽だけでもできないかな？ と思って作ったんですよね。</p>
<h3>
	分かりやすい言葉遣いと独特の造語センス</h3>
<p>
	<span style="color: rgb(169, 169, 169);">──「メロディ・ママ」に限らず、どの曲も短編映画のような映像が頭に浮かんできますよね。どれも映像喚起力の高い楽曲と言うか。</span></p>
<p>
	<span style="color: rgb(178, 34, 34);"><strong>武藤</strong></span>：そう言ってもらえると嬉しいですね。昔に比べて日本語を使う比率が増えてきたんですよ。ソロで歌詞を書く時に「もっと分かりやすい言葉はないかな？」と常に気を留めていたんです。なるべく日本語を使うことにして、ちょっと英語を使って異国を思わせるようにもするけど、それはあくまで必要最小限に留めてみたり。どの街で聴いても、どんな情景で聴いても、どんな心境で聴いても、誰にでも当てはまるようなのりしろをいっぱい作った状態で分かりやすく仕上げたいんです。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(169, 169, 169);">──歌詞は文章と違って音の情報もあるわけですし、必要以上に言葉を注ぎ込むのは過剰ですよね。</span></p>
<p>
	<span style="color: rgb(178, 34, 34);"><strong>武藤</strong></span>：そうですね。あと、造語のほうがイメージが伝わりやすいケースもあるんです。たとえば「デッド・ローラー」は死んだ人が転がっていると取られるかもしれないけど、「死んだロックンローラー」を意味する造語なんですよ。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(169, 169, 169);">──「デッド・ローラー」に出てくる「ヴィンセント・ア・ルーラ」という造語もいいですよね。ジーン・ヴィンセントの「ビー・バップ・ア・ルーラ」を略して「ヴィンセント・ア・ルーラ」。50&#39;sのロックンロールのイメージがサウンドと相俟ってよく伝わってきます。</span></p>
<p>
	<span style="color: rgb(178, 34, 34);"><strong>武藤</strong></span>：何となく伝わりますよね。たまにそういう造語を考えるのが好きなんですよ。会話をしていると、ふと勝手な言葉が作られたりするじゃないですか。そんな感覚で、何となく分かる言葉遊びを楽しんでいますね。ただ、それをいちいち説明するとくどくなるので、一切説明せずにドン！と言葉を置いて&ldquo;これはどういう意味なんだろう？&rdquo;と聴く人に思わせるのが好きなんです。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(169, 169, 169);">──考えてみれば、「ジェイムズ・キャッツ・ウォーキン」というのも不思議なタイトルですよね。</span></p>
<p>
	<span style="color: rgb(178, 34, 34);"><strong>武藤</strong></span>：それは仮タイトルが「ジェイムズ」だったんですよ。ジェイムズ・ボンドの「ジェイムズ」。曲を作ってきた田浦に「タイトルは『ジェイムズ』で行くの？」って訊いたら「ちょっと考えてきます」と。そうしたら「アーシー・キャッツ・ウォーキン」というタイトルを出してきたんですけど、それよりも「ジェイムズ」のほうがインパクトがあった。そこで「ジェイムズ・キャッツ」という造語をジェイムズ・ボンドのボンド・ガールに見立てたんです。「ジェイムズ」にすればジェイムス・テイラー・カルテットと関連づけることもできるし。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(169, 169, 169);">──感覚的なことではあるけど、それ相応の意味や背景もちゃんとあるんですね。</span></p>
<p>
	<span style="color: rgb(178, 34, 34);"><strong>武藤</strong></span>：単語の意味だけじゃなくて、響きでイメージが膨らむじゃないですか。そういうのも引っくるめて俺は言葉選びをするんです。他のメンバーもその辺は気をつけていると思いますよ。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(169, 169, 169);">──響きということで言えば、「Ch 541」も&ldquo;ファイヴ・フォー・ワン&rdquo;であることは音の響きとして必然なんでしょうか。</span></p>
<p>
	<span style="color: rgb(178, 34, 34);"><strong>武藤</strong></span>：それもあるし、&ldquo;ファイヴ・フォー・ワン&rdquo;はロックンロールのコード進行なんです。5、4、1と降りてくる。それが2、5、1で降りてくるとだいたいジャズかブルースになるんです。「Ch 541」は曲調がシンプルなロックンロールだったから&ldquo;ファイヴ・フォー・ワン&rdquo;にしたんですね。「ロックンロールは楽しいよ、チャンネルを&ldquo;541&rdquo;に合わせればハッピーになれるよ」っていう。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(169, 169, 169);">──そんなふうに、音楽に精通していればニヤリとできるトラップが随所に仕掛けられていますよね。センスがないとできない芸当だと思います。</span></p>
<p>
	<span style="color: rgb(178, 34, 34);"><strong>武藤</strong></span>：ちょっと勉強さえすれば、「あの勝手にしやがれのタイトルにはこういう意味があったのか！」っていう発見があると思うし、そういうのって純粋に面白いじゃないですか。海外のバンドの音楽にもそういうのがありますよね。若い頃には気がつかなかったけど、年齢を重ねるごとにいろんな知識を身につけて、「ああ、そういうことを唄っていたのか」と今になって理解できることがある。そういうのがやっぱり楽しいから、調べればその深みが分かるようなことを必ずどこかに残すようにしているんです。</p>
<h3>
	同じ情景を7人が共有すれば絶対にブレない</h3>
<p>
	<span style="color: rgb(169, 169, 169);">──本作の中で唯一のカヴァー曲である「フェラーリをブッ飛ばせ」は、エレクトロ・ポップの鬼才として知られるトーマス・ドルビーがオリジナルという意外にも程がある出典ですけど（笑）。</span></p>
<p>
	<span style="color: rgb(178, 34, 34);"><strong>武藤</strong></span>：もともと曲のほうを先に知っていたんですよね。凄く格好いい曲だなと思っていて、後からそれがトーマス・ドルビーの曲だと教えられて驚いたくらいなんですよ。これも80年代後半から90年代にかけてのアシッド・ジャズのニュアンスを出したいという裏テーマからすると、カヴァーを入れるならこの曲しかないだろうと思って。アレンジは分かりやすいロカビリー・ジャズに仕上げたんですけど、そこはさすがトーマス・ドルビーだから、ちょっとジャズ・コードが入って複雑になっているんですよ。だからロカビリーをやっている人がこれをコピーしようと思っても、ちょっと難しいでしょうね。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(169, 169, 169);">──THE ROMANTIC SIXの石井亮介さんのギターがとてもいい音色をしていて、曲を効果的に盛り立てていますよね。</span></p>
<p>
	<span style="color: rgb(178, 34, 34);"><strong>武藤</strong></span>：よく考えてきてくれたなと思って。基本的にはベースとユニゾンなんですけど、途中に入るノイズだけは録り直したんですよ。そこだけはラウンジ・リザーズのジョン・ゾーンみたいな感じでノイズを入れてもらったんです（笑）。エンジニアには「そこはびっくりするくらいに音を上げていいから」って言って（笑）。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(169, 169, 169);">──アルバムの終幕を飾るピアノ・バラードの「星座と涙」は歌を含めて全パートが一発録りだったそうですが、こういうのは15年選手ならではの離れ業と言えますよね。</span></p>
<p>
	<span style="color: rgb(178, 34, 34);"><strong>武藤</strong></span>：「星座と涙」は最初からドラムレスで行くと決めていたんです。過去にドラムが全く入っていない部分をレコーディングした時、ドンカマに合わせてクリックを聴きながら演奏してみたこともあったんですよ。でも、リズムがあまりに正確すぎて、ドンカマに合わせてやっているのがあからさまになってしまって。テンポもゆっくりだし、ドンカマを使うとメロディの起伏や曲の表情が全然出ない結果を知っていたので、俺の指揮に合わせて伸び縮みがあるようにしたほうがいいと思ったんですね。自分がリズムを意識してしっかりと唄えばぴったりハマってくるはずだと思っていたし、そのニュアンスを汲んで演奏してもらえば曲の表情が豊かになるだろうと。極端な話、クラシックの音楽をクリック聴きながら演奏させたらとてつもなく面白くないと思うんですよ。それと同じですね。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(169, 169, 169);">──今の時代、プロ・ツールスさえ使えば後からいくらでも修正できますけど、それは画一的になって没個性に繋がる側面でもありますよね。便利な時代ならではの大変さがあると言いますか。</span></p>
<p>
	<span style="color: rgb(178, 34, 34);"><strong>武藤</strong></span>：演奏をしているのは人間だし、自然な感情の起伏を音に込めたいですよね。ウチの場合は7人もいて、1人1人がいろんな思いを持って曲に向かう。その表情をしっかりと見せたい。あまりに違う方向を向いているヤツには「そっちじゃない、こっちの方向だよ」と指針を出して、ひとつの方向に7人分の気持ちを向かわせる。それが独特なノリやグルーヴに繋がるんです。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(169, 169, 169);">──こうして話を伺っていると、勝手にしやがれは創作に向かう意欲もアイディアも尽きることなく溢れんばかりで、15周年を迎えてもなおフルスロットルのまま突っ走れそうですね。</span></p>
<p>
	<span style="color: rgb(178, 34, 34);"><strong>武藤</strong></span>：この『メロディ』というアルバムを作り上げることによって、さらに方向性を広げられると思ったんですよ。&ldquo;ああ、こんなこともできるんだ&rdquo;っていうね。実際、そうなったと思います。やってみたい音楽的なジャンルもまだまだいっぱいあるし、たとえば東欧のバルカン・ジプシーとかをやってみるのも面白い。ロックンロールもジャズも最初は至ってシンプルだったはずですけど、いろんな人たちが集まってミクスチャーになっていくという進化の繰り返しだと思うんですよ。『メロディ』に入っている曲には意表を突いたものもあるけれど、勝手にしやがれが今さらどんな音楽的要素を採り入れても納得してもらえるものができる自負がある。やっぱり、ソロがとても勉強になりましたよね。ゴリゴリのロックンロールもあればラテンもあったし、武藤・ウエノのようなジプシー・キングスばりのこともやったし、FPMの田中（知之）さんに打ち込みをやってもらったこともあった。そうやってありとあらゆるジャンルを縦横無尽にやってみて思ったのは、勝手にしやがれが一番何でもやりやすいということ。常に創作の原点としてあるのは、軽くギターを爪弾いただけでも見えてくる情景なんです。その情景を7人でしっかり共有さえしていれば、音楽的にいろいろと手を出したとしても絶対にブレないはず。思い描く情景の先にあるものを俺はまだまだ見たいし、勝手にしやがれはまだまだこれからですよ。</p>
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    <title>しりあがり寿 presents 新春！（有）さるハゲロックフェスティバル 2012</title>
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    <published>2012-01-10T18:11:52Z</published>
    <updated>2012-01-16T11:19:30Z</updated>

    <summary>　お正月、成人式に続く新春の風物詩といえば？──ということで、今年もしりあがり寿事務所「有限会社さるやまハゲの助」による世界唯一(!?)の社内ロックフェス「さるハゲロックフェスティバル」（通称：さるフェス）が新宿ロフトで開催される。一言で説明することは難しいが、表向き新年会という体を取りつつ、ロフトのメインステージ、サブステージ、深海エリア、物販ブースなどのあらゆる場所で、プロの演奏や素人の宴会芸、アカデミックなトークや本格マッサージなどが渾然となって繰り広げられる巨大な「祭り」、それがさるフェスだ。さらに今回も昨年に引き続き劇団「少年王者舘」の劇作家・天野天街氏が演出家ならぬ「幻演師」として登場！　今まで見たこともないスペクタクルな体験をしたい方は是非一度さるフェスに足を踏み入れて欲しい。（構成：加藤梅造）</summary>
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    <category term="さるハゲロックフェスティバル" label="さるハゲロックフェスティバル" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#tag" />
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    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://rooftop.cc/interview/">
        <![CDATA[<h3>
	今年のテーマは「翼」</h3>
<p>
	<a href="http://rooftop.cc/interview/2012/01/11/Sarufes12_fly_omote.jpg" rel="lightbox" title=""><img alt="Sarufes12_fly_omote.jpg" class="mt-image-left" height="424" src="http://rooftop.cc/interview/assets_c/2012/01/Sarufes12_fly_omote-thumb-300x424-5262.jpg" style="float: left; margin: 0 20px 20px 0;" title="" width="300" /></a></p>
<p>
	<strong>──さるフェス2012の開催が間近に迫って来ましたので、今日は恒例の直前座談会をお願いしたいと思います。</strong></p>
<p>
	<span style="color:#800000;"><strong>笠原</strong></span>　今回は前売チケットがとても売れてるらしいんです！<br />
	<span style="color:#008080;"><strong>寿</strong></span>　そうなの!?　去年の今頃は100枚も売れてなかったのに。<br />
	<span style="color:#4b0082;"><strong>河井</strong></span>　いや、いくらなんでも100枚は売れてましたよ。<br />
	<span style="color:#2f4f4f;"><strong>村山</strong></span>　でも、そろそろ出演者とスタッフの人数を確定しないと。ただでさえ出演者多いのに。<br />
	<span style="color:#800000;"><strong>笠原</strong></span>　100人以上いるでしょ？<br />
	<span style="color:#2f4f4f;"><strong>村山</strong></span>　200人くらいいます（笑）。<br />
	<strong>──このまま売れ続けると出演者が入れないという事態も&hellip;。</strong><br />
	<span style="color:#008080;"><strong>寿</strong></span>　じゃあ、知らないお客さんがたくさんくるんだ。困ったな。<br />
	<strong>──普通のライブってそういうものですけど&hellip;。まあ、もともと社内宴会ですからね。</strong><br />
	<span style="color:#4b0082;"><strong>河井</strong></span>　こういう状況からもわかるように、今のさるフェスは過渡期なんですね。新年会と興行の狭間で（笑）。<br />
	<span style="color:#008080;"><strong>寿</strong></span>　でもそういうのがあった方がいいよ。アンビバレンツな何かが。<br />
	<span style="color:#4b0082;"><strong>河井</strong></span>　今年のテーマは「絆」&hellip;じゃなかった、「翼」ですから。<br />
	<strong>──あれ、去年までテーマとかなかったですよね？</strong><br />
	<span style="color:#008080;"><strong>寿</strong></span>　今年は天野天街さん（劇団少年王者舘）が演出しやすいようにと思って。でもわざわざ言わなくてもいいかな。秘密ということで。<br />
	<strong>──せっかくだからテーマについてもう少し詳しくお話下さい。</strong><br />
	<span style="color:#008080;"><strong>寿</strong></span>　去年は地震もあって、やっぱり揺れると飛びたくなりますよね。あとは、こんな国イヤだとか、まあ、いろんな意味で翼が欲しいんじゃないかと！<br />
	<span style="color:#4b0082;"><strong>河井</strong></span>　そのテーマ、現時点で出演者には全く伝わってないですね（笑）。<br />
	<span style="color:#2f4f4f;"><strong>村山</strong></span>　当日に会場で浸透させるしかないですね。<br />
	<span style="color:#008080;"><strong>寿</strong></span>　まあ伝わらなくてもいいんだけど、とにかく今年からテーマ付きなんです。<br />
	<span style="color:#2f4f4f;"><strong>村山</strong></span>　ますます文化祭っぽくなってきた。</p>
<h3>
	「若手初老歌唱演奏家」も登場！</h3>
<p>
	<strong>──出演者数が多いので難しいんですが、あえて今回の目玉をあげるとしたら？</strong><br />
	<span style="color:#4b0082;"><strong>河井</strong></span>　やっぱり鈴木慶一さんでしょう！　昨年末のムーンライダーズ活動休止後、初ライブなのかはどうかわかりませんが、新しい鈴木慶一さんのライブがここで観られます。<br />
	<span style="color:#008080;"><strong>寿</strong></span>　そう。「若手初老歌唱演奏家」として。<br />
	<span style="color:#800000;"><strong>笠原</strong></span>　この肩書き（ジャンル名）はさるフェス出演のためご本人に付けていただいたんです。<br />
	<span style="color:#008080;"><strong>寿</strong></span>　まあ、他のジャンル名が「大人パンク」（LASTORDERZ）とか「宴会パンク」（親戚）とか「熟女」（パンチの効いたブルース）だからねえ。<br />
	<span style="color:#4b0082;"><strong>河井</strong></span>　ちなみに鈴木慶一さんの次の出演者は、あがた森魚さん（ジャンル：A型パンク）ですから、はちみつぱい好きには堪らないですね。<br />
	<span style="color:#008080;"><strong>寿</strong></span>　あと最近決まったばかりですが、宮台真司さんが出ます。<br />
	<strong>──ジャンルは不明になってますが、一体何やるんですか？</strong><br />
	<span style="color:#4b0082;"><strong>河井</strong></span>　内容は秘密なんですが、一応テーマは「これからの私たち」となってます。<br />
	<strong><span style="color:#008080;">寿</span></strong>　宮台さんには使命感みたいなものを感じて&hellip;　今、日本は普通の状態じゃないですから。だから今年は宮台さんかと。<br />
	<span style="color:#800000;"><strong>笠原</strong></span>　宮台真司さんのブッキングはしりあがりさんがとてもこだわった部分ですね。<br />
	<span style="color:#4b0082;"><strong>河井</strong></span>　あと、お薦めは「めおと楽団ジキジキ」（ジャンル：面白音楽）ですかね。笠原さんがスカウトしてきました。<br />
	<span style="color:#800000;"><strong>笠原</strong></span>　もう一目惚れで！　落語のイベントに出演されていたのを観て、これはさるフェスに出てもらうしかないと。<br />
	<span style="color:#4b0082;"><strong>河井</strong></span>　元「ダディ竹千代と東京おとぼけキャッツ」にいらした方で、コミックバンド界では超ベテランです。今年はよりジャンルの振り幅が広がった感はありますね。<br />
	<span style="color:#008080;"><strong>寿</strong></span>　音楽勢では「ピタゴラスイッチ」でおなじみの栗コーダーカルテット（脱力系・笛ロック）や黒色すみれ（メルヘンクラシック）も初登場です。今年はチンネンマンネン（小坊主ユニット）が出ない穴をどうやって埋めるかが大変で（笑）。<br />
	<strong>──えっ！さるフェスといえばチンネンマンネンだったのに！？</strong><br />
	<span style="color:#2f4f4f;"><strong>村山</strong></span>　もともと本人達の意向を無視して、強引に坊主の格好させてステージに立たせてましたから。<br />
	<span style="color:#4b0082;"><strong>河井</strong></span>　チンネンマンネンは普通の女の子に戻りました（笑）</p>
<h3>
	「幻演師」と「奇画」</h3>
<p>
	<span style="color:#008080;"><strong>寿</strong></span>　個人的にはTAMAYOさん（バーレスクダンサー）が楽しみですね。<br />
	<span style="color:#800000;"><strong>笠原</strong></span>　最近バーレスクってなんか流行ってますよね。友達も習い始めました。<br />
	<span style="color:#008080;"><strong>寿</strong></span>　ところでバーレスクって何なの？<br />
	<span style="color:#4b0082;"><strong>河井</strong></span>　すごく簡単に言うと、服を完全に脱がないストリップです。<br />
	<span style="color:#008080;"><strong>寿</strong></span>　あぁ&hellip;、服は脱がないんだ。そうかー&hellip;<br />
	<span style="color:#4b0082;"><strong>河井</strong></span>　そんなにがっかりしなくても（笑）。ダンス系では「熊殺し」（ジャンル：祭り）というユニットも凄いですよ。<br />
	<strong>──名前からしてインパクトありますね。</strong><br />
	<span style="color:#4b0082;"><strong>河井</strong></span>　前回はBLACK CRIMSONのボーカルだった中里順子さん、女優の亜紗美さんと島田紗良さん、あと高円寺の阿波踊りの連として有名な「だむだん連」で構成されていて、かなり賑やかな感じです。オープニングに続いての登場になりますね。<br />
	<span style="color:#008080;"><strong>寿</strong></span>　今回、オープニングは絶対観たほうがいいですよ。昨年に引き続いて天野天街さんに演出をお願いしているんですが、今回は「幻演師」としてやってくれることに。去年はさるフェスを見たことない天野さんに無理矢理お願いしましたが、今年は二度目ですからいよいよ本番です！<br />
	<span style="color:#800000;"><strong>笠原</strong></span>　天野さんは「幻演師」で、しりあがりさんは企画ならぬ「奇画」に。<br />
	<span style="color:#4b0082;"><strong>河井</strong></span>　奇妙なことを画策する人ということですね。<br />
	<strong>──去年、天野さんは初参加とはいえ、午前中のリハーサルからオープング、深夜のフィナーレまで、何気に一番働いていた印象が。</strong><br />
	<span style="color:#2f4f4f;"><strong>村山</strong></span>　しかも、お客さんの場内整理まで天野さんご本人がやってくださっていた（笑）。今考えるとなんて失礼なことを&hellip;。<br />
	<strong>──劇団の人がライブハウスを演出するというのも実は珍しいことですから今年も楽しみです。あと19:35からのシークレットタイムというのも気になりますが。</strong><br />
	<span style="color:#800000;"><strong>笠原</strong></span>　これは言えない内容なんですよ。<br />
	<span style="color:#4b0082;"><strong>河井</strong></span>　さるフェスではよくあることなんですが、言えないゲストとか結構いるんです。<br />
	<span style="color:#008080;"><strong>寿</strong></span>　そもそもこんな所にいちゃいけない人。<br />
	<span style="color:#4b0082;"><strong>河井</strong></span>　「爆笑さるハゲ寄席」にも出ますよ。言いたいけど言えない人が。</p>
<h3>
	さるフェスは「ガロ」に近い？</h3>
<p>
	<span style="color:#800000;"><strong>笠原</strong></span>　そういえば前回大好評だった猫背椿さんのフードコーナーもまた出ます。去年は素敵な女優仲間の皆さんがお忍びで売り子をしてたという&hellip;。<br />
	<span style="color:#008080;"><strong>寿</strong></span>　お忍びで出演じゃなく「売り子」って、なんて贅沢な&hellip;。<br />
	<span style="color:#2f4f4f;"><strong>村山</strong></span>　人気女優が来てくださったのに、会場でおにぎり売ってただけですからね（笑）。<br />
	<span style="color:#800000;"><strong>笠原</strong></span>　３回目となる顔田顔彦さんのマジックショーも見所ですよ。初期の頃は仕掛けが「見えてる！」っていう場面もありましたが。<br />
	<span style="color:#2f4f4f;"><strong>村山</strong></span>　観る角度が問われるマジックですから。<br />
	<span style="color:#800000;"><strong>笠原</strong></span>　最近は相当グレードアップしてるようです。今や職業がマジシャンで演劇は趣味になってるそうで。新しい鳩も調達済みだとか。<br />
	<span style="color:#4b0082;"><strong>河井</strong></span>　まさに「翼」ですよ。<br />
	<span style="color:#008080;"><strong>寿</strong></span>　そうか、今年のテーマは顔田さんの鳩にかかってるのか！<br />
	<span style="color:#2f4f4f;"><strong>村山</strong></span>　ロックフェスと名乗りながら、年々ロック色が薄くなってないですか？<br />
	<span style="color:#008080;"><strong>寿</strong></span>　でも俺の感じではまだまだロックの比率が多いな。<br />
	<span style="color:#800000;"><strong>笠原</strong></span>　拡大解釈すれば秋山祐徳太子さんもロックだと言えますね。<br />
	<span style="color:#4b0082;"><strong>河井</strong></span>　そういう意味では、普段なかなか観れない一流のものを一度に観れる機会だと言えますね。普段観れない三流のものも混じってますが（笑）。これでもバランスは考えているんですよ。まあ、若い、いわゆる旬のバンドみたいなのは出ませんが<br />
	<span style="color:#008080;"><strong>寿</strong></span>　有名な人にオファーするって勇気がいるっていうか、寿命が縮むっていうか&hellip;<br />
	<strong>──出たいって人は多いんですか？</strong><br />
	<span style="color:#4b0082;"><strong>河井</strong></span>　実は結構多いんです。<br />
	<span style="color:#008080;"><strong>寿</strong></span>　毎年７月ぐらいには一旦締め切っちゃうんです。その後も調整はありますが。<br />
	<span style="color:#2f4f4f;"><strong>村山</strong></span>　ただ、敷居が低そうなイメージは相変わらずです（笑）。それは当初からのスタンスなんで。<br />
	<span style="color:#4b0082;"><strong>河井</strong></span>　そういう意味では「ガロ」に近い。これだったら俺でも漫画家になれるんじゃないかと思って、いざ原稿を持ち込んだら断られたりするみたいな（笑）。<br />
	<span style="color:#800000;"><strong>笠原</strong></span>　さるハゲに最初から出てるバンドって誰でしたっけ？<br />
	<span style="color:#2f4f4f;"><strong>村山</strong></span>　バナナシスターズ（ジャンル：レトロ楽隊）とか、まじまんが（ジャンル：フォーク）、あと剛連合（ジャンル：長渕剛）もそうですね。<br />
	<span style="color:#4b0082;"><strong>河井</strong></span>　しかも今年は剛連合がメインステージに久々の登場です。<br />
	<span style="color:#2f4f4f;"><strong>村山</strong></span>　本人にとっては罰ゲームに近いんですが（笑）。でも３年前にはメインステージの剛連合を観て泣いたお客さんがいたんですよ。ホントに！<br />
	<span style="color:#4b0082;"><strong>河井</strong></span>　普通のコピーではないですからね。もはや長渕剛の依代（よりしろ）に近いもので。長渕さん本人が聞いたら怒ると思いますが（笑）。<br />
	<span style="color:#008080;"><strong>寿</strong></span>　そういう意味では、歌の上手さとかテクニックだけじゃないんだよね。ジャンルのバランスとか縁とかタイミングとか弾みとかで決まる。本当は出たい人みんなに出て欲しいんだよね。</p>
<h3>
	深海コーナーは治外法権</h3>
<p>
	<a href="http://rooftop.cc/interview/2012/01/11/Sarufes12_fly_ura.jpg" rel="lightbox" title=""><img alt="Sarufes12_fly_ura.jpg" class="mt-image-left" height="421" src="http://rooftop.cc/interview/assets_c/2012/01/Sarufes12_fly_ura-thumb-300x421-5264.jpg" style="float: left; margin: 0 20px 20px 0;" title="" width="300" /></a></p>
<p>
	（ここでヴィンセント秋山が参加）</p>
<p>
	<strong>──秋山さんは去年、深海コーナーのプロデュースにカレー販売と大忙しでしたが。</strong><br />
	<span style="color:#000080;"><strong>秋山</strong></span>　いやあ、今年も大変です。メインステージにも出ますし。<br />
	<span style="color:#800000;"><strong>笠原</strong></span>　スリーメン（ジャンル：革命的フォークゲリラ）というユニットなんですが、「1992年から時空を超えてやって来た革命的フォークゲリラバンド」という設定になってます。<br />
	<span style="color:#2f4f4f;"><strong>村山</strong></span>　実際、20年前はテレビにも出たんですよね。<br />
	<span style="color:#008080;"><strong>寿</strong></span>　ちゃんと練習してるの？<br />
	<span style="color:#800000;"><strong>笠原</strong></span>　してますよ！　台本書いたり、衣装作ったり。<br />
	<span style="color:#000080;"><strong>秋山</strong></span>　オフィシャルＴシャツも作ってます。<br />
	<span style="color:#008080;"><strong>寿</strong></span>　演奏の練習じゃないんだ（笑）。<br />
	<strong>──あと楽しみなのはなんといっても深海コーナーで展開される、メイド喫茶・共闘系萌え萌えカフェ「げば♡ると！」ですね。</strong><br />
	<span style="color:#008080;"><strong>寿</strong></span>　深海コーナーって治外法権だよね。俺も何やってるのかよく知らない。思想とかはなさそうだけど。<br />
	<span style="color:#4b0082;"><strong>河井</strong></span>　宮台さんの最近の本読んだら「日本は国家としては既に終わっているから、依存するのはやめて、身近な範囲でできることをやろう」ってことらしいですよ。そういう思想を踏まえて&hellip;&hellip;。<br />
	<span style="color:#800000;"><strong>笠原</strong></span>　マッサージとか占いとか針灸とか。<br />
	<span style="color:#008080;"><strong>寿</strong></span>　やっぱりないじゃん（笑）。<br />
	<span style="color:#000080;"><strong>秋山</strong></span>　でも、メイドさんが６人ぐらい来ますよ！　しかも、みんな綺麗どころの女優さん。２回言いますが、綺麗どころの！　なおかつ、ここだけの話ですが機動隊系の人も来る予定です。<br />
	<span style="color:#4b0082;"><strong>河井</strong></span>　じゃあ弾圧する側と弾圧される側が一緒になると？<br />
	<span style="color:#000080;"><strong>秋山</strong></span>　ホントに元機動隊の人で、実際に学生運動の最期の頃に明治大学の和泉校舎に動員されたそうなんです。だから思想はあるんです！<br />
	<span style="color:#4b0082;"><strong>河井</strong></span>　あと前回大人気だったのが占いコーナーでしたね。<br />
	<span style="color:#000080;"><strong>秋山</strong></span>　ムーンシャドウ先生ですね。日本語で言うと月影先生ってことなんですが（笑）。すごい当たりますよ。そうだ、月影先生に占って欲しい方は自分の生年月日に加えて生まれた時間をあらかじめ調べて来て欲しいんです。だいたいでもいいですから。</p>
<h3>
	終電で帰れない工夫？</h3>
<p>
	<span style="color:#008080;"><strong>寿</strong></span>　そういえば、ファンシートラックス（ジャンル：アニメとフォーク）は何やるの？<br />
	<span style="color:#2f4f4f;"><strong>村山</strong></span>　今回はフォークデュオとアニメーションをシンクロさせようという試みをやります。<br />
	<span style="color:#008080;"><strong>寿</strong></span>　ファンシートラックスは歴史的に言えばさるフェスの常連だったPEVOとCOSMIC7が解体した後に再構成されたんですよね。２つのユニットが合体してこんなに寂しくなるとは思わなかった（笑）。<br />
	<span style="color:#2f4f4f;"><strong>村山</strong></span>　いや、今回はドラムも入って少し変わりますから！<br />
	<strong>──村山さんはファンシートラックスと親戚の２つに登場するんですよね。</strong><br />
	<span style="color:#008080;"><strong>寿</strong></span>　村山さんが５つのバンド掛け持ちした記録はまだ破られてないんだっけ？<br />
	<span style="color:#2f4f4f;"><strong>村山</strong></span>　そうですね。あと幹事もしてましたしね。<br />
	<strong>──村山さんは以前、イベント終わった後に過労で倒れてましたからね。</strong><br />
	<span style="color:#2f4f4f;"><strong>村山</strong></span>　ああ、そんな過去もありました&hellip;。打ち上げの間吐きっぱなしでした。<br />
	<span style="color:#4b0082;"><strong>河井</strong></span>　さるフェスはバンドで出るのは枠的にいっぱいですが、村山さんの代わりをしてくれる人ならすぐに出れますよ。二つ返事で。<br />
	<span style="color:#2f4f4f;"><strong>村山</strong></span>　そうすれば僕も勇退できます。<br />
	<strong>──河井さんは今年は出番少なめですね。</strong><br />
	<span style="color:#4b0082;"><strong>河井</strong></span>　死顔（しにがお）だけですね。それもなるべく目立たないようにします。<br />
	<span style="color:#800000;"><strong>笠原</strong></span>　深夜ですが、死顔の後にめおと楽団ジキジキが登場しますから終電で帰らないで欲しい。<br />
	<span style="color:#008080;"><strong>寿</strong></span>　毎回そうだけど、今年もオープニングからフィナーレまで目が離せないね。<br />
	<span style="color:#000080;"><strong>秋山</strong></span>　カレーも深夜の方が煮込んでて美味しくなってますから！<br />
	<span style="color:#4b0082;"><strong>河井</strong></span>　打ち上げもお客さんと一緒にやりますから、是非最後までいて欲しいです。ちゃんと終電で帰れないような工夫もしてますから。TAMAYOさんとか。<br />
	<span style="color:#800000;"><strong>笠原</strong></span>　お色気で釘付け！（笑）。<br />
	<span style="color:#000080;"><strong>秋山</strong></span>　わかりやすい。再入場はできないんだっけ？<br />
	<strong>──近隣とトラブルにならないように外で警備的なことをすれば可能なんですが。</strong><br />
	<strong><span style="color:#000080;">秋山</span></strong>　警備だったら大日本プロレスがいるじゃない！<br />
	<span style="color:#4b0082;"><strong>河井</strong></span>　余計にトラブルになるような&hellip;（笑）。<br />
	<span style="color:#2f4f4f;"><strong>村山</strong></span>　そういえば大日本プロレスって出演告知はされてるのに、タイムテーブルに載ってないのが怪しいですね（笑）。<br />
	<span style="color:#800000;"><strong>笠原</strong></span>　当日のお楽しみですね！</p>
<h3>
	いろんな所でいろんなことが起きるフェス</h3>
<p>
	<strong>──毎年バージョンアップしてる感じですが、今年はお客さんも増えそうな予感ですね。</strong><br />
	<span style="color:#2f4f4f;"><strong>村山</strong></span>　今までとはちょっと違った客層の人も来るかもしれないですね。<br />
	<span style="color:#000080;"><strong>秋山</strong></span>　そうかー。今まで許されてたことが許されなくなるのかも&hellip;。<br />
	<span style="color:#2f4f4f;"><strong>村山</strong></span>　でもさるフェスのお客さんはあったかい人が多いですよね。寛容というか。一緒に盛り上げようという感じがすごくする。<br />
	<span style="color:#008080;"><strong>寿</strong></span>　お客だからわがまま言っていいっていうタイプの人じゃないよね。オレそもそもお客さんてコワイんだよ。お金払ってるから立場上じゃん。でもその関係性のいきすぎがこのニッポンをダメにしてるんだよ！でかい話にしてみました（笑）。<br />
	<span style="color:#4b0082;"><strong>河井</strong></span>　今までもそうでしたが、普段ライブハウスに来るお客さんとも違うし、かといって演劇系のお客さんでもない、不思議な客層ですね。去年は加藤賢崇さんがお客さんで来てたんですが、友達ばっかりだって喜んでました。だから今年もお呼びしようと思ってます。お客さんとして（笑）。名誉客？<br />
	<span style="color:#008080;"><strong>寿</strong></span>　それいいよね、招待客じゃなくて名誉客。<br />
	<span style="color:#000080;"><strong>秋山</strong></span>　そういえば去年の深海コーナーで、スイマーズの人が賢崇さんに針灸してる横で、顔田顔彦さんがサエキけんぞうさんに手品をやって、その裏で武内享さんが煙草吸ってた。かなり気が狂った光景でしたね。なんだこの空間は？みたいな。<br />
	<span style="color:#008080;"><strong>寿</strong></span>　出演者が普通に客席をウロウロしているのがいいんだよね。<br />
	<strong>──とにかく今年も２つのステージに深海コーナー、フードコーナーと見所がたくさんあって、とても１回だけではさるフェスを味わい尽くせないですよね。</strong><br />
	<span style="color:#2f4f4f;"><strong>村山</strong></span>　深海まで辿り着けない人もいるから。<br />
	<span style="color:#4b0082;"><strong>河井</strong></span>　夏に野外とかでやってみたいですけどね。<br />
	<span style="color:#008080;"><strong>寿</strong></span>　フジロックフェスのステージとステージの間とかでやらせてもらえないかなあ。<br />
	<span style="color:#4b0082;"><strong>河井</strong></span>　それはフジロックに混ぜてもらうってことですよ（笑）。<br />
	<span style="color:#2f4f4f;"><strong>村山</strong></span>　でも京都の老舗ライブハウス「拾得」で「ミニさるフェス」みたいなことやりましたよね。<br />
	<span style="color:#008080;"><strong>寿</strong></span>　そうだよ。ロフトと拾得は制覇したんだ。<br />
	<span style="color:#000080;"><strong>秋山</strong></span>　相当偏ってるなー。<br />
	<span style="color:#4b0082;"><strong>河井</strong></span>　でも、ロフトでは既に３回やってますが、遠慮して今だに楽屋の壁に落書きできないんですよね（笑）。<br />
	<span style="color:#2f4f4f;"><strong>村山</strong></span>　確かに、落書きしてる人見たことない。してもいいのかな？<br />
	<strong>──今年は一気に落書きが増えそうで楽しみです（笑）。では最後にお客さんに一言。</strong><br />
	<span style="color:#000080;"><strong>秋山</strong></span>　いろんな所でいろんなことが起きるフェスですから、全部楽しむつもりで来るのがいいと思います。<br />
	<span style="color:#4b0082;"><strong>河井</strong></span>　実は今年から料金を上げさせてもらったんですが、とはいえ相当お得なイベントだと思いますので、是非興味のある人は来て欲しいですね。<br />
	<strong>──出し物の数は増えてるから１つ１つの単価はむしろ下がってますよね。昔は１バンド100円ぐらいでしたが、今は50円ぐらい？（笑）。一体、さるフェスはどうなるんでしょう？</strong><br />
	<span style="color:#4b0082;"><strong>河井</strong></span>　いや、来年はあるかどうかわかりませんよ。観れるうちに観とかないと。世の中何が起こるかわかりませんからね！</p>
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    <title>cali≠gari（2012年1月号）</title>
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    <published>2012-01-05T11:00:00Z</published>
    <updated>2012-01-06T05:26:25Z</updated>

    <summary>　cali≠gariがニュウアルヴァム『11』を2012年1月11日にリリースする。cali≠gariとは、1993年に結成され、幾度ものメンバーチェンジを繰り返し、2000年6月に現メンバーとなる。ヴィジュアル系にカテゴライズされるが、オルタナ、プログレ、アンビエント、ポスト、エモ、エレクトロニカ、フォーク、ニューウェーブなどなど、様々な表情を持つ。今作も、1曲目の『吐イテ棄テロ』から最後の『東京、40時29分59秒』まで全11曲、80&apos;s・90&apos;s感たっぷりの彩り豊かな楽曲が並んでいた。
　本誌でのインタビューは初登場となるが、新宿ロフトとしては西新宿にあった当時から出演している。最近では、ロフトでのライヴというとこちらの想像を越える企画を提示し、多くの人の度肝を抜いてきたバンドでもある。今回は、ロフトでの企画の話、『11』の話、そして読者の皆さんから事前に募集したcali≠gariへの質問を交えながら、桜井 青（G.＆cho.）に訊いた。（取材：大塚智昭／新宿ロフト店長　構成：やまだともこ）</summary>
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    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://rooftop.cc/interview/">
        <![CDATA[<h3>
	昔の勘を取り戻した</h3>
<p>
	<strong>── 2010年3月に『&ne;（ジュウイチジャナイ）』を発表し、ようやく『11』がリリースされますが、出来上がってどんな思いですか？</strong></p>
<p>
	「月並みな答え方だと、非常に過酷なスケジュールの中でよくこれだけのものが出来上がったなと感心しています。メンバー間でリハーサルをするということが一度もない状況でしたから。だいたい今まで、作曲リハーサルは1〜2度──それでも少ないですけど──やってきましたが、今回は初めての0回」</p>
<p>
	<strong>── 個人個人練習して当日を迎える、と。</strong></p>
<p>
	「（練習を）している人もいるんじゃないでしょうか」</p>
<p>
	<strong>── している人も？</strong></p>
<p>
	「僕は全くやってない。僕はその日に聴いてドンってレコーディングするタイプなので」</p>
<p>
	<strong>── その時の雰囲気とか空気を大事にしたいということですか？</strong></p>
<p>
	「よく言うとジャズのインプロみたいな感じ、悪く言うとめんどくさがり（笑）。でも、それには理由があって、テンションを保っておきたいんです。自分が弾くものがどんなものかわからないって楽しいんですよ。現状のスキルで出来ることをやりたい。練習しなくてもスッと出来るものを作りたいんです」</p>
<p>
	<strong>── 背伸びをしないということですか？</strong><br />
	「背伸びをしないとギターって絶対にうまくならないんですけど、うまくなるためにギターを弾いてるわけではないですから」</p>
<p>
	<strong>── となると、何のために弾いているんですか？</strong></p>
<p>
	「自分の音楽をやるために弾いているんです。僕はギタリストとしての成長は世界一遅いほうだと思うんですけど、それでも1年にちょっとずつはスキルアップしているんですよ。そのちょっとずつアップしたスキルで弾いていく。でも、今20歳ぐらいの子のアルバムとか聴くとすごい上手いですよね。この子たちは僕の年まで行ったら何になるんだろうって思いますけど」</p>
<p>
	<strong>── 青さんは、&ldquo;弾けない&rdquo;ことで有名なギタリストではあるんですけど、みんなが言ってるよりは弾けるんですよね？</strong></p>
<p>
	「まるっきり弾けないかと言ったらそんなことはなく、レコーディングであればちゃんとやりますよ。でも、ライヴはギターを弾くよりも大切なことがあるんです（笑）」</p>
<p>
	<strong>── ところで、今回の曲作りはいつから始まったんですか？</strong></p>
<p>
	「8月に出したシングル（『<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/B0058L4N6S/ref=as_li_tf_tl?ie=UTF8&amp;tag=webrooftop-22&amp;linkCode=as2&amp;camp=247&amp;creative=1211&amp;creativeASIN=B0058L4N6S">#</a>』）の曲を集めようと言ったのが5月に入ったぐらい。そこから同時進行でアルバムの曲を作り始めて、8月に5曲ぐらい揃ったんです。でもアルバムの本当のリリースは11/11で、あと1ヶ月で6曲作るのは不可能ということで発売延期。だけど契約上何か出さなきゃいけないので、シングルをもう1枚（『#_2』）11月に出したんです。この時は、2枚買いさせるために無理矢理作った3曲目を入れたくなかったので、<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/B005OMBPG2/ref=as_li_tf_tl?ie=UTF8&amp;tag=webrooftop-22&amp;linkCode=as2&amp;camp=247&amp;creative=1211&amp;creativeASIN=B005OMBPG2">『#_2 今、CDは何故売れないのか? 編</a>』<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/B005OMBOHW/ref=as_li_tf_tl?ie=UTF8&amp;tag=webrooftop-22&amp;linkCode=as2&amp;camp=247&amp;creative=1211&amp;creativeASIN=B005OMBOHW">『#_2 今、再結成ブームを考える編</a>』として、新宿ロフトの店長に出演してもらい、ラジオドラマ（討論会）を収録したんです。ただこの時点でアルバムに入れる11曲のうち5曲をシングルで出してしまったわけです。買う側としては、6曲のために高いお金を出すというのは財布の紐も固くなると思うんですよね。結果、石井さんはシングルを全曲歌い直すと言い、僕も曲によってはトラックとギターを録り直したり、ミックスを変えたりと、作り込んでいます」</p>
<p>
	<strong>── 全曲録り直しですか。</strong></p>
<p>
	「前作の『<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/B002DRAQES/ref=as_li_tf_tl?ie=UTF8&amp;tag=webrooftop-22&amp;linkCode=as2&amp;camp=247&amp;creative=1211&amp;creativeASIN=B002DRAQES">10</a>』は、今聴いても良いなと思うんだけど、どうしても曲によっては作った本人でも気分で飛ばしちゃう。だから、今回は1曲目を聴いたら最後まで聴きたくなるアルバムを意識しました。ジグソーパズルのピースをひとつひとつ埋めていくように、現時点で出来ている曲を並べてこういう曲が足りないということを考えて、いつもより念入りに。今までもそういった作り方をしていたはずなんですけど、石井さんが入ったことでバンドがスキルアップした分、居心地の良さによりかかりすぎてしまって、自分の中で怠けさせていた部分があったな、と。cali&ne;gariってこういう感じでアルバム作ってたなと勘を取り戻した気分です。昔と違うのは、週に3回オールナイトでスタジオ入る事とかはもう無いってことくらいかな？ 今回、1回も入らず作れたから、いろんなことが変わって来てますよね。もっとも、聴く人によっては、（前作から）全然変わらないと思うかもしれないし、そこは作り手側の意識的な問題なんですけどね」</p>
<p>
	<strong>── どんなピースが足りないと感じていたんですか？</strong></p>
<p>
	「耳馴染みの良いものが揃っていたので、cali&ne;gariらしいどろっとしたものとか。最後に残った曲というのは、『JAP ザ リパー』と『その斜陽、あるいはエロチカ』、『最後の宿題』」</p>
<p>
	<strong>── 全部曲調が違いますね。</strong></p>
<p>
	「2曲目・まん中・最後のピースが決まっていなかったんです。2曲目の意味合いは『10』でいう『マッキーナ』の位置。レコード屋で試聴する時って1曲目〜3曲目ぐらいを聴きますよね？ だから、1曲目でバンドの現在の特性や新しさを出して、2曲目は勢いが良い感じのものを。3曲目は耳馴染みが良いシングルだったりを持ってくるというのがcali&ne;gariの基本パターン。それを考えた時に、2曲目に置く勢いのあるライヴのキラーチューンとなるものと、cali&ne;gariって退廃的というかデカダンな曲が毎回1曲入ってるんですけど、そういう曲が最近影を薄めてしまっていて、昔で言うなら『禁色』とか『誘蛾灯』のような薄暗い体温を感じる曲。あとはお約束の『最後の宿題』みたいなキュンと来る曲を作ろうと思ったんです」</p>
<h3>
	40のおっさんが何言ってるんだよ</h3>
<p>
	<strong>── インパクトが強かったのが2曲目の『JAP ザ リパー』で、7曲目の『初恋中毒』でこういうポップさもあるんだと、いろんな表情を持ったアルヴァムだと感じました。『初恋中毒』はシングルでは青さんが歌っていましたけど、アルヴァムでは石井さんが歌い、雰囲気が全然違いますね。</strong></p>
<p>
	「最初は石井さんが歌うというところで、体温がない感じで歌詞を書いていたんですけど、二転三転して僕が歌うことになって、それなら照れくさいことを歌ってもいいやって。でも、歌詞が出来上がるぐらいで石井さんが&ldquo;アルバムは俺が歌う&rdquo;って言い始めて、&ldquo;ちょっと待って！ だったら歌詞変えたのに！&rdquo;って、もうてんやわんや（笑）。だから、この歌詞を石井さんが歌うことによって、すごく不思議な感じになる。僕が&ldquo;恋愛偏差値26&rdquo;とか&ldquo;初恋中毒スタート&rdquo;と歌っても、&ldquo;40のおっさんが何言ってるんだよ&rdquo;って感じでちょうど良いかなと思ったけど、石井さんにマジに歌われると困るんだけどなって。ただ、石井さんは歌ってる時に基本的に心籠もってないはずなのでそこが良いんですよ。前に&ldquo;自分で書いた詞ではないから、それを理解しながら歌っていくのは俺には辛い&rdquo;って言っていて。そういう割り切りがあるから、僕も前より自由に歌詞を書けるようになった。前は、石井さんが歌っても恥ずかしくないように、石井さん寄りにと意識的にあって、それが曲によっては良くなかったんだと思うし、バンドを駄目にしたんだとも思う」</p>
<p>
	<strong>── 最初は石井さんをイメージしながら作っていたんですか？</strong></p>
<p>
	「歌い手の声をイメージするんです。でも、石井さんが歌ってもおかしくないような歌詞をイメージするということは、わけがわからない世界に歌詞も突入しなくてはいけない。あれは石井秀仁だけがやれば良いことであって、そこは僕の良さで書いていけば良いのかなと思うようになって。ていうかバンドにあの歌詞書く人間は二人もいらない！」</p>
<p>
	<strong>── 今回読者の方から質問を募集したのですが、その中に&ldquo;青さんが愛について書きたかったと歌われた『初恋中毒〜BL編〜』（『#_2』収録）ですが、今、愛について心境の変化はありましたか？（HN：えり）&rdquo;とありました。</strong></p>
<p>
	「なんですって？ 別に愛について書きたかったわけではないですよ。今回はラブソングを書こうかなというところのテストパターンです。ラブソングって難しいじゃないですか。&ldquo;愛した&rdquo;&ldquo;恋した&rdquo;&ldquo;別れた&rdquo;ぐらいしかテーマがないですから、それを千変万化のごとく、いろいろな引き出しを持ってくる「マッキー」や「小田和正」先生、ラブソングの帝王「崎谷健次郎」先生だと思ってますけど、皆さん本当に天才ですよね。僕ね、やっぱり恋愛偏差値が低いんですよ」<span style="color: rgb(169, 169, 169);">（語り出す青さん）</span></p>
<p>
	<strong>── 恋愛偏差値は26なんですか？</strong></p>
<p>
	<span style="color: rgb(169, 169, 169);">（無視）</span>「ハーレクイン・ロマンス<span style="color: rgb(169, 169, 169);">（カナダのハーレクイン・エンタープライズ社が刊行している、若い女性向きの恋愛物語のシリーズ／コトバンクより）</span>とか得意じゃなかったから、ラブロマンスってそんなに読んでなくて引き出しが小さいんです。もうちょっと読んでいたらと思うんですけどね。で、なんですって？」</p>
<p>
	<strong>── &hellip;愛について心境の変化はありましたか？ だそうです。</strong></p>
<p>
	「別にないですよ。これを書いたから変わるなんて、そんなに安い人間じゃないです。ホモとして生き始めて20年ぐらい経つんですけど、20年経った経験値を40歳で出してるだけであって、40歳からラブソングを書き始めるからと言って、心境の変化なんてないですよ。子供じゃないんだから!! 『初恋中毒』が40歳のおっさんのリアルな心境だったら気持ち悪いでしょ？」</p>
<p>
	<strong>── （笑）はい&hellip;。</strong></p>
<p>
	「ここわかってほしいんですけど、40歳のおっさんが書いてるものであるけど、40歳のおっさんの私小説ではありません。ただ、生まれてから40歳になった期間の思いは詰まっています。綺麗な言葉で言うなら、当時の自分にタイムスリップをしてその時の気持ちで書いている。いろんな思い出があるんです。初めて恋をした時、初めてセックスをした時、その時の思い出がいっぱいしまってあるので、それを書いてます」</p>
<p>
	<strong>── 初めて恋をしたのは何歳だったんですか？</strong></p>
<p>
	「必要？ その話（笑）？ 長いよ（笑）？」</p>
<p>
	<strong>── では話を変えましょう（笑）。『最後の宿題』ですが、これは懐かしさを感じる曲で歌謡曲っぽいかなと思いましたが。</strong></p>
<p>
	「アーリー90&#39;sの感じですね。ウチがよく作る甘酸っぱい感じ。デモを作っていた時に石井さんと&ldquo;90年に入るか入らないかの時の、エピック系のエレポップをイメージしてみません？&rdquo;という話になって。それも同期ではなくて、シンセ手弾きで」</p>
<p>
	<strong>── 『コック ア ドゥードゥル』も懐かしさがあり、これも90&#39;sですよね？</strong></p>
<p>
	「それ僕的には80&#39;s（笑）今回、意識した訳じゃないですけど、集めてみたら90&#39;sが揃いましたね。『10』は80&#39;sを意識していて、機材にもこだわりましたけど、今回はそういうことしてないのに90&#39;sの感じが出ました」</p>
<p>
	<strong>── 『暗中浪漫』は、バブルの時代を感じますし。</strong></p>
<p>
	「やっぱそう思う？ かなりバブルっぽいですよね（笑）」</p>
<p>
	<strong>── 『11』に収録されている『東京、40時29分59秒』は、シングルの『東京、43時00分59秒』と歌詞のバージョンを変えたところにはどんな意図があるんですか？</strong><br />
	「『東京、43時00分59秒』は、もともと30代最後の思い出に作るつもりでいたので、自分の曲の中では今回どの曲よりも力が入ってます。『東京、43時00分59秒』は30代までの思い出、『東京、40時29分59秒』は40歳になった想いを吐露する歌詞になっています。惜春という程ではないんだけれど、夢を語っていい年でもないし、もう今の僕たちが夢であるべきなので」</p>
<p>
	<strong>── タイトルがちょっと違うのは？</strong></p>
<p>
	「秘密です！ まさしくそのタイトル（『東京、40時29分59秒』）は昨日なんですよ。うふふ」</p>
<p>
	<strong>── 12月19日ということですか&hellip;。全然見当がつきません。ところで、読者の方から今回のアルヴァムについて&ldquo;青さんが作った曲の中で一番制作に時間をかけた、またはかかってしまった曲はどれでしたか？（HN：りえ）&rdquo;とありました。</strong></p>
<p>
	「『最後の宿題』と『東京、40時29分59秒』に関しては、どちらも同じぐらい時間がかかってます。『東京〜』は詞を書き終わるまで6月いっぱい使ってます。なんとなく弾き語りで作っていって、形にするのに尺もサビもメロも5回ぐらいいろんなものが変わりましたから」</p>
<p>
	<strong>── また&ldquo;ニュウアルヴァム『11』について、一番苦労した曲を教えて下さい。（HN：ヨキ）&rdquo;とありました。</strong></p>
<p>
	「一番苦労した曲は&hellip;。『#_2』の討論会に比べれば、どれもたいした苦労はしていない。あれはかつてない苦労をしました。発狂するような編集作業で、ひさびさに徹夜というものをこの年でやらされたため気が遠くなりました。それに比べたらどの曲も苦労してないです。でも、苦労するとか思わないですよ。好きなことやってるんですから」</p>
<h3>
	<strong>良い意味でも悪い意味でも裏切れるからこそのcali&ne;gari</strong></h3>
<p>
	<strong>── そして、cali&ne;gariと言えばロフトでのイベントは毎回衝撃的なものが多く、2010年3月16日に開催した&ldquo;『マネー￥金』&rdquo;（当日、「チケット代34,200円は0をひとつ間違えてました」と言って入り口で返金するという伝説のライヴ）、2011年11月23日に開催した&ldquo;SECRET「GIVES」&rdquo;（チケットの発売方法をシークレットにするという前代未聞のライヴ）などがありますが、ああいうアイディアはどなたから出てくるんですか？</strong></p>
<p>
	「マネージャーです。ライヴ当日に入り口で返金なんて、なんでそんなめんどくさいことするんだろうって（苦笑）」</p>
<p>
	<strong>── その金額でもチケットは売り切っていましたが。</strong></p>
<p>
	「応募が1000越えてましたから」</p>
<p>
	<strong>── これに関して、&ldquo;『マネー￥金』の34,200円のチケットが売り切れると思いましたか？（HN：まる。@）&rdquo;と質問が来てました。</strong></p>
<p>
	「なんとも言えないですよね。罪悪感のほうが強かったです。当日に返金するというネタがわかってるにしても、1回その金額を払わせるということが、このバンドって性格悪いなって。こういうことをやるとメンバーが悪くなるんですけど、よくよく考えて下さい。そういったことは一般的に言ったら許されるべき行為ではないのです。それが出来てしまうとういことは、たいていの場合まわりの人たちが悪ノリをしているんです。僕たちは悪くない（笑）!! なんにせよ売り切れてビックリですよ」</p>
<p>
	<strong>── 逆に言えば、cali&ne;gariだったらこの金額を払っても損だと思わせないライヴを見せてくれるはずだろう、何かしてくれるだろうという期待もあったんでしょうね、きっと。</strong></p>
<p>
	「何かしましたよ。キャッシュバックっていう。でも結果的には3,420円でライヴという良心的な価格になったんですよ。そこをもっとフィーチャーして欲しいですね。なんでこの優しさが伝わらないんだろうって。まず、ウチの客はドMじゃないとやっていけないかもしれない」</p>
<p>
	<strong>── 僕がcali&ne;gariで一番ビックリしたのは、武道館のライヴ（2010年2月11日）が売り切れたことでしたけど。</strong></p>
<p>
	「あれは想像出来ませんよね。最初の段階でチケットは売り切れないだろうから、360度使ってセンターステージでやろう。そしたら、おそらく8,000席ぐらい空くよねって（笑）。敢えてスカスカに見える形にしようって言ってたんです。そしたら次の日が大学の卒業式か何かで使うから、センターステージは作れないって言われて、しょうがないから普通の形でやりましょうって言って普通のやり方でやったら売り切れたんです」</p>
<p>
	<strong>── しかも即完じゃないのが面白いですよね。最後あと何枚ですってカウントダウンしてましたもんね。それで、まさかの売り切れ。</strong></p>
<p>
	「ホントビックリしましたよ」</p>
<p>
	<strong>── 武道館のタイトルも&ldquo;売り切れません、此処だけは________。マストライブ「解体」&rdquo;。</strong></p>
<p>
	「最終的には&ldquo;売り切れました、此処さえも。&rdquo;って」</p>
<p>
	<strong>── 常にお客さんを驚かせたいという感じはあります？</strong></p>
<p>
	「それはあります。常に想像の斜めを行くような感じ。絶対にお客が想像してくるどれかとは違うことをやろうと思っています」</p>
<p>
	<strong>── それは、作品にしてもライヴにしても？</strong></p>
<p>
	「そうしないと面白味がないですから」</p>
<p>
	<strong>── これからも、何が出るかわからないと。</strong></p>
<p>
	「良い意味で裏切れたら良いんだけど、悪い意味で裏切ることもありますから（笑）。でも、良い意味でも悪い意味でも裏切れるからこそのcali&ne;gariだと思うんです」</p>
<h3>
	ヴィジュアル系三大ブサイクバンドのひとつです</h3>
<p>
	<strong>── また、読者の方から&ldquo;復活後のcali&ne;gariは、ライヴ写真が雑誌には絶対載りませんが何故ですか？（HN：ドロシー）&rdquo;と来ています。</strong></p>
<p>
	「ライヴ写真は修整が効かないし、ウチはヴィジュアル系三大ブサイクバンドのひとつですから。でもファンクラブの方には見せてますよ（&ldquo;ここで何が言いたいのか読み取って下さい&rdquo;だそうです）。ジャケ写を見て格好いいバンドだと見られますし、アー写も出来上がりを見るとすごいなと思うんですが、ここは小松マジック（カメラマン：小松氏）がかかるので。ライヴは決してこんなに格好よくない。ぐっちゃぐちゃですもん。特殊性を売りにしているわけじゃないですけど、パリコレがいて、ガチホモがいて、メタルがいて、癒し系がいて、さらに下ネタ満載で、格好いいんだか格好悪いんだか。見る人によって捉え方が一番違うバンドだと思います」</p>
<p>
	<strong>── いろんな表情を持ってますね。</strong></p>
<p>
	「音源マニアっているじゃないですか。だけど、音源聴いてライヴを想像するとちょっと違う。まず音源で出してるそのものは弾いてないですからね（笑）」</p>
<p>
	<strong>── それと&ldquo;SECRET「GIVES」の時にSEがARBだった気がするのですが、普段SEはどなたが決めていらっしゃるのですか？（HN：ヨキ）&rdquo;だそうです。</strong></p>
<p>
	「SEは気分です。ロフトだからARBだった。普段SEはコンセプトが完全に決まっているライヴは、僕がSEを考えてますけど、国内トゥワーは全部BO&phi;WYかけましたね」</p>
<p>
	<strong>── &ldquo;今後 アルヴァム『11』を引っ提げてのトゥワーをするご予定はありますか？（HN：りえ）&rdquo;</strong></p>
<p>
	「解散しなければやるんじゃないですか？」</p>
<p>
	<strong>── 意味深ですね。</strong></p>
<p>
	「意味深じゃないですよ。解散するぐらいの動力はもうないから」</p>
<p>
	<strong>── ということは、今年トゥワーもあるかもしれないと。</strong></p>
<p>
	「やるんじゃないですか？ 厄年だから穏やかにしていたいんですけどね。でも、そんなこと言ったら僕の厄年が終わっても3人がまた厄年来ますからね（笑）。そうも言ってられないんですよ。厄年でお休みしたら10年ぐらいcali&ne;gariをお休みしなければならない」</p>
<p>
	<strong>── &ldquo;行動や言動やファッションなど苦手なバンギャルっていますか？（HN：みゆみ）&rdquo;</strong></p>
<p>
	「昔は嫌いなファッションがあったけど、今は何とも思わないです。ただ、あまりダサイ人はしゃべりかけてほしくないです」</p>
<p>
	<strong>── &hellip;難しいですね。自分なりにオシャレして来てる人が多いですから、ダサイなんて思っていないと思います。</strong></p>
<p>
	「でも、なんだかんだ言ってウチはおしゃれな子が多い。あまりに酷いファッションはいないです。ただ、コスプレとか見てると石井さんのコスプレをしてるということは、一体何十万かければいいんだって話ですよね。僕が着てる服も、研次郎くんも誠くんも意外と高いんです。だから、コスプレをしようとするとものすごく高いんですよ。だって、ライヴで履いてる靴も一足20万とかですよ。石井さんなんて一着30万の服をライブの最後に投げるんですよ。&ldquo;ちょっと!!&rdquo;って思いますけどね（苦笑）。言動に関しては、苦手というか嫌いな言動はあります。行動が嫌いな客もいます。馴れ馴れしすぎる客は嫌です。お客ということをさっぴいても、初対面の人に馴れ馴れしくされたらどう思いますか？ っていう話なんです。飲み屋で呑んでて、横の席になって意気投合するとはわけが違うじゃないですか。全然知らない人にため口で話しかけられたらどうですか？ って」</p>
<p>
	<strong>── ライヴ終わりに喋るんですか？</strong></p>
<p>
	「あんまり外には出ませんけどね」</p>
<p>
	<strong>── どういうタイミングで喋るんですか？</strong></p>
<p>
	「出待ちです。でも出待ちしてるお客さんは本当に会いたいというところがあるし、それはバンドマンをやってる以上、最低限のファンサービスだと思っていますから。でも、それを乗り越えて来ちゃう辛いお客さんはいます。待っててくれたからというジレンマもあって、優しくしたいけれど優しくできないレベルのところもあります。僕ファンレターはちゃんと読むんです。今までもらったものも全部とっておいてある。だけど、ここが良くなかったとかガツガツ書かれると、あなたの趣味趣向のためだけにライヴをやってるわけじゃないって思っちゃうんです。特別扱いされてると勘違いしているんじゃないか、と。ファンに対して特別扱いをしたことは一度もない。特別扱いみたいなものがお客のパワーバランスを崩すと思うんです。だから、ライブの最前がすごく苦手なんです。最前って、みんなが等しく来ることが出来る場所ですよね。それがどうして毎回同じ顔なんだと。&ldquo;私は古くからこのバンドのファンをやってます。偉いんです&rdquo;というのは大きな勘違い。ウチらの一番のファンは、はっきり言ってウチらですから。僕はお客の立場でいたこともあるけれど、最前行くならいつも戦いでしたし。それに、いつも同じ場所に同じ人がいるって薄気味悪い。普通にチケットを取って、整理番号が良くても一番前に行けないというのは何かしらの恐怖心があると思うんです。新規の人間が一番前に行くと何をされるかわからないという、暗黙のルールがきっとあるんでしょうね。でも、最前が気持ちが悪いというと、すべての最前の人に失礼になっちゃうので&hellip;言いたいのは最前が嫌いなんじゃなくて、いつも同じメンツだったら気持ち悪いってこと。僕、人の顔（特に女子）を覚えるのが相当苦手なんで、僕が覚えたら、まぁ、一つのアウトですね（苦笑）。ただ中には、いつも最前だけど、かつて無い全力のノリっぷりを見せるオバンギャの方もいるので、すべてが駄目とも言えないんですが&hellip;。何にせよ、こういうのがヴィジュアル系の悪しき風習なのかわかりませんが、ヴィジュアル系じゃないバンドって、もっと和気あいあいとしているでしょ？ 最前の子達の無駄な選民意識みたいなの本当に止めて欲しいですね。ライヴでノリを見ても、2列目以降のほうが明らかに盛り上がってる時もあるし、顔がキラキラしてて本気。こっちもそういう人の顔を見てやるほうが楽しいですから。って、またバンギャを敵にまわすようなこと言ってしまいましたね（笑）」</p>
<p>
	<strong>── いつものことですけどね（苦笑）。</strong></p>
]]>
        
    </content>
</entry>

<entry>
    <title>久保ミツロウ×能町みね子対談（2012年1月号）</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://rooftop.cc/interview/003867.php" />
    <id>tag:rooftop.cc,2012:/interview//2.3867</id>

    <published>2012-01-05T09:00:00Z</published>
    <updated>2012-01-06T07:07:21Z</updated>

    <summary>　昨年10月6日にロフトプラスワンで開催された、『モテキ』や『アゲイン!!』の作者・久保ミツロウと、『くすぶれ！ モテない系』や『ドリカム層とモテない系』の作者・能町みね子のトークライブ&quot;男子禁制!! 俺たちデトックス女子会&quot;。この第2回目の開催が決定した。
　&quot;モテ&quot;に対して敏感なお2人による&quot;デトックス&quot;の内容と言ったら、日頃モテない女子が友達（もちろん同性）とクダを巻きながら呑んでる時の会話そのものでもあり、前回のイベントに参加して思ったことは、非常に共感が出来るお話しかない！ ということだった。&quot;モテない&quot;というワードは、時に自分を惨めに感じさせることもあるが、それを共有出来る者同士が集まって、笑って話せる、笑って聞ける、私たちが求めていたイベントがこちらなのだ。今回も男子禁制、お2人が日頃からため続ける毒素を&quot;ぷー&quot;と丁寧に吐き出していくそう。「このイベントで何が生まれるのか？」と聞かれると正解は出せないが、ステージと客席の結束力だけは充分に生まれると思う。そういうイベントのご紹介。（interview：やまだともこ）</summary>
    <author>
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    </author>
    
    <category term="久保ミツロウ" label="久保ミツロウ" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#tag" />
    <category term="能町みね子" label="能町みね子" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#tag" />
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://rooftop.cc/interview/">
        <![CDATA[<h3>
	共有できそうな人に吐き出したい</h3>
<p>
	<span style="color: rgb(178, 34, 34);"><strong>久保：</strong></span>インタビューまで載ったら、これでわしらもロフトっ子になれるのぉ。</p>
<p>
	<strong>── （笑）今回は1月26日にロフトプラスワンで行なわれる&ldquo;俺たちデトックス女子会&rdquo;と、10月6日に開催された第1回を振り返ったお話を聞かせて頂けたらと思っています。</strong></p>
<p>
	<strong><span style="color: rgb(128, 0, 128);">能町：</span></strong>あのイベントの後、&ldquo;俺たちデトックス&rdquo;のTwitterアカウント（<a href="http://twitter.com/#!/oretachi_detox">oretachi_detox</a>）を作ったんです。＠で普段言えない愚痴とかを言って下さいという場所です。</p>
<p>
	<strong>── ＠で愚痴を書いたら回答してもらえるんですか？</strong></p>
<p>
	<span style="color: rgb(178, 34, 34);"><strong>久保：</strong></span>まだ情報源として使うのかどうかも悩んでいるところなんですけど、年末年始に心揺れること多いと思うから。</p>
<p>
	<strong>── ここでデトックスして、2012年明るく過ごせたら良いですね、という？</strong></p>
<p>
	<strong><span style="color: rgb(128, 0, 128);">能町：</span></strong>「明るく過ごそう」でもないんですよね。明るくなれないのはわかってるけど、少し一旦出しておこうって。</p>
<p>
	<strong>── 1回目に参加された方はご存じだと思いますが、まずお2人が出会ったきっかけを教えて下さい。</strong></p>
<p>
	<span style="color: rgb(178, 34, 34);"><strong>久保：</strong></span>能町さんの日記とか本を前から読んでいて、この人とは仲良くなれるというよくわからない自信があったんです。いつか私たちは会わなきゃいけないと。それで、能町さんがプラスワンでやったイベントに1人で行って、『モテキ』の1巻を持ってサインの列に並んで「これ読んでください」って渡して。</p>
<p>
	<strong><span style="color: rgb(128, 0, 128);">能町：</span></strong>まだ『モテキ』が発行される前ですよね。イブニングも読んでなかったので正直知らなかったんですけど、読んでみたら自分と同じタイプの人だって思って（笑）。</p>
<p>
	<strong>── どこか通じるものが（笑）。</strong></p>
<p>
	<strong><span style="color: rgb(128, 0, 128);">能町：</span></strong>ひっかかるところがありますね。でも、この人とこの人とこの人は同じ系統だよねって読者の目線から見て思うよりも、私たちが仲間だと思うのはもうちょっと狭い。固有名詞出したいんですけど。&hellip;これは、イベントでは言いましょうね。私たちは一括りだと思ってないということはよくあります。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(178, 34, 34);"><strong>久保：</strong></span>細かい違和感はありますよね（笑）。セックスもしていろいろやって今があります、みたいな本を書かれてる方とかとも同じラインに私たち立たせられるけれど、このラインで泣きそうな顔になってるのがバレないかっていう（笑）。セックスを謳歌されてる方と一緒にされても、私らは遠くの華やかな人をいいな&hellip;と思う外野の存在だし。謳歌されてるわけじゃないのかもしれないけれども。いろいろなくてこうなってる人とはちょっと違いますよ。</p>
<p>
	<strong><span style="color: rgb(128, 0, 128);">能町：</span></strong>いろいろあった上で悟ってるっていう人と、何もなさすぎてこじれちゃった人とは、一緒になるわけがないんです。</p>
<p>
	<strong>── イベントをやろうと思ったのは、日々感じる違和感を吐き出したいと思ったからですか？</strong></p>
<p>
	<span style="color: rgb(178, 34, 34);"><strong>久保：</strong></span>Twitterとかでエゴサーチして、小さなことで傷ついたりもするんです。</p>
<p>
	<strong><span style="color: rgb(128, 0, 128);">能町：</span></strong>それを共有できそうな人に吐き出そうと。でも、会場に来てくれる人も、条件は&ldquo;女の人&rdquo;ってだけだから、リア充が来る可能性は当然あって、仲間か敵かわからない部分はありますけど。</p>
<p>
	<strong>── 前回の客席は、お2人から見てどんな印象でしたか？</strong></p>
<p>
	<strong><span style="color: rgb(128, 0, 128);">能町：</span></strong>イベントの最後にけん制と冗談を込めて、「そんなこと言っても、ここにいる7〜8割彼氏いるんだろ!?」って言ったんですよ。そしたら反応が微妙で。あとでTwitterの感想見たら、「あの時の空気が変だった」とか、「全然彼氏いないんですけどね」って書いてあって、サインをもらいに来てくれた人を見ても、7〜8割はないなって（笑）。</p>
<p>
	<strong>── その後、言わなくていいのにTwitterで「彼氏いるのは3割ぐらいかなと思いました」と訂正してましたよね。</strong></p>
<p>
	<strong><span style="color: rgb(128, 0, 128);">能町：</span></strong>ついつい訂正しちゃいました。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(178, 34, 34);"><strong>久保：</strong></span>でも、あれが求めていた世界だったんです。「今回女性限定でやったけど、次回男子とか入れたらどうします？」って言ったら、みんなの反応が「えー。男子呼ばないでー」って大ブーイングで。学生の頃の男子こっち来るなという感じがして。想像以上に手応えがあった。あとでロフトの人に聞いたら、「今日はフードがすごく出ました」って。うちらのお客さんは、フードをめちゃめちゃ食いながら、独身で、彼氏もいなくて、っていう人が多いことがわかった。そこに男のお客さんがいて、私たちもウケが良いように着飾ってると他の女の人に思われたくないし、カップルの客に笑われたくない。私たちのモテないトークを聞いて、2人で顔を見合わせて「あはは」ってされたら、うわーー!! ってなりますよ。</p>
<p>
	<strong><span style="color: rgb(128, 0, 128);">能町：</span></strong>他の人と喋った時に出たのが、女子会は普通の女子が飲み会って言った時に男がいる前提だからこそ、女子だけでやるのを敢えて女子会って言うんであって、普通に飲み会で女子しか来ない人は、女子会ってそもそも呼ばない。だから、女子会とは言ってますけど、うちらは女子会って言葉に違和感があるんだって。</p>
<p>
	<strong>── その差を共有したいんですか？</strong></p>
<p>
	<span style="color: rgb(178, 34, 34);"><strong>久保：</strong></span>共有したいのかな。Twitterで言ったら角が立つし、形に残っちゃうから、形に残らないトークショーならいいんじゃないかって。能町さんとお酒を飲んでる時の会話とか、電話してるような内容でトークショーできるんじゃね？ って意味もわからず確信を持ってた。</p>
<p>
	<strong><span style="color: rgb(128, 0, 128);">能町：</span></strong>最初のノリはそれですね。イベントやろうというノリは、私が久保さんにグチの電話をしたのがきっかけなんです。そしたら、2人で喋るだけでイベント出来るんじゃないの？ って話になったんです。</p>
<h3>
	基本自分は嫌われてると思っている</h3>
<p>
	<strong>── 文句になることも笑えればいいですから。</strong></p>
<p>
	<strong><span style="color: rgb(128, 0, 128);">能町：</span></strong>そう。笑えればいいんです。基本、やっぱりそれなりにエンターテインメントにはしないとと思っていて。ただ「ムカつくんだけど」って話ばかり言ってるんじゃなくて、それが聞いて楽しいものになるようにはと思っています。&ldquo;モテ&rdquo;だけの話じゃなくて、基本自分は嫌われてるという先入観から入ってしまうクセで、いろんなことがうまくいかないという話もけっこうあるんです。そこにいることを喜ばれてないんじゃないかって。ライブに招待された時にどうしたら良いかわからないとか&hellip;モテないところから派生した話ですけど。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(178, 34, 34);"><strong>久保：</strong></span>基本嫌われてますという基礎がしっかりしてるから、基礎から間違ってるよって言われても、その上に家建てちゃったからどうしようもないんだよ、元からやり直すとか出来ないんだよって（笑）。</p>
<p>
	<strong><span style="color: rgb(128, 0, 128);">能町：</span></strong>すごい建て替えになっちゃいますよね。</p>
<p>
	<strong>── その気持ちはよくわかります。私もライブハウスでバンドに挨拶と言っても、歓迎されてないというのも考えているので、パッと挨拶して、じゃあ帰りますって帰るということはよくあります。</strong></p>
<p>
	<span style="color: rgb(178, 34, 34);"><strong>久保：</strong></span>そうそう（笑）。早く私がいない世界で安定してくださいって。</p>
<p>
	<strong><span style="color: rgb(128, 0, 128);">能町：</span></strong>呼ばれてることすら義理だと思っちゃってるから。付き合いで呼んでくれてるんだろうなって思ってるから、呼ばれた時に「元から行きたかったんです」って過剰に返信しちゃったりするんですよ。でも行っても、関係者には一切挨拶しないで帰って、後からTwitterだけで「すごい良かったです」って伝える。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(178, 34, 34);"><strong>久保：</strong></span>私も、本人からライブに呼ばれて行ったんだけど、ライブ後に残ってる人たちが明らかに友達とか業界の人で、1人で行ったから知り合いも全然いなくて、居場所を見つけられなかったから挨拶もせずに出て、すぐに近くの喫茶店に入って「挨拶苦手だから帰っちゃってごめんね」というライブの感想および、ピンポイントであの曲とかホント良かったよってメールを30分かけて打って送ったら、その後本人がすごく良いメールもらったのって喜んでくれてたっていうのを聞いて、大成功！ って（笑）。</p>
<p>
	<strong><span style="color: rgb(128, 0, 128);">能町：</span></strong>某バンドのメンバーと面識があって、この間TwitterのDMでライブに呼んでもらったんですけど、私が「元からすごい行きたかったんです！」って返したら、向こうから「ちょっとビックリした」って感じの返事が来て、ますます義理で誘ってたんだって思っちゃって。もちろんライブには行って、関係者席がちゃんとあるところだったから、挨拶しようかと悩んだんです。ここで待ってれば来るんだろうなって思ってたんですけど、業界の人ばかりでその空気にも耐えられなかったし、誰も知り合いがいないからずっとiPhoneいじるくらいしかすることなくて、結局なかなか出て来なかったので仕方なく帰って、後からDMで感想送ったんです。そしたら、「H（ボーカル）が会いたがってましたよ」って返信が来て、うそだろ？ って。私はHさんも挨拶だけはしたことがあって、でも向こうは覚えてないだろうなと思っていたんです。でも、これ以上疑わないでおこうって。嘘かもしれないけれど。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(178, 34, 34);"><strong>久保：</strong></span>嘘かもしれないけど（笑）。やっぱり基礎がしっかりしてる。</p>
<p>
	<strong><span style="color: rgb(128, 0, 128);">能町：</span></strong>嘘かもしれないけど、これ以上疑ってこじらせるのもめんどくさいから信じたことにしといたほうが安心だと思って、「今度はぜひ」って返して終わったんですけど、まだ疑ってますね。たぶん実際会ったらそんなに話もはずまないだろうと予想してます。</p>
<p>
	<strong>── でも挨拶はしないけど、メールではちゃんと伝えるというところは似てますね。</strong></p>
<p>
	<span style="color: rgb(178, 34, 34);"><strong>久保：</strong></span>タイミングを逃す、それが私たち。たとえタイミングがずれたとしても、今までの人類の英知を集めてタイミングを掴めなかったことを取り戻したいって。若い頃は憧れのミュージシャンで近づけないよって思ってたら、何気に本人に認識されてライブに呼ばれるとか。せっかく憧れの世界に来たのに何やってるんだろうって。服を着たままシャワー浴びたい気分。何してるんだろう、私って。</p>
<h3>
	1人で来れない場所なんてない</h3>
<p>
	<strong>── ところで、次回のイベントはどうなりそうなんですか？</strong></p>
<p>
	<span style="color: rgb(178, 34, 34);"><strong>久保：</strong></span>第1回をやって達成感があるわけでもなく。ただ、終わってから「今日は楽しかった」ってアホみたいに言ってて。すごい疲れたけど、すごく楽しくて。</p>
<p>
	<strong><span style="color: rgb(128, 0, 128);">能町：</span></strong>2日ぐらいポジティブでいられましたね。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(178, 34, 34);"><strong>久保：</strong></span>でも、もうちょっと自分たちの形を明確にしないとというのも思っていますが、そんなにスタイルを変えずに。丁寧に毒を吐いていく感じになると思います。</p>
<p>
	<strong><span style="color: rgb(128, 0, 128);">能町：</span></strong>たまに病院に行く感じですね。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(178, 34, 34);"><strong>久保：</strong></span>かかりつけ医です（笑）。そういう感じになれたら良いのかなって。画期的に何か変わって前向きになっちゃって、みんなポジティブにやろうよって言い出すまで。</p>
<p>
	<strong><span style="color: rgb(128, 0, 128);">能町：</span></strong>何が起こっても言い出さないと思いますけどね。</p>
<p>
	<strong>── でも、今回もチケットは売り切れそうですね。</strong><span style="color: rgb(169, 169, 169);"><span style="font-size: 90%;">（チケットは発売開始早々に売り切れたようです）</span></span></p>
<p>
	<strong><span style="color: rgb(128, 0, 128);">能町：</span></strong>前回来れなかった人も来れたら良いですね。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(178, 34, 34);"><strong>久保：</strong></span>前回は売り切れるのが早かった。その中で「1人で行っても大丈夫ですか？」ツイートにキレかかったりとか。</p>
<p>
	<strong>── 前回のイベントでも「1人でも大丈夫ですか？ って言われるけど、1人で来れない場所なんてない！」っておっしゃってましたね。</strong></p>
<p>
	<strong><span style="color: rgb(178, 34, 34);">久保：</span></strong>1人で行けないライブなんて世界中どこにもねえよ！ って。</p>
<p>
	<strong><span style="color: rgb(128, 0, 128);">能町：</span></strong>どういう場合にダメなのか知りたい。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(178, 34, 34);"><strong>久保：</strong></span>向こうは「ぜひ1人でも来て下さい」って言われるのを待ってるんだろうし、確認することで信頼関係って問われる気がするけど、そこは信頼されたくないっていうか（笑）。そういうときに突き放してしまう。上りかけたハシゴをバーンと取っちゃうみたいな。甘えた子は嫌いだよ!!</p>
<p>
	<strong>── ハシゴを取られても上って来れた人だけがプラスワンに集まっている、と。</strong></p>
<p>
	<strong><span style="color: rgb(128, 0, 128);">能町：</span></strong>最近久しぶりにネイルサロンに行ったんですが、ネイリストさんがイベントに来てくれた方で、その縁で初めて行ったんです。お店で話をしていて、話の流れで彼女の旦那さんの話が出そうになった時に、「私もイベント行ったので能町さんってそういう話は好きじゃないかと思うんですけど&hellip;&hellip;旦那はいるんです」って切り出してきて。なんて気の使い方だと（笑）。そこはいいですよ、って思ったんですけど、こういう人が来るんだなって、納得しました。その人も旦那こそいるけど、友達がまったくいないと言ってて、子供の頃すごい太ってたのがコンプレックスで、他のネイリストさんに対する不満とかも言ってきて。イベントに来るぐらいの人だから旦那がいようがひねくれたものを持っているので、当日も気兼ねなく話すことが出来そうです。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(178, 34, 34);"><strong>久保：</strong></span>私の知り合いも、普段は顔文字が付いた明るいメールを送ってくるのに、たまにキツイ恋愛相談をしてくる子がいて、能町さんが本で「顔文字を打ってる人は、辛いことを消すために顔文字を使っているんだよ」「顔文字と気持ちは一致はしないんだよ」って書いていた意味がわかった（笑）。</p>
<p>
	<strong><span style="color: rgb(128, 0, 128);">能町：</span></strong>顔文字ひとつに100文字ぐらい隠してる。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(178, 34, 34);"><strong>久保：</strong></span>私にはそういう話がしやすいと思ったのかもね。相手の毒を受け止めるというだけで、ひょっとして飯を食えるのかと錯覚しちゃいますよ。でも、&ldquo;俺たちデトックス&rdquo;は「私の毒も聞いてよ」っていうイベントです。次は■■■■ってどうよって話したい。</p>
<p>
	<strong><span style="color: rgb(128, 0, 128);">能町：</span></strong>私もそれに関してはいろいろ思うことはあります。イベントで言おうと思ってますけど。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(178, 34, 34);"><strong>久保：</strong></span>他にも言おうと思ってる話があります。でもこうやって、安心して暗いことがぶつけ合える能町さんみたいな人とイベントをやれることが楽しいんです。モテないって話をしても、中途半端にそんなことないよーも言わないし、頑張りなよーも言わないし。</p>
<p>
	<strong><span style="color: rgb(128, 0, 128);">能町：</span></strong>出会いとかいろんなところにあるよーとか。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(178, 34, 34);"><strong>久保：</strong></span>マンガがあればいいじゃんとかもなく。</p>
<p>
	<strong><span style="color: rgb(128, 0, 128);">能町：</span></strong>&hellip;じゃあどうしたら良いかと言われても困るんだけど。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(178, 34, 34);"><strong>久保：</strong></span>結論を急がず。デトックス女子会も着地点があるのかな。でも早く抜け駆けしてゴールしようぜっていうのは無駄に掲げてる。それでデカイパーティーをブチ挙げようぜって。</p>
<p>
	<strong>── それは第1回でおっしゃっていた芸能人と結婚すること？</strong></p>
<p>
	<strong><span style="color: rgb(128, 0, 128);">能町：</span></strong>そういうことです（笑）。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(178, 34, 34);"><strong>久保：</strong></span>小学生でもない今掲げることに夢があるんです（笑）。そんな一発逆転を。達成出来そうな目標をなぜ設定しないんだろうって。</p>
<p>
	<strong>── では、当日来ているお客さんに向けたひと言をお願いします。</strong></p>
<p>
	<span style="color: rgb(178, 34, 34);"><strong>久保：</strong></span>たくさんフード出して下さい。記録作りましょうよ。</p>
<p>
	<strong>── プラスワンのフードで好きなものはありますか？</strong></p>
<p>
	<strong><span style="color: rgb(128, 0, 128);">能町：</span></strong>梅チャーハン。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(178, 34, 34);"><strong>久保：</strong></span>楽屋で時間少ないのに一気に食べましたね。おいしかった。ロフトもお店によって味が違うんですよね。ミソマヨキャベツは阿佐ヶ谷が一番おいしいとか。ロフトはすごい出入りしてるので、まさか自分がステージに立てる日が来るとは。</p>
<p>
	<strong>── 久保さんはプラスワンのトークショーが夢だったと聞きましたが。</strong></p>
<p>
	<span style="color: rgb(178, 34, 34);"><strong>久保：</strong></span>知り合いのトークショーを見に来たりしていて、でも顔出しは心傷ついてからやらないようにしていたんだけど、能町さんとなら女子が一緒にトイレに行く感覚で。私たち以外が聞いて楽しいのかなって思わなくもないけど、この間1回やってみて世界は優しいって。</p>
<p>
	<strong>── しかも早いスパンで2回目が。</strong></p>
<p>
	<span style="color: rgb(178, 34, 34);"><strong>久保：</strong></span>私たちの毒は、たまるのが早いんです。</p>
<p>
	<strong><span style="color: rgb(128, 0, 128);">能町：</span></strong>なんなら3日でたまりますから。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(178, 34, 34);"><strong>久保：</strong></span>それにこのイベントでは絵を描いたりしなくてもいいし、お客さんと話せるのも楽しい。</p>
<p>
	<strong><span style="color: rgb(128, 0, 128);">能町：</span></strong>本当にデトックスですよ。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(178, 34, 34);"><strong>久保：</strong></span>自分と仲良くなれる人が集まるって本当に楽しいなって。頑張ってチケット取って、忙しい中来てくれて。当日来てくれたら、この場だけは私たちを甘えさせて下さい（笑）。</p>
<p>
	<strong><span style="color: rgb(128, 0, 128);">能町：</span></strong>説教しないで下さい（笑）。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(178, 34, 34);"><strong>久保：</strong></span>上から見てもいいですから、否定はしないで下さい。私たちを受け止めて下さい。</p>
]]>
        
    </content>
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    <title>遠藤賢司（2012年1月号）</title>
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    <id>tag:rooftop.cc,2011:/interview//2.3862</id>

    <published>2012-01-05T08:00:00Z</published>
    <updated>2012-01-06T07:13:59Z</updated>

    <summary>　歌を歌い始めた時からずっと自分の音楽に嘘をつかず、43年間ひたすらその創造魂を表現してきた「エンケン」こと遠藤賢司が、約２年ぶりのニューアルバム『ちゃんとやれ！えんけん！』をリリースする。タイトル曲をはじめ、新録された「夢よ叫べ ―2012―」まで全10曲、そのどれもに自身の心を削る音をギリギリまで込めたこのアルバムは、いつも通りのエンケンに違いないが、大震災と原発事故で絶望に打ちのめされた私たちにとっては、心の奥深くを奮い立たせる音として響いてくるはずだ。今、この時代にとってもたいへん重要である本作品について、エンケン自身に語っていただいた。（Interview：加藤梅造）</summary>
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    <category term="遠藤賢司" label="遠藤賢司" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#tag" />
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://rooftop.cc/interview/">
        <![CDATA[<h3>
	人間のDNAを振り返った時に一瞬で人類の創世まで戻る音</h3>
<p>
	<strong>──約２年ぶりのニューアルバムが完成しましたが、アルバムを作ろうというきっかけはあったんですか？</strong></p>
<p>
	　今回はエレキギターをものすごくやりたくなったんだよね。エレキのアルバムを作りたいなと。最近のライブでもエレキの曲が増えてきていて、まず「ちゃんとやれ！えんけん！」が曲としてできたんだけど、その曲名がやっぱりアルバムのタイトルになったんだ。いつアルバムを作ろうというのは決めてないけど、アルバムを作りたくなる躁の状態が２年ごとに来るのかもしれないね（笑）</p>
<p>
	<strong>──ちなみに一番最近にできた曲は何だったんでしょうか？</strong></p>
<p>
	　「心の奥まで抱きしめて」は録音の１週間ぐらい前にできたのかな。俺はマカロニ･ウエスタンやフラメンコが好きなんだけど、やっぱり昔の日本のポップスが好きなんだよね。郷ひろみとか田原俊彦とか松田聖子とか。郷ひろみが好きだって言うとへんに誤解する人もいるけど、俺は誤解されてもいいんだ。だっていい歌手だから。ものすごく上手いよ。特に昔の曲がいいけど、最近ではアチチ（「GOLDFINGER &#39;99」）が凄いよね。だから「心の奥まで抱きしめて」はマカロニとスパニッシュ･ギターとアチチが混じった感じになっているね。</p>
<p>
	<strong>──確かに昔の歌謡曲っぽい懐かしさがある曲でした。</strong></p>
<p>
	　形だけ向こうの洋楽みたいにしたものがロックだとは全然思ってない。そういうのは嫌なんだ。「国際化してますか？　私は日本人じゃないみたいでしょう」って言いながら生きていく国って最低だと思う。俺はみんなが語っているようなロックや音楽はほとんど聴いているよ。だけどそんなことわざわざ言わないよね。知ってて当たり前だから。それよりもっと大事なものがこの国にはあるだろうと。三波春夫とか岡本太郎とか、それが日本人の血なんだから。もちろんニール･ヤングやボブ･ディランは好きだけど、だからといって彼らに負けたとは一度も思ったことはない。そういう意味で俺は自信過剰なんだ。でも、日本中の一人一人がそうあるべきだと思う。</p>
<p>
	<strong>──エンケンさんの歌には「俺はいつでも最高なのさ！」というテーマが一貫してあると思いますが、今回のアルバムではそれを特に感じました。</strong></p>
<p>
	　今までもずっとそうやってきたんだけど、今回は特にそれを荒っぽくやったという感じがする。何度も曲をやるといろいろ直したくなるんだけど、今回はそれをやめたんだ。作った時の原初の叫びの方が重要かなと。</p>
<p>
	<strong>──特にエレキの荒っぽい音は、ライブで聴いた時の感じそのままで、アルバムで言うとライブ盤の『不滅の男 遠藤賢司バンド大実況録音盤』に近い印象でした</strong>。</p>
<p>
	　エレキでも生ギターでもそうだけど、心を削る音が聴きたいんだ。削る時のざらざらって音を。なんでかっていうと、それは自分の心、創造魂に直に繋がる音だから、それをいっぱいに溢れさせたいんだよね。今度のアルバムではエフェクターは一切使ってなくて、ギターをアンプに直接繋いで、間にはシールドがあるだけ。だからライブ盤っぽいのかもしれないね。</p>
<p>
	　あとコンプレッサーも使ってない。コンプレッサーで音を整えるとみんないい音になっちゃうんだけど、それはどっかで嘘だなって思うんだよね。やっぱりその人が出したそのまんまの音をアルバムにするのが一番正しいんじゃないかな。俺は音で絵を描こうと思ってるんだ。簡単に言うと、岡本太郎だと思ってくれてもいいけど。もちろん失敗した音や迷っている音もあるけど、ちゃんとできた時の音は何十億光年をも包む音だよね。人間のDNAを振り返った時に一瞬で人類の創世まで戻る音。それは未来永劫だから。それを表現したいんだ。</p>
<p>
	<strong>──今回のアルバムでいうと4曲目の「ア！ウ！」は、そういった原初の音に近づこうという曲になっていますよね。</strong></p>
<p>
	　いや、近づこうというのではなくて、今その瞬間がビッグバンなんだよ。今、ここ。過去も未来もなくて「今」を描きたいんだ。だから「俺は地球で初めて叫んだ男」というのは今のことを歌っているんだよね。もっと端的に言えば、言葉のない時代に人間が「ウ！」っと発した瞬間が創作の原点だと思っている。古代人がアルタミラ洞窟の壁を「ウウッ」と削った時、それはその人にとっての言葉だよね。それを音にしたいんだ。それはどんな仕事でもそうだよ。俺はそういうものしか見たくないんだよね。</p>
<h3>
	俺は何のために生まれて来たんだろう&hellip;</h3>
<p>
	<strong>──アルバムにはいつものエンケンバンド（湯川トーベン B./石塚俊明 Dr.）やアイラブユー（大塚謙一郎 B./森信行 Dr.）のメンバーの他に、山本恭司さんと満園兄弟（英二 Dr.＆庄太郎 B.）が参加しているのが目を引きました。1曲目「エンケンがやってくる！」などは、90年代のロックを知っている人ならエンケン＋ワイルド･フラッグという布陣で興奮しました。</strong></p>
<p>
	　この曲は初め「帰ってきたケンちゃん」というタイトルだったの。眼の手術をして帰って来た時にしみじみ作った曲で、「帰ってきたぞー」って俺に対して言ってる曲（笑）。それで曲が出来上がった時、なんとく「エンケンがやってくる！」の方が合ってるかなって。まあ、どっちでもいいんだけど（笑）。恭司君とは「東京ワッショイ」の頃、渋谷のワルツで共演したのが最初なんだけど、実はそのずっと後に聞いた話で、佐野史郎君と恭司君は高校の同級生で、一緒に「本当だよ」を演ってたそうなんだ。だから、そういう昔からの縁があったんですね。あと、恭司君のお父さんは俺の「夢よ叫べ」が凄い好きなんだって。それは俺にとっても誇りだよね。</p>
<p>
	<strong>──今作はアルバムタイトルも「ちゃんとやれ！えんけん！」で、これは前から訊きたかったんですが、遠藤賢司から見た「エンケン」という人がいるんでしょうか？</strong></p>
<p>
	　そう言われても困るな&hellip;。多分、人前で音楽を演じている時と自分の部屋にぽつんといる時の差はあるだろうね。俺は家にいる時は、一人で本を読んだり猫をいじったりしてる事が多いんだけど、そういう時は遠藤賢司で、曲を作る時はやっぱりエンケンなのかな。ステージや音楽に関してはやっぱり力の入れ方がまったく違うんだろうね。どっちも大事なんだ。一人でぽつんといる時は何か考えている時だから。</p>
<p>
	<strong>──6曲目の「もうちょっとだけ頑張ってみようかな ―2011年3月14日月曜晴れ―」は、エンケンさんが一人でぽつんといる時の心情がそのまま歌になっている感じがしました。</strong></p>
<p>
	　うん、絵柄的にはそうだね。あれがあっての爆発だと思うんだ。最初からワーっといくんじゃなく、それが根底にあったほうがいいものが作れるんだと思う。俺は両極端だから。</p>
<p>
	<strong>──この曲は日付が入っている通り震災直後に作られた曲ですが、ある意味、今回のアルバムはこの曲から始まっているようにも聴けると思います。「俺はもう歌なんか歌えない」っていう言葉が象徴している通り、絶望の淵から歌っているような。</strong></p>
<p>
	　もちろん日本中が絶望してたと思うけど、今から遡ると確かにこの曲が俺のビッグバンになっているかもしれない。だから今回は曲順を決めるのが大変だったね。２日ぐらい徹夜で考えた。MDに入れて曲順を何度も変えて聴いてみて。それでこの曲は自然と6曲目にきたんだね。最後の曲かなとも思ったんだけど、やっぱりあそこなんだよ。A面とB面に分けるとすれば、あそこからB面になるのかもしれない。</p>
<p>
	<strong>──ちょうどアルバムの中心に位置する曲だとも言えますよね。僕は3月21日のB.Y.Gでのライブ（「ひとりぼっちの純音楽その16〜弥生」）で初めて聴いたんですが、時期的にも状況的にもすごくシンクロしました。</strong></p>
<p>
	　この曲は歌詞の通りで、俺は何のために生まれて来たんだろう&hellip;と。でも、みんなそう思ったんじゃないかな。だからこのインタビュー記事を読んでいる人には絶対この曲を聴いて欲しい。これは3月14日の話で、可愛がっている墓場の猫のみいこが、いつもサクランボの木の下でお昼寝しているんだけど、おなかを見たらポコっと膨れてるんだよ。ちょうど放射能の被害が発覚した頃だけど、そのおなかを見てなんか悪いことをしたなって思ったんだ。こいつは何にも悪いことをしてないのに。そして郵便屋さんのバイクの音がトコトコトコトコとして、いつもはうるさいと思うんだけど、家の前に止まって、ポストにポトって郵便物を落とした。それがなんていい音なんだろうって。その時、あぁ、生きるってことは凄いことなんだなって思って、普段は絶対しないんだけど、ドアを開けて「ありがとう」って言ったんだ。そしたらその郵便屋さんも泣きそうな顔でこちらを振り返って「あっ、どうも」って。きっと心細かったんだよ。「俺、このまま終わっちゃうのかな」って思いながら仕事してたんだろうね。</p>
<p>
	　俺、友達とよく散歩したりするんだけど、とにかくこんなことは夢なんだから、もうすぐ皆んなでお花見に行こうって思った。これはそういう歌なんだ。こんなひどい事は夢だと思って、自分の中から振り払いたかったんだろうね。でもその後の3月21日のコンサートが終わって外に出たら、雨がボツって手に当たったんだけど、それがものすごく熱かったんだよ。今でもその熱さを思い出すね。その時は相当大量の放射能が降ってきたらしいから。この曲のように、言葉を並べていって、その情景を歌にするのってすごく難しいんだけど、それを素直にどこまで追求できるかが、俺は物作りの一番の原点だと思う。こいつは何を言いたいのか？を、どれだけ素直に形にできるかがそいつの創作力だと思うけど、そういう意味でこれは創作力の原点で、自分でもよくできたなと思う。でも本当、自分に言いたかったんだね。音楽はそうだと思う。他人にでなく「自分に」言いたいかどうかだよ。</p>
<p>
	<strong>──あの頃はほとんどのコンサートが中止になっていた時期ですが、3月21日のB.Y.Gは僕にとっても特別なライブになりました。お客さん全員がそうだったと思いますが。</strong></p>
<p>
	　あの日のコンサートは忘れられない。正直、あんなにお客さんが来てくれるとは思っていなかった。いつでも来てくれる人は同志なんだけど、あの日は特にそう思った。俺にとって大事なコンサートだったな。あんなに命を考えたことはなかったかもしれない。中止にしようという話もあったけど、俺はかえってやるべきだと思ったんだ。それはまず俺のためだね。決まった仕事だからお客さんが一人でもいたらやるべきだと。それと、その日の収益は赤十字に送ることにしたんだけど、今まで俺は絶対そういうことはやりたくなかった。自分を食わせるためにプロとしてやってるんだから、こういうことは最初で最後にしようと。だからそれは来てくれた人のおかげだと思う。その人達のお金だよね。身銭を削って来てくれたお客さんの大事なお金だから、大事に使って欲しいよね。赤十字は。</p>
<h3>
	「がんばろうニッポン」とか、俺には嘘だよ</h3>
<p>
	<strong>──アルバムタイトル曲でもある「ちゃんとやれ！えんけん！」は、いつもエンケンさんが歌っていることを自分自身に向かって言い聞かせているような歌詞ですね。</strong></p>
<p>
	　俺は人に「ちゃんとやれ！」って心の中では思っても絶対に言わないね。自分にしか言わない。自分の仕事に対してギリギリの所でぱっと逃げちゃうのは創作力のない奴で、そこでギリギリ踏みとどまって自分と対決できるかどうかだから。それは人に言うことじゃない。「不滅の男」もそう。自分だけに言ってるんだ。多勢に無勢の言葉が一番怖いよね。結局そういうのって戦争中と一緒じゃない。みんなが言ってるからお前もやれっていうのは嫌だなって。あのとき、そういう人が増えたんだよね。「がんばろうニッポン」とか、通じやすい言葉なのかもしれないけど、俺には嘘だよ。そういう曲もいろいろ出てきたけど、全部クサイ歌ばっかりで、プロダクションが儲けようっていうのが見え見えだよね。みんな、そんなものになんで騙されるんだろうって。でもそういうのが好きな人もいるんだからしょうがないって、今までこの国はやってきたのかもしれないけど、やっぱり違うんだよ。まず自分のことをちゃんとやって、自分や家族を食わせて、そこから始めようって、そういう意味がある。小学生だろうが大人だろうがジジイだろうが、まず自分のことをちゃんとやるだけだよね。誰もあなたの面倒なんかみない。ちゃんとやらなくちゃ終わるから。それは音楽に対してね。俺は生活はいたって不真面目だし、怠け者だし、30cm先の物を取るのに一週間ぐらいかかる奴なんだけど、音楽だけは「ちゃんとやれ！」って。人にではなく、全部自分に言ってるんだ。それは歌い出した時から変わってない。</p>
<p>
	<strong>──爆発という意味では、エレキギターの他に、ドラムスも大爆発してますね。エンケンさんはライブでエレキを弾きながら同時にドラムを叩き、ハーモニカも吹くことがありますが、全部爆発させたいという想いがああなったんでしょうか？</strong></p>
<p>
	　俺はね、ピアノを弾くときもギターをつま弾く時もそうだけど、自分の好きな音、自分の心を打つ音が、人の心を打つんだと思う。だから「カレーライス」も「東京ワッショイ」も同じで、人の心をどれだけ打てるか？っていうのが勝負なんだ。それを象徴的に描いているのがスリーピースのドラムとベースとギター。これを一人で全部やりたいんだよね。いい音は全部心を打つ。俺にとって自分の心を激しく打つもの、それを全部やりたいんだ。それでハーモニカはオーケストラであり、サックスであり、キーボードの部分なんだ。とにかくハードロックを全部一人でやりたい。一瞬で宇宙を打ちたいんだ。それは大変だよ。ものすごい練習しなくちゃいけない。だから努力は才能なんだ。努力するから才能が出てくる。</p>
<p>
	　映画も音楽もいいものは全部俺の中で表現したい。サッカーもそうだね。長友がいい蹴りしたなと思えば奴はライバルなんだよ。それは心を打つじゃない。ロックなんだよね。人によってはフォークでもいいけど、いい音楽なんだよ。俺はいい奴はライバルとして蹴落としながらやっていきたい。ピート・タウンゼントのギターはいいと思うけど、影響されたわけじゃない。触発されて「コノヤロー」と思わせてくれただけ。なぜなら俺はピート・タウンゼントには弾けないギターのカッティングをやっているから、負けない。ボブ･ディランにもニール･ヤングにも負けない。でも演歌には時々負けるかな。青江三奈とか凄いよ。知ってる？「伊勢佐木町ブルース」とか「池袋の夜」を歌ってる歌手で、「眠られぬ夜のブルース」とか一発でやられちゃうよ。声は最終兵器だからね。地球で初めて叫んだ奴は「声」だったんだ。「ワアアアアア」って。それをどこまでやれるかだね。それをわかっているかどうか？　人間はいつまでたっても原始人で、進歩なんかしてないよ。だから地球で初めて叫んだ声を出している青江三奈は凄い。そういう音楽をもっと聴いて欲しいよね。音楽はその国の形だから。自分の国の音楽に誇りを持てない国は滅びると思う。</p>
<p>
	　今回の原発の事故を見ると、そういうことを分かってないんじゃないかと思うね。自分が何を大事にすべきなのかわかってない。迷ってるんだよ。だからスイッチを押し間違えたりする。今やることをちゃんとやって、もし事故が起こったらどうしたらいいのかを全然考えてこなかった。いい音楽を聴いてないってことだよ。誰がなんといおうと「いいものはいい」とちゃんと言って欲しい。それをやってこなかった日本のツケが、俺も含めてだけど、溜まっちゃったね。演歌でもロックでもフォークでもジャズでもクラシックでも何でもいいけど、本当に「俺はこれが好きなんだ」と言えるものだけ大切にすればいいんだ。だけど誰かに言われてこれを聴かなくちゃとか、周りをキョロキョロ眺めて国際化を図るなんて絶対にやめたほうがいい。</p>
<h3>
	日本を1%でも2%でも変えたい</h3>
<p>
	<strong>──そして「ちゃんとやれ！えんけん！」の大爆発の後に、一転して静かな弾き語りの「夢よ叫べ ―2012―」が歌われてます。「夢を叫べ」はライブでいつも歌われる重要な曲だと思いますが、今回この曲を再録したのは？</strong></p>
<p>
	　それは今、この曲が一番大事だと思ったから。ずっと前にこの曲を作った時、一人でぽつんと部屋の中にいて、「俺はもう終わるのかな&hellip;」って思っていた。今は、事故が起こったせいで、そういう気持ちの人がたくさんいるよね。いい仕事をしてきて、自分を食わせたり、家族を食わせたり、親孝行したりしてみんな一生懸命生きてきたのに&hellip;。みんなうなだれていると思う。東京にいる俺がうなだれているぐらいだから、もっと放射能に近い場所に住んでいる人は毎日うなだれるよ。それは絵柄にあった。それは男なんだよね。男がうなだれて、どうしたらいいんだろうって思っている姿。曲を作った時よりもそれは強い絵柄としてあって、それでこの歌をもう一回やりたいと思った。それと２，３年前にやったライブに山本恭司がゲストで出た時に彼が「夢を叫べ」のギターを弾いたんだよね。それがものすごくいい音で、それもあって今回また録音したんだ。</p>
<p>
	　もう一つ言うと、今の紅白歌合戦がひどいじゃない。俺は観たくもないんだけど。いい音楽だから聴かせようというものじゃなくて、単にプロダクションの繋がりでやってるだけのような気がする。俺だけじゃなくて、歌手の中にはもくもくと一人で一生懸命やっている奴いるよね。そういう歌手をもっと出して欲しいし、俺に出演依頼して欲しい。こういうと大げさだけど、俺は国を救いたいんだ。もちろんその前に俺自身を救うんだけど。みんな一生懸命生きている。お百姓さんだって、中小企業の親父さんだって、サラリーマンの人だって。落ち込んでいる人達が「夢を叫べ」を聴いて、少しでも顔を上げて欲しい。だから紅白に出たいんだ。以前、近田春夫が「エンケンが売れたら日本は変わるよ」って言ってたけど、本当だと思う。1%でも2%でも変えたいね。それでもすごく大きい。俺は一人でやりたいから。だれともつるまず一人で。そういう人はたくさんいるよね。だから顔を上げて欲しい。そりゃ怖いよね。いつまた地震がくるかわからない。だから今ちゃんとやろうって。</p>
<p>
	<strong>──「夢よ叫べ」は僕も個人的に救われた曲なんですが、今みたいな状況だからこそニューアルバムに再録されたのがすごく嬉しかったです。</strong></p>
<p>
	　だから、「ちゃんとやれ！えんけん！」と「夢よ叫べ」は究極の言葉なんだ。ギリギリの。それが不思議と重なったんだね。</p>
<h3>
	「カレーライス」と「隣りの印度人」</h3>
<p>
	<a href="http://rooftop.cc/interview/2011/12/31/Enken_artist.jpg" rel="lightbox" title=""><img alt="Enken_artist.jpg" class="mt-image-right" height="307" src="http://rooftop.cc/interview/assets_c/2011/12/Enken_artist-thumb-200x307-5191.jpg" style="float: right; margin: 0pt 0pt 20px 20px;" title="" width="200" /></a></p>
<p>
	<strong>──それで、1月13日というエンケンさん65歳の誕生日にはアルバム発売記念ライブが行われ、アルバムにも参加している山本恭司さんと満園兄弟が出演されますが、さらにゲストで大槻ケンヂさんと戸川純さんも参加するということで、かなり賑やかですね。大槻さんと戸川さんをゲストに選んだ理由とかあるんですか？</strong></p>
<p>
	　やっぱり二人ともはぐれ者だからだろうね（笑）。俺たちから見たら正道なんだけど、傍目から見たらはぐれ者だよね。みうらじゅんもそうだし、根本敬もそうだし（笑）。みんな我が道を行っている人達だね。俺の周りはそういう奴が多いんだ。</p>
<p>
	<strong>──大槻さんとは何度か共演していますが、戸川さんとはありましたっけ？</strong></p>
<p>
	　ライブで一緒にやったことはないのかもしれないね。だから初共演です！（笑）。「カレーライス」と「隣りの印度人」の繋がりで。そういえば、遠藤ミチロウと戸川純が一緒にライブした時に、純ちゃんが「不滅の男」を歌ったんだって。それで、ミチロウが「なんで俺と一緒のライブなのに兄貴（エンケン）の歌なんだよ！」って言ってたらしい（笑）</p>
<p>
	<strong>──純さんは、もはや遠藤兄弟（遠藤賢司＋遠藤ミチロウ）の妹分的な存在ですね。</strong></p>
<p>
	　いやあ、姉貴かもしれないよ（笑）</p>
]]>
        
    </content>
</entry>

<entry>
    <title>ソウル・フラワー・ユニオン（2012年1月号）</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://rooftop.cc/interview/003871.php" />
    <id>tag:rooftop.cc,2012:/interview//2.3871</id>

    <published>2012-01-05T07:00:00Z</published>
    <updated>2012-01-06T07:09:45Z</updated>

    <summary>　ソウル・フラワー・ユニオンがミニ・アルバム『キセキの渚』を12月21日にリリースした。震災があり、2011年を自分たちなりにまとめたものを年内に出すことは、ひとつの目標だったそう。
　今作には、被災地・東北での出逢い・再生を歌い込んだ新曲＜キセキの渚＞＜ホモサピエンスはつらいよ＞＜いちばんぼし＞をはじめ、「ソウル・フラワー・みちのく旅団」の被災地出前ライブで演奏された＜おいらの船は300とん＞＜斎太郎節＞＜郡上節（春駒〜八竹）＞など、ミニ・アルバムと言いつつ全10曲が収録された作品になっている。このアルバムで伝えられているメッセージを受け取って欲しい。
　本誌7月号に続き、今回も中川敬にお話を伺った。（interview：上野祥法／ロフトプロジェクト）
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    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://rooftop.cc/interview/">
        <![CDATA[<h3>
	東北での出会いを曲にした</h3>
<p>
	<strong>── ミニアルバム『キセキの渚』が発売されますが、遡ると2010年の12月に『キャンプ・パンゲア』をリリース、そして中川敬個人名義で6月に『街道筋の着地しないブルース』を発表しましたが、こんなに早いスパンでアルバムを出すということはこれまであったんですか？</strong></p>
<p>
	<span style="color: rgb(128, 0, 128);"><strong>中川：</strong></span>まあ、他に俳優業とかあれば、ここまで出すことは出来なかったけど、残念ながらそういうオファーも無かったし&hellip;。</p>
<p>
	<strong>── （笑）このアルバムを年内に出す意図はなにかあったんですか？</strong></p>
<p>
	<span style="color: rgb(128, 0, 128);"><strong>中川：</strong></span>愚問！（笑）。それは当然、東日本大震災。『街道筋の着地しないブルース』を出して、ソウル・フラワー・ユニオンとして2011年を自分らなりにまとめたものを年内に出したいな、という。2012年3月のツアーのあたりがちょうど製作期間も含めて妥当かなとも思ってんけど、やっぱり2011年のうちに出したいという気持ちが強かったね。アルバムを作ると決めたのは、夏頃やねんけど。</p>
<p>
	<strong>── では早速ですが新曲＜キセキの渚＞が出来たきっかけと経緯を教えてください。</strong></p>
<p>
	<span style="color: rgb(128, 0, 128);"><strong>中川：</strong></span>3月頃は『街道筋の着地しないブルース』の制作中で、被災地に早く入らなきゃという気持ちもありながら、関西に住んでることもあって、なかなか東北へ行くことが出来なくて&hellip;。で、『街道筋の着地しないブルース』の録音も終わりに近付いて、ようやく4月後半に自分のポンコツ車で石巻に入って&hellip;。石巻の保育所に支援物資を届けたあと、女川町に行ってんけど、当時は三階建ての建物の上に車が転がってるとか、そんな光景が広範囲に広がってて、正直、着いたとき、全く言葉が出なかったな&hellip;。1時間くらい、一面津波でやられた町を歩いてたんやけど、やっぱり音楽やってる人間やから、「瓦礫」の中からCDプレイヤーとか、LP盤とか、音楽関係のものに目が行くんよね。そこから&ldquo;生活&rdquo;というものが胸に迫ってきて、なんとも言えない気持ちで立ちすくんでた。<br />
	　そんな中、女川港の波止場のところで、でっかい「瓦礫」の下にターンテーブルが見えて、なんとなくそれを写真に撮ってツイッターにあげたんよね。そしたら後日、「これは俺のかもしれない」っていう声があがって。それが女川町の&ldquo;蒲鉾本舗高政&rdquo;の三代目・高橋正樹くんやった。そこから物語が始まるんやけど、まずビックリしたのは高橋くんがソウル・フラワーのファンやったという&hellip;。ツイッターのDMや電話でやり取りをしてる中で、彼が大学生の頃に阪神淡路大震災のボランティアとして神戸に入ってて、ソウル・フラワー・モノノケ・サミットの機材を運んだことがあるということまで判明して&hellip;。</p>
<p>
	<strong>──あれには驚きましたね。そのあと僕も高橋くんと連絡を取り合って、その中で、ソウル・フラワーのメンバーに女川町に演奏に来てもらうことになりました。</strong></p>
<p>
	<span style="color: rgb(128, 0, 128);"><strong>中川：</strong></span>初訪問から3週間後、被災地の避難所で演奏しようっていうことになって。5月の中頃。その時は、リクオと克ちゃん(高木克)と3人で、ソウル・フラワー・アコースティック・パルチザンの形態で。避難所になってた女川総合体育館で出前ライブをやるのもこの時やね。<br />
	　その頃、高橋くんは自分の会社のみならず女川の復興のために朝から晩まで動いてて、見つけたターンテーブルを引き上げることが出来てなかったんよね。彼の仕事が終わる時間には、その場所、冠水してたから。<br />
	　で、俺らが演奏しに女川の総合体育館に向かう途中、ターンテーブルが「瓦礫」に埋もれてるところが見えて、「今や！」と思って、女川総合体育館に到着していきなり、準備をしてる高橋くんに「ちょっと、車に乗って」って。行ったら、もう冠水が始まってて、はじめは高橋くんも「まあ、明日にでも取りに来ます」なんて言っててんけど、いきなり、冠水してる水の中に走って入っていって。一人にしてあげたいなと思ったから、俺らは30mくらい離れたところで見ててんけど。ターンテーブルを抱きしめて戻ってきて、その時の第一声が「これは一生の宝物です」って。そこで「宝物」っていうフレーズが俺の中に残ってんね。これが今回の＜キセキの渚＞の歌詞に繋がる。彼は、今回の震災で、家も、親族も亡くして、音楽関係のものも家財も、何もかも全て流されて&hellip;。そんな中、あのターンテーブルが出てきたということやね。この曲の成り立ちは、この話がまずあった。</p>
<p>
	<strong>── その大きなきっかけを曲に落とし込もうと思ったのは？</strong></p>
<p>
	<span style="color: rgb(128, 0, 128);"><strong>中川：</strong></span>9月上旬にレコーディングしようっていうことだけは7月に決まっててね、2曲新曲を書こうと思ってて。アコースティック・アルバム（『街道筋の着地しないブルース』）を作ったところやったから、その反動もあってか、無性にロックンロールがやりたくなって。で、その数ヶ月のあらゆる光景が頭をよぎったんよね。4月5月6月と、東北で忘れ難いいろんな出会いがあって、そこから産まれた曲やね。<br />
	　あと、東北に行き始めて、避難所のライヴで、ニューエスト・モデル時代のファンと会うことが多くてね。このことは俺の曲作りにちょっと影響したと思う。別に「ニューエスト・モデルみたいな曲を」とかいうようなことでは全然ないけど、「ニューエスト・モデル」っていうキーワードは浮上してたな、俺の中で。『仙台ロックンロールオリンピック』っていうフェスが80年代後半から90年代前半にあって、数年連続でニューエスト・モデルもメスカリン・ドライヴも出演してて。あの頃の東北では相当でかいイベントで、TVでも放映してたらしい。だから、女川でも南三陸でも気仙沼でも、ツイッターで情報を知って、避難所のライヴに来てくれたんよね。「まさかこの状況で中川さんと再会するとは思いませんでした」って。だから、＜キセキの渚＞を書く時に、「ニューエスト・モデル」というのはあったな、キーワードとして。ターンテーブルのことが入り口になってるけど、東北の地で出会った、不屈の精神で闘ってる連中に捧げるようなロックンロールが書きたいと思ったんよね。</p>
<h3>
	命を祝福し合うようなアルバム</h3>
<p>
	<strong>── 今回収められている楽曲の中で、アルバムを出すと決めた時に入れることを決めていた曲というのはありますか？</strong></p>
<p>
	<span style="color: rgb(128, 0, 128);"><strong>中川：</strong></span>やっぱり、被災地の出前ライヴで演ってる＜おいらの船は300とん＞と＜斎太郎節＞の二つは絶対入れたかったな。</p>
<p>
	<strong>──＜おいらの船は300とん＞は、三陸や四国など遠洋漁業が盛んだった地方で有名な曲ですが、これは前から知っていたのですか？</strong></p>
<p>
	<span style="color: rgb(128, 0, 128);"><strong>中川：</strong></span>いや、知らなかった。「ソウル・フラワーみちのく旅団（東日本大震災後、ソウル・フラワーのメンバーを中心に被災地へ支援物資を届けたり、出前ライブを行う為に結成されたグループの呼称）」として被災地で演奏するにあたって、どんな曲が良いかって探してる時にこのタイトルが浮上してね。石巻、女川、気仙沼、南三陸は遠洋漁業の港が多いということで、遠洋漁業をずっとやってきた人らにとっての、いわゆる「聖歌」というか。そういう場所で大事にされてた唄があるということで、音源を色々かき集めて。どこの避難所で演奏してもみんな知ってるし、同行した音楽ライターが、演奏を聴きに来たおばあちゃんに聞いてくれた話やねんけど、「若い頃に、夫を港で送り出すときに、踊りながら歌ったことを思い出すよ」って。被災地の演奏から、ソウル・フラワー・ユニオンやモノノケ・サミットでも演り始めて、俺にとっての、今年を象徴する曲になったな、この唄は。</p>
<p>
	<strong>── 僕は＜ダンスは機会均等＞のダブ・ミックスが、このアルバムの中で印象に残ったんです。ダブ・ミックスなどを過去に作ったことはあったんですか？</strong></p>
<p>
	<span style="color: rgb(128, 0, 128);"><strong>中川：</strong></span>曽我部（恵一）がやってくれた＜閃光花火＞、知花竜海がやってくれた＜辺野古節＞とか。ダブ・アルバムもいつかは作りたいんやけどね。</p>
<p>
	<strong>── ちゃんと歌詞が出てくるというのが印象的でした。</strong></p>
<p>
	中川：このヴァージョンはOKIのエンジニアや、UAのPAとかをやってるウッチー（内田直之）にやってもらったんやけど、15年前に（石野）卓球に＜エエジャナイカ＞のテクノ・ミックスを作ってもらった時、「好きにしてもらっていいけど、唄（歌詞）は全部入れて欲しい」って注文を出したんよね。それが相当彼にとっては難しいことやったみたいで、普通1日で終わる仕事が丸3日掛かったという話を聞いて、俺の曲をリミックスしてもらう時は、唄とその人の持ち味とのある種の激突が面白いんじゃないかと。だから卓球とやったとき以降、こういう話があるといつも出す注文はそれだけ。「何をしてもらってもいいし、サイズも含め、好きにやってほしい。ただ、唄、歌詞は全篇出してほしい」って。</p>
<p>
	<strong>── そのこだわりが入ってたんですね。</strong></p>
<p>
	<span style="color: rgb(128, 0, 128);"><strong>中川：</strong></span>こだわりというか、おもしろがってるみたいなところがあるんよね。ある種のぶつかり合いみたいなことが重要。一緒の場所には居ないけれども、ある種のセッションをしてるわけやから。俺の場合、ニューエスト・モデルもソウル・フラワー・ユニオンも、ずーっと自分でプロデュースしてきてる。だから自分以外のプロデューサーの料理したソウル・フラワーの音が聴きたいという願望もあるねんな。自分以外の人がこのバンドをどう料理するんやろう？っていう。だから世間一般によくあるリミックスとか、よくあるダブ・ミックスが聴きたいということではない。この人やったらソウル・フラワーのサウンドをどう料理するんやろう？っていう好奇心。内田くんのこのダブ・ミックス、素晴らしいと思ったね。</p>
<p>
	<strong>── そして、8曲目＜偉大なる社会＞から9曲目＜雑種天国＞の流れは、往年のファンにはたまらない繋がりですが。</strong></p>
<p>
	<span style="color: rgb(128, 0, 128);"><strong>中川：</strong></span>東北でニューエスト・モデルの頃のファンと再会したことも頭の中にあって、「あー、去年やった、この二曲のメドレーをこのアルバムに収録しよう」って自然となったね。</p>
<p>
	<strong>── 収録曲の中には、新曲、ダブミックス、みちのく旅団、桃梨（メンバーのJIGEN、上村美保子で結成する別ユニット）、ソロ、ニューエストなど多彩なラインナップですが。</strong></p>
<p>
	<span style="color: rgb(128, 0, 128);"><strong>中川：</strong></span>JIGENと美保ちゃんの「桃梨」が何度も被災地に入って演奏してるこの曲をこのアルバムに入れておきたいっていうのもあったね。二人の素晴らしさが凝縮されてるよ、このヴァージョンには。実は＜郡上節（春駒）＞は、シーサーズの持ち曲でもあって。だから20年前からすごい好きな曲で、演りたいと思ってたんよね。中川敬らしいコードを付けて演りたいなと思ってて、やっとそのチャンスが来たというか。</p>
<p>
	<strong>── アルバムを聴いていて、これまでの歴史が凝縮されている気がしました。</strong></p>
<p>
	<span style="color: rgb(128, 0, 128);"><strong>中川：</strong></span>今回のようなこと（東日本大震災）が起こったら、誰もが同じやと思うけど、ある種、自分の人生、それまでの生き方みたいなものを振り返らざるを得ないし、自分はこれからどう生きていくのかということを問われる。そういう感じは強くあったな、3月4月頃。さあ、俺はどうするんや、って。</p>
<p>
	<strong>── ソウル・フラワーが3月11日を経験して作ったアルバムですが、リスナーの人たちにはどんな思いで聞いてほしいですか。</strong></p>
<p>
	中川：途中経過、っていうか、始まりやね。途方もなく先まで続く話が、今、福島で、日本で、起こってる。この一年は、全然振り返る感じじゃないな。当事者じゃない人間なんて一人も居ないわけやから、今回のことに関してね。一人一人がこの現状をしっかり引き受けて、子どもたち、次世代のために動いていかなあかんよね。そんな中、今しんどい連中も、一度立ち止まって命を祝福し合うような、そんなアルバムとして、楽しんで聴いて欲しいな。で、行動！やね。</p>
<p>
	<strong>── 来年のソウルフラワーの動きで発表出来ることがあれば。</strong></p>
<p>
	<span style="color: rgb(128, 0, 128);"><strong>中川：</strong></span>ライヴにレコーディング。ひたすら音楽は続くよ。</p>
<p>
	<strong>── では最後に言い残してることがあったらお願いします。</strong></p>
<p>
	<span style="color: rgb(128, 0, 128);"><strong>中川：</strong></span>そうやな〜。今から言うことは、天の声やから、心して聞きなさい。安易にコピーをするな（笑）。買って聴け！（笑）</p>
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    <title>小向美奈子×ニューロティカ（2012年1月号）</title>
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    <published>2011-12-23T06:10:16Z</published>
    <updated>2012-01-06T05:24:39Z</updated>

    <summary>我らがニューロティカと&quot;歩く18禁&quot;こと小向美奈子がまさかのコラボ!?　2011年末にどよめきをもって迎えられたこのニュースですが、いざフタを開けてみたらキュートな小向ボイスとロティカのパンクサウンドがものすごく良い角度で混じり合った名盤で２度ビックリ！　今回のために書き下ろされた２曲に小向美奈子が歌うロティカのオリジナルナンバーを加えた全４曲には、小向ファンはもちろんのこと、ロティカファンも大納得間違いなし！　ってことでリリース直前の12月某日、ロティカ×小向美奈子ドッキングインタビューに行って参りました！（取材・文：前川誠）</summary>
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        <![CDATA[<h3>
	マブダチはポン引き！</h3>
<p>
	──小向さんが歌をリリースするのは、2009年の自伝『いっぱい、ごめんネ。』の付録CD（オリジナル曲２曲収録）以来ですよね。（『いっぱい、ごめんネ。』を出す）</p>
<p>
	<strong><span style="color: rgb(255, 0, 102);">小向</span></strong>　なつかし〜！</p>
<p>
	──この時はかなり声が加工されていたので、生の声を聴くのは今回が初めてだった訳ですけど、すごくキレイで驚きました。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(0, 100, 0);"><strong>カタル</strong></span>　かわいいでしょ！　ちょっと僕もビックリしたんですよ。</p>
<p>
	<strong><span style="color: rgb(255, 0, 102);">小向</span></strong>　アニメ声って言われます（笑）。</p>
<p>
	──そもそもどういう経緯で今回のCDをリリースすることになったんですか？</p>
<p>
	<strong><span style="color: rgb(0, 0, 205);">アツシ</span></strong>　美奈子ちゃんの（事務所の）社長さんとは以前から面識があったんですけど、酒を飲んでるとき美奈子ちゃんの話になって「じゃあ景気の悪い世の中だし、ちょっと俺達が花火を打ち上げますか！」ってことで、打ち上げた訳です。美奈子ちゃんと組めば、こう、ドカンドカンとね！</p>
<p>
	<span style="color: rgb(0, 100, 0);"><strong>カタル</strong></span>　多分そのすぐ後に、あっちゃんから相談の電話が来たんですね。「こういう話があるんだけどどう思う？」って。僕は「まあ曲は書けると思うけど、どうだろうねぇ」なんて返事してたんですけど、多分その時点で（あっちゃんは）OK出してたんですよ。ご馳走になって、OKしちゃった。</p>
<p>
	<strong><span style="color: rgb(0, 0, 205);">アツシ</span></strong>　いや〜、ご馳走になっちゃうと弱いタイプだから（笑）。初めて西麻布に連れてってもらったんですよ。こんな世界もあるんだぁって思いながら。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(0, 100, 0);"><strong>カタル</strong></span>　そういう仕事の決まり方ですよ、相変わらず（笑）。</p>
<p>
	──「私の恋は世界サイズ！」の歌詞はカタルさん、アツシさん、小向さんの３人で作られたんですよね？</p>
<p>
	<span style="color: rgb(0, 100, 0);"><strong>カタル</strong></span>　とりあえず一番最初に僕が美奈子さんとか事務所の皆さんと食事して、お酒飲んで&hellip;&hellip;。</p>
<p>
	──ご馳走になった訳ですね（笑）。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(0, 100, 0);"><strong>カタル</strong></span>　そう（笑）。第二回接待大会があったんですけど、その場で面白いワードがいっぱいでてきたんですよ。で、それをメモっていたら、朝を迎える頃にはものすごい数になっていて。それを元に僕が仮の歌詞を作って、３人で少しずつ変えていって今の形になったんです。</p>
<p>
	<strong><span style="color: rgb(255, 0, 102);">小向</span></strong>　ホントにこれで良いの？　っていう感じですけどね（笑）。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(0, 100, 0);"><strong>カタル</strong></span>　最初の仮歌詞は半分ウケ狙いで面白いワードを全部ぶち込んで、ほとんどムリだろうなと思っていたんですけど、大体OKだったんですよ（笑）。</p>
<p>
	<strong><span style="color: rgb(0, 0, 205);">アツシ</span></strong>　純粋な僕としては、これはちょっと行き過ぎかな？　と思って乙女ちっくな歌詞を出したら全部NGを食らいました。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(0, 100, 0);"><strong>カタル</strong></span>　「こんなの要らない」って言われてね（笑）。</p>
<p>
	──「マブダチはポン引きでフィリピンで人生相談」とか、まあすごいですよね。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(0, 100, 0);"><strong>カタル</strong></span>　それがOK出るとは思わないでしょ!?　「五反田の有楽街」とか。</p>
<p>
	<strong><span style="color: rgb(255, 0, 102);">小向</span></strong>　だって大好きなんですよ、五反田。昔住んでいたし、結構良い居酒屋がいっぱいあるんですよ。</p>
<p>
	<strong><span style="color: rgb(0, 0, 205);">アツシ</span></strong>　全てのエロスは五反田に続くって言うしね。</p>
<p>
	<strong><span style="color: rgb(255, 0, 102);">小向</span></strong>　あっちゃんは五反田＝エロですもんね（笑）。</p>
<p>
	<strong><span style="color: rgb(0, 0, 205);">アツシ</span></strong>　マンション見てるだけでドキドキしちゃうから！</p>
<p>
	──（笑）。でも、そういうNGっぽいワードも盛り込みつつ、しっかり&ldquo;前を向いてがんばって行こうぜ！&rdquo;っていうメッセージも込められていますよね。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(0, 100, 0);"><strong>カタル</strong></span>　そう言われると照れちゃうね（笑）。</p>
<p>
	──「おつかれサマータイム」はどうやって作ったんですか？</p>
<p>
	<span style="color: rgb(0, 100, 0);"><strong>カタル</strong></span>　せっかくだからデュエットソングをやろうと最初から考えていたんですよ。デュエットソングを書くのも初めてだし、ちょっと面白いなと思って。やってみたらキーの問題とかいろいろ大変なこともあったけど、良い歌詞にも助けられて上手く仕上がりましたね。なんで「サマー」か分からないんですけど。</p>
<p>
	<strong><span style="color: rgb(255, 0, 102);">小向</span></strong>　ですよね。なんで「サマー」なんですか？</p>
<p>
	<strong><span style="color: rgb(0, 0, 205);">アツシ</span></strong>　え&hellip;&hellip;ちょうど歌詞を書いている時が真夏だったから&hellip;&hellip;。</p>
<p>
	──でも発売は寒い時期になっちゃいましたね。</p>
<p>
	<strong><span style="color: rgb(0, 0, 205);">アツシ</span></strong>　まあ、それが出来るのがニューロティカかなって。だって、今ここでもう言葉のキャッチボールが出来てるじゃないですか。これがもし冬の歌だったら、話が終わっちゃうから。それを敢えて言わない。敢えて考えさせる。なぜ冬に「おつかれサマータイム」なのかっていうのを考える。やっぱり今インターネットの時代だから、もっと頭使わなくちゃ。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(0, 100, 0);"><strong>カタル</strong></span>　ただの計算違いじゃないんだよね（笑）？</p>
<p>
	<strong><span style="color: rgb(0, 0, 205);">アツシ</span></strong>　違う違う！</p>
<p>
	──（笑）。小向さんはデュエット、どうでした？</p>
<p>
	<strong><span style="color: rgb(255, 0, 102);">小向</span></strong>　すごく楽しかったです。レコーディングのとき、いきなり音階が変わったりして（笑）。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(0, 100, 0);"><strong>カタル</strong></span>　美奈子さんは、自分がどれくらいのキーが出るかっていうのを把握してなくって、女の人としては低い設定で作ったんですよ。でも実は歌ってもらったら全然出たんで、設定よりもガンと（キーを）上げて、声を張って歌ってもらったらそれが大成功だった。</p>
<p>
	<strong><span style="color: rgb(255, 0, 102);">小向</span></strong>　私はかわいくなるのが怖かったんです。</p>
<p>
	──それは何故？</p>
<p>
	<strong><span style="color: rgb(255, 0, 102);">小向</span></strong>　いやもう、（『いっぱい、ごめんネ。』を指して）ほんとこんな感じだったんで&hellip;&hellip;。かわいくなったら「なんだ、コイツ？」って見られちゃうかなって思ったりとか。ぶりっ子っぽく思われてからかわれるかな、とか。そういう事が恥ずかしかったんです。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(0, 100, 0);"><strong>カタル</strong></span>　声を張ったらそれがかわいかった、っていうだけなんだから良いと思うけどな。</p>
<p>
	──いや本当に、曲はもちろんなんですけど声が意外なところでサウンドとマッチしていましたよね。「バイバイモンキー」と「どんなもんだ！」も、小向さんの声が意外な作用をして全然違う曲に聴こえました。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(0, 100, 0);"><strong>カタル</strong></span>　その２曲は彼女自身が選曲したんで「そこはしっかり歌ってもらわないと困るよ！」って言ってたんですよ。歌詞の内容でその２曲を選んでくれたらしいんですけど、曲としては難しいんですよ。</p>
<p>
	<strong><span style="color: rgb(255, 0, 102);">小向</span></strong>　歌ってみてびっくりしました（笑）。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(0, 100, 0);"><strong>カタル</strong></span>　最初本当に歌えるのかなって思ったけど、ちゃんと帳尻を合わせたから偉い。でも、こうやってたまに違う人に歌ってもらうと、俺はあっちゃんに難しい曲ばっか作ってんだなあって再確認しますね（笑）。</p>
<h3>
	お客さんも自分も楽しめるような時間を</h3>
<p>
	──小向さんは元々ニューロティカを知っていたんですか？</p>
<p>
	<strong><span style="color: rgb(255, 0, 102);">小向</span></strong>　はい。お母さんがよく聴いていて、家に『ドリンキン・ボーイズ』とかのカセットがあったので。</p>
<p>
	──じゃあ初めて会ったときは「あ、あのニューロティカだ！」って&hellip;&hellip;。</p>
<p>
	<strong><span style="color: rgb(255, 0, 102);">小向</span></strong>　（無言でうつむく）</p>
<p>
	──&hellip;&hellip;ならなかったんですね（笑）。</p>
<p>
	<strong><span style="color: rgb(255, 0, 102);">小向</span></strong>　違うんですよ！　曲を聴いたときに、「あれ？　聴いたことある、この曲！」って。</p>
<p>
	──そこで記憶と繋がったと。ちなみにこのインタビューの前に、大阪と名古屋でニューロティカのライブに出演されましたが、そこではどの曲を歌ったんですか？</p>
<p>
	<span style="color: rgb(0, 100, 0);"><strong>カタル</strong></span>　「おつかれサマータイム」をデュエットで。</p>
<p>
	──どうせなら全曲聴いてみたいですけどね。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(0, 100, 0);"><strong>カタル</strong></span>　ねえ！</p>
<p>
	<strong><span style="color: rgb(0, 0, 205);">アツシ</span></strong>　それが、あるんですよ。１月７日（深夜）に新宿LOFTのバーホールでイベントをやるんですが、そこで小向美奈子が、全曲歌います！</p>
<p>
	<span style="color: rgb(0, 100, 0);"><strong>カタル</strong></span>　それ今初めて聞いたよ（笑）。</p>
<p>
	<strong><span style="color: rgb(255, 0, 102);">小向</span></strong>　あの、私多分お正月から消えますよ（笑）？</p>
<p>
	──どこに消えるんですか？</p>
<p>
	<strong><span style="color: rgb(0, 0, 205);">アツシ</span></strong>　それはもちろんあそこだよね&hellip;&hellip;せ〜の！</p>
<p>
	<span style="color: rgb(75, 0, 130);"><strong>全員</strong></span>　<span style="font-size: 120%;"><strong>フィリピン！</strong></span></p>
<p>
	──あははは！</p>
<p>
	<strong><span style="color: rgb(0, 0, 205);">アツシ</span></strong>　と、まあそれはさておき、１月７日は全部とは言わないまでも、何曲かは歌ってもらいたいですね。</p>
<p>
	──小向さん、これをきっかけに歌を続けてみようとか思いませんか？</p>
<p>
	<strong><span style="color: rgb(255, 0, 102);">小向</span></strong>　歌は好きなんですけど、人前で歌うようなレベルじゃないし、お勉強したこともないので。今後やるかどうかはまだ考えてもいませんね。</p>
<p>
	<strong><span style="color: rgb(0, 0, 205);">アツシ</span></strong>　さっき、今度ダンサーで入るって言ってたじゃん（笑）。それもアリだよね。</p>
<p>
	──そう言えば先日の名古屋は、仙台ロック座15日公演の２日後でしたよね。仙台はどうでした？</p>
<p>
	<strong><span style="color: rgb(255, 0, 102);">小向</span></strong>　いっぱいお客さんが入ってくれて楽しかったですね。10年ぶりの動員だったらしいです。</p>
<p>
	<strong><span style="color: rgb(0, 0, 205);">アツシ</span></strong>　もうストリップはないの？　観に行きたいんだけどなあ。俺達４人が一番前で見てたらどうする（笑）？</p>
<p>
	<strong><span style="color: rgb(255, 0, 102);">小向</span></strong>　あ、全然大歓迎ですよ。普通に盆（ステージ）が回ったときに、お客さんとハイタッチとかしてますから。</p>
<p>
	<strong><span style="color: rgb(0, 0, 205);">アツシ</span></strong>　じゃあウチのライブと一緒だね。</p>
<p>
	<strong><span style="color: rgb(255, 0, 102);">小向</span></strong>　そうです。やっぱりお客さんも自分も楽しめるような時間を作らないといけないと思ってますから。</p>
<h3>
	全裸のフォトセッション！</h3>
<p>
	──ストリップと言えば、カタルさんは巨乳好きなんですよね？　どうでしたか、小向さんのスライム乳は。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(0, 100, 0);"><strong>カタル</strong></span>　（笑）。実際に仕事で一緒になっちゃうと、そういうヤらしい目で見ちゃいけないと思って、妹みたいな感覚になっちゃうんだよね&hellip;&hellip;。</p>
<p>
	──じゃあライブ中につい胸元に目がいっちゃうなんてことも&hellip;&hellip;。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(0, 100, 0);"><strong>カタル</strong></span>　あ、最近はなくなりましたね。</p>
<p>
	──「最近は」ですか（笑）？</p>
<p>
	<strong><span style="color: rgb(0, 0, 205);">アツシ</span></strong>　もう言っちゃいなよ（笑）。</p>
<p>
	<strong><span style="color: rgb(255, 0, 102);">小向</span></strong>　前は会うたびにここ（胸元）だけの写メを撮ってたんですよ（笑）。あと、喋ってるときもさりげな〜く（胸ばかり）見てるし。「あの、誰と喋ってるんですか？」っていう（笑）。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(0, 100, 0);"><strong>カタル</strong></span>　いや、そこはちゃんと見ておこうと思って。男のロマンですからね。でも、フォトセッションで間近で見せて頂いたんですけど、素晴らしかったです。芸術的でした。まさに「私自身が芸術なの」（「私の恋は世界サイズ」の歌詞）でしたね。</p>
<p>
	<a href="http://rooftop.cc/interview/2011/12/22/komNR_a1_web.jpg" rel="lightbox" title=""><img alt="komNR_a1_web.jpg" class="mt-image-left" height="182" src="http://rooftop.cc/interview/assets_c/2011/12/komNR_a1_web-thumb-120x182-5126.jpg" style="float: left; margin: 0pt 20px 20px 0pt;" title="" width="120" /></a>──フォトセッションと言えばこの写真、ロフトグループ内でも相当あっちゃんの頭髪が話題になった訳ですが&hellip;&hellip;。</p>
<p>
	<strong><span style="color: rgb(0, 0, 205);">アツシ</span></strong>　&hellip;&hellip;え？　分かっちゃうの？</p>
<p>
	──それは分かりますよ（笑）！　ただ、意図は分からなかったです。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(0, 100, 0);"><strong>カタル</strong></span>　あはははは！</p>
<p>
	──すごい長髪とかでもないし、しれっとやっちゃってるじゃないですか。</p>
<p>
	<strong><span style="color: rgb(0, 0, 205);">アツシ</span></strong>　これはあれですよ、お客さんがくれたんですよ。それで美奈子ちゃんのスタイリストさんに相談したら着けてくれて。そうしたら「良いね良いね！」ってみんな持ち上げてくれて。</p>
<p>
	<a href="http://rooftop.cc/interview/2011/12/22/komNR_a2_web.jpg" rel="lightbox" title=""><img alt="komNR_a2_web.jpg" class="mt-image-right" height="111" src="http://rooftop.cc/interview/assets_c/2011/12/komNR_a2_web-thumb-80x111-5128.jpg" style="float: right; margin: 0pt 0pt 20px 20px;" title="" width="80" /></a><strong><span style="color: rgb(255, 0, 102);">小向</span></strong>　イケメンですよね。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(0, 100, 0);"><strong>カタル</strong></span>　でもちょっと上を向いた角度で撮ってるから、結局何もなくなっちゃうんですよ（笑）。</p>
<p>
	──（笑）。このジャケットの雰囲気にすごく合っていますよ。</p>
<p>
	<strong><span style="color: rgb(0, 0, 205);">アツシ</span></strong>　このデザインは全部ナボちゃんなんですよ。</p>
<p>
	<strong><span style="color: rgb(255, 0, 102);">小向</span></strong>　これ、面白いですよね。</p>
<p>
	──しかも中面になると小向さんの露出度も上がっていきますし。</p>
<p>
	<strong><span style="color: rgb(255, 0, 102);">小向</span></strong>　これ裸なんですよ。</p>
<p>
	──ええっ!?</p>
<p>
	<strong><span style="color: rgb(255, 0, 102);">小向</span></strong>　これだったら見えないでしょ〜って裸で走り回ってたんで（笑）。それでふざけてたときの写真も使われてます（笑）。</p>
<p>
	<strong><span style="color: rgb(0, 0, 0);">スタッフ</span></strong>　ちなみにCDを取ると、もっとすごい写真があります。</p>
<p>
	──あああっ!!</p>
<p>
	<strong><span style="color: rgb(255, 0, 102);">小向</span></strong>　これはCDを買わないと見れません。</p>
<p>
	<strong><span style="color: rgb(0, 0, 205);">アツシ</span></strong>　まあ、こういうことは嵐じゃできないよね。</p>
<p>
	──なんで嵐なんですか（笑）。いや、しかしすごいですね&hellip;&hellip;。</p>
<p>
	<strong><span style="color: rgb(255, 0, 102);">小向</span></strong>　まあ、全部見せちゃうと問題あるかと思ったんで、一応皆さんの手で隠してもらいました。柔らかくて垂れちゃうからちょっと上げてもらったりして（笑）。</p>
<p>
	──触ってみて、いかがでした？　ふわふわしてました？</p>
<p>
	<span style="color: rgb(0, 100, 0);"><strong>カタル</strong></span>　（しみじみと）してましたね。</p>
<p>
	<strong><span style="color: rgb(0, 0, 205);">アツシ</span></strong>　今初めて聞いたよ（笑）。もうメンバー同士照れちゃって、あんまそういう話してないよね（笑）。</p>
<h3>
	前向きにバカやって行きたい</h3>
<p>
	──いや〜しかし、本当に今回限りで終わるのはもったいないですよ。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(0, 100, 0);"><strong>カタル</strong></span>　ですよね。まあ、企画的な色合いが前面に出てはいるんですけど、実はニューロティカ的には本気で取り組んで、本気で作って、すごく良いものができたつもりです。なので是非とも聴いて頂きたいなと、僕らも思っています。</p>
<p>
	──お世辞抜きで本当に良かったです。単なる足し算のコラボではなく、全く新しいものが出来上がっていて感動しました。ということで最後になりますが、このインタビューが掲載される誌面が新年１発目の号になりますので、皆さんの2012年の抱負を教えて頂けますか？</p>
<p>
	<strong><span style="color: rgb(0, 0, 205);">アツシ</span></strong>　相変わらずロック界と言うか、日本に風穴を空けるようなアクションを起こしていきたいと思いますね。それで、またニューロティカ何かやってるよ、みたいな感じで他人ができないこと、面白いことをやっていきたい。いつでもパイオニアなんですけど、いつになったら生活が楽になるのか。それが来年の課題ですな！</p>
<p>
	<span style="color: rgb(0, 100, 0);"><strong>カタル</strong></span>　2012年は結成28周年ですか。</p>
<p>
	<strong><span style="color: rgb(0, 0, 205);">アツシ</span></strong>　前向きにバカやって行きたいですね。そして、こんな大人がいるんだから、みんなも音楽とか何かやってみようかなって、ちょっとでも思って頂ければありがたいかなって。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(0, 100, 0);"><strong>カタル</strong></span>　まあ自分らが面白いと思えることを結構いろいろやれているので、ニューロティカは幸せな立場でいるんだな、って思えることが多くて。その楽しんでずっとやってる姿をいつまでもみんなに見てもらいたいっていうのもあります。そして、ひとつひとつ良い仕事したいって。今回の仕事をやって良く分かりましたね。本気でやったらすごく良いものができるし、自分たちも充実感があるっていうか達成感があるっていうか。これが売れたら更に良いんだけど（笑）。これからもどんどんどんどん面白いこと考えてやっていきたいですよね。</p>
<p>
	<strong><span style="color: rgb(0, 0, 205);">アツシ</span></strong>　復活したバンドには負けたくないですよね。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(0, 100, 0);"><strong>カタル</strong></span>　なんでちょいちょい皮肉を言うの（笑）？</p>
<p>
	──では最後に小向さん、お願いします。</p>
<p>
	<strong><span style="color: rgb(0, 0, 205);">アツシ</span></strong>　いっぱい、ごめんネ。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(75, 0, 130);"><strong>一同</strong></span>　（笑）</p>
<p>
	<strong><span style="color: rgb(255, 0, 102);">小向</span></strong>　ちょっと（笑）！　もう謝るようなことは絶対しません！　と、それはさておき2012年は、今と変わらず小向らしく、学ぶことはちゃんと学んで吸収して、前向きに行きていこうと思ってます。そしてお仕事は、頂いたものは何でも全力でやります！</p>
]]>
        
    </content>
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    <title>ReguRegu</title>
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    <published>2011-12-16T05:45:23Z</published>
    <updated>2011-12-16T10:01:56Z</updated>

    <summary>札幌在住の小磯卓也とカヨから成るストップモーション・アニメーション作家、ReguRegu〈レグレグ〉が初のショート・フィルム作品集『ゆめとあくま』を発表した。ReguReguの名前は知らずとも、あのブラッドサースティ・ブッチャーズのPV『ocean』と『curve』を手掛けたクリエイターだと言えばピンと来る人も多いだろう。羊毛を使った純真で愛らしいフェルト人形たちは一切喋らず無表情のはずなのだが、ひとたび彼らの手に掛かると命が吹き込まれ、伸び伸びと喜怒哀楽を体現するようになるから不思議だ。そして、彼らの紡ぎ出す物語にはブラックユーモアが随所に散りばめられ、その結末は何とも言えない余韻を観る者に与える。幽玄の世界はいつしか現実を侵食し、我々の内に秘めた闇と病みを露わにする。駒撮りという儀式を介して、彼らは夢と現をたやすく反転させる魔術をかけているかのようだ。
愛情がふんだんに注ぎ込まれたフェルト人形たちを通じてReguReguが伝えたいものとはいったい何なのか。また、シュルレアリストを自称する彼らが創作に向かう火種とはどんなものなのか。『ゆめとあくま』のリリース・パーティー開催のために上京したReguReguにじっくりと話を訊いた。（interview：椎名宗之）</summary>
    <author>
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    <category term="bloodthirstybutchers" label="bloodthirsty butchers" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#tag" />
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    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://rooftop.cc/interview/">
        <![CDATA[<h3>
	吉野 寿と吉村秀樹に背中を押されて本格始動</h3>
<p>
	<a href="http://rooftop.cc/interview/2011/12/16/1112reguregu_1.jpg" rel="lightbox" title=""><img alt="1112reguregu_1.jpg" class="mt-image-right" height="133" src="http://rooftop.cc/interview/assets_c/2011/12/1112reguregu_1-thumb-200x133-5063.jpg" style="float: right; margin: 0pt 0pt 20px 20px;" title="" width="200" /></a></p>
<p>
	<span style="color: rgb(169, 169, 169);">──そもそもどんな経緯でReguReguの活動が始まったんですか。</span></p>
<p>
	<span style="color: rgb(64, 224, 208);"><strong>小磯</strong></span>：私は数年前まで十蘭堂というバーをやっていて、そこで100回くらいやっていたライヴのフライヤーやポスターのデザインをカヨと2人で手掛けていたんです。ある日、カヨが狂ったように絵を描き出したんですよ。何かに取り憑かれたかのように毎日何枚も何枚も描き続けて、それがもの凄い量で。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(255, 0, 0);"><strong>カヨ</strong></span>：簡単な線で描いたイラストなんですけど...（笑）。大した絵じゃなくて、落書きみたいなものですから。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(64, 224, 208);"><strong>小磯</strong></span>：でも、描く世界観みたいなものは今の作風に通じるものがあると思う。その延長でカヨが人形を作ったんだけど、その時はアニメーションを作ることなんて全然考えていなかった。そんな頃にあるバンドのワンマン・ライヴを企画していたんだけど、メンバーが脱けちゃってライヴの1ヶ月前に企画が潰れちゃったんです。で、会場を押さえていたからどうしようかと考えていた時に、遊びでアニメーションを作ってみようとふと思い立った。それが『OTOBIBANASHI』という映像と音楽を組み合わせた企画で、1ヶ月で2つの映像作品を作ったんですよ。カヨのリーダー作品と私のリーダー作品の2つを。そしたらカヨの作品が凄く評判が良くて、上映が終わった後の拍手がもの凄くてね。なかには泣いている人までいたくらいで。その時に、これは絶対に映像を作り続けたほうがいいと思った。それが3年くらい前の話。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(169, 169, 169);">──その頃から駒撮りの手法を採り入れていたんですか。</span></p>
<p>
	<span style="color: rgb(64, 224, 208);"><strong>小磯</strong></span>：うん。今思えば酷くへっぽこな作品だったけど（笑）。その『屋根の上の亜呂亜』という作品を今回のDVDに入れるかどうか悩んだんだけど、カクカクにも程があるカクカク具合だったのでやめました（笑）。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(169, 169, 169);">──それ以降、本格的にストップモーション・フィルムの世界にどっぷりと浸かっていくわけですね。</span></p>
<p>
	<span style="color: rgb(64, 224, 208);"><strong>小磯</strong></span>：ウケたものだから調子に乗って『OTOBIBANASHI』のvol.2をやって、それもお客さんが凄く入ってね。あと、吉野（吉野 寿／イースタンユース）が札幌に来た時に家に遊びに来てくれたことがあって、出来たばかりの作品を見せたら凄く褒めてくれたことも大きな自信に繋がった。「これは本気でやったほうがいい」って言ってくれて。その後、ヨウちゃん（吉村秀樹／ブラッドサースティ・ブッチャーズ）が札幌に来た時に『OTOBIBANASHI』のポスターを呑み屋で見たらしくて、「おう、（PVを）やってよ」なんて簡単に言われてびっくり（笑）。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(169, 169, 169);">──それが『ocean』に繋がると。古くからのバンド仲間に背中を押された部分も大きいんですね。</span></p>
<p>
	<span style="color: rgb(64, 224, 208);"><strong>小磯</strong></span>：ホントにそう。彼らの後押しを受けてReguReguとしての活動を本格化させていったから。人生、何が起こるか分からない。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(169, 169, 169);">──小磯さんは十蘭堂を始める前にアルフォンヌやダイバダッタといったバンドや&quot;SLAVE&quot;という自主レーベルをやるなど、80年代〜90年代の札幌インディーズのキーマンとして活躍していて、吉村さんとはスピットファイヤーというバンドを一緒にやっていたんですよね。</span></p>
<p>
	<span style="color: rgb(64, 224, 208);"><strong>小磯</strong></span>：自分はもともとアヴァンギャルドな音楽が好きで、そんなにハードコアを聴いていたわけじゃないんだけど、私がベースを弾いていたバンドのライヴをヨウちゃんとナオキ（スピットファイヤーのヴォーカル）が見に来てくれて、そこでスカウトされたんです。「ヘンなベースを弾くヤツがいる」ってことで。それからハードコアの人たちと仲良くなったんだよね。ヨウちゃんには2度人生を大きく変えられていると思う。スピットファイヤーに誘われた時と、『ocean』のPVを頼まれた時。彼はどちらも軽い気持ちだったかもしれないけど、こっちとしてはとても大きく変えられた。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(169, 169, 169);">──吉村さんは小磯さんにPVを依頼した時に「昔から知ってるからお互いのやりたいことや価値観がすべて分かるんだよね。小磯にはクリエイターの持つ愛情やセンスもあるし、間違いないと思った」と話していましたけど。</span></p>
<p>
	<span style="color: rgb(64, 224, 208);"><strong>小磯</strong></span>：ヨウちゃんと一緒にバンドをやっていた時は凄く楽しかったね。スピットファイヤーは人気者のバンドだった。ナオキが凄く人気者で、ヨウちゃんも楽しそうだったね。</p>
<h3>
	駒撮りも写真も最初に撮ったのが一番</h3>
<p>
	<a href="http://rooftop.cc/interview/2011/12/16/1112reguregu_2.jpg" rel="lightbox" title=""><img alt="1112reguregu_2.jpg" class="mt-image-right" height="149" src="http://rooftop.cc/interview/assets_c/2011/12/1112reguregu_2-thumb-200x149-5065.jpg" style="float: right; margin: 0pt 0pt 20px 20px;" title="" width="200" /></a></p>
<p>
	<span style="color: rgb(169, 169, 169);">──『ゆめとあくま』に収録された7つの作品はどんな基準で選ばれたんですか。</span></p>
<p>
	<span style="color: rgb(64, 224, 208);"><strong>小磯</strong></span>：入っているのは全部『ocean』以降の作品ばかりですね。それ以前の作品は、今見るとちょっと照れくさいんですよ。あまりにもカクカクだから（笑）。だからと言って気に入っていないわけじゃないから、撮り直そうと思ったこともあったんだけど、撮り直すと大事なものがなくなっちゃうような気がして。だから撮り直すのはやめようと。撮り直せないし、人にも見せられないっていう（笑）。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(169, 169, 169);">──YouTubeにアップする考えはありませんか。</span></p>
<p>
	<span style="color: rgb(64, 224, 208);"><strong>小磯</strong></span>：初期の作品は尺が長いんですよ。『OTOBIBANASHI』で上映した作品はどれも生演奏に合わせて流していたものだし。『屋根の上の亜呂亜』も『月の穴』も30分くらいあるから、YouTubeで見るにはよっぽど集中力のある人じゃないとムリだと思う（笑）。大きなスクリーンで生演奏と合わせてなら見られると思うけど。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(169, 169, 169);">──いつかDVDとしてまとめようという発想はなかったですか。</span></p>
<p>
	<span style="color: rgb(255, 0, 0);"><strong>カヨ</strong></span>：全然（笑）。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(64, 224, 208);"><strong>小磯</strong></span>：ライヴで上映してオシマイ、っていう感じだった。『ocean』より前の作品は、音楽をF.H.C.という札幌のバンドにやってもらっていたんだけど、『ocean』と『curve』の後に作った作品からは自分たちで音楽もやるようになったんです。カヨがずっとピアノで曲を作っていて、ストックが100曲くらいあったんですよ。それなら音楽も自分たちでやってみようと思って。F.H.C.の音楽ももちろん良かったんだけど、自分たちでやったほうがよりしっくり来るようになった。セリフがないから余計に音楽が大事だし、音楽と映像はこれからもずっと自分たちでやっていきたいですね。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(169, 169, 169);">──ご自身で音楽まで手掛けたほうが一体感も増すし、作品としての精度も上がるんじゃないですか。</span></p>
<p>
	<span style="color: rgb(64, 224, 208);"><strong>小磯</strong></span>：監督が音楽まで手掛けるのってあまりない気がする。チャップリンは自分で劇伴を作曲していたけど、演奏まではしていないでしょう。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(169, 169, 169);">──ケース・バイ・ケースだと思うんですが、劇伴は映像を見ながら浮かんでくる音を被せることが多いんですか。</span></p>
<p>
	<span style="color: rgb(255, 0, 0);"><strong>カヨ</strong></span>：『カスタネットちゃんの眠れない夜』は映像を見ながら弾いたんですけど、他の作品はたくさん録っておいた音から選んで使いました。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(64, 224, 208);"><strong>小磯</strong></span>：カヨは今も毎日3枚くらい絵を描いているし、曲も次々と作っていて、ちょっとおかしいんです。病気だと思う（笑）。毎日何かしら作っていないと狂っちゃうんでしょう。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(169, 169, 169);">──小磯さんは演奏していないんですか。</span></p>
<p>
	<span style="color: rgb(64, 224, 208);"><strong>小磯</strong></span>：ちょっとだけ、ノイズとベースをやっています。カヨとしては、私がもっと音楽で活躍するかと思ったら意外と力にならなかったと思っているんじゃないかな（笑）。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(169, 169, 169);">──バンドで培ったものをReguReguに反映させようとは思いませんか。</span></p>
<p>
	<span style="color: rgb(64, 224, 208);"><strong>小磯</strong></span>：何も培ってないんじゃないかなぁ（笑）。私はプレーヤーじゃなくて、企画屋だから。随分長いことバンドをやっていたけど、自分で作った曲なんて数曲しかないし。例外的なのは最後にやったアシュラスクールっていうバンドかな。アシュラスクールでは6、7曲から成る3、40分のロック・オペラをやっていて、私が最初に長い歌詞のストーリーを書いて、「こんな感じの曲を作って」とメンバーに割り振りをしていくんです。それで出来た曲をメンバーに渡して、練習しないで2回だけライヴをやる。練習をした演奏があまり好きじゃないから。そういうのをずっとやっていたんだけど、2回目のライヴはもうあまり面白くない。1回目のほうが断然面白い。ReguReguにもそれは繋がっている気がする。駒撮りを何回も撮り直さないし、仮に撮り直したとしても一番最初に撮ったのがいいんです。たとえヘタでもそれがいい。写真も一番いいのは大抵最初に撮ったやつだしね。</p>
<h3>
	撮影は儀式、駒撮りは魔法</h3>
<p>
	<a href="http://rooftop.cc/interview/2011/12/16/1112reguregu_3.jpg" rel="lightbox" title=""><img alt="1112reguregu_3.jpg" class="mt-image-right" height="133" src="http://rooftop.cc/interview/assets_c/2011/12/1112reguregu_3-thumb-200x133-5067.jpg" style="float: right; margin: 0pt 0pt 20px 20px;" title="" width="200" /></a></p>
<p>
	<span style="color: rgb(169, 169, 169);">──初めてカヨさんとお会いした時、ReguReguの作る人形にそっくりだなと思ったんですよね。</span></p>
<p>
	<span style="color: rgb(64, 224, 208);"><strong>小磯</strong></span>：よく言われるよね？</p>
<p>
	<span style="color: rgb(255, 0, 0);"><strong>カヨ</strong></span>：不思議なもので...似せてるつもりはないんですけど。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(64, 224, 208);"><strong>小磯</strong></span>：やっぱり似るものなんでしょうね。黒いタコやうさぎ、シルクハットの紳士は私が作ったんですよ。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(169, 169, 169);">──魔物みたいなキャラクターは小磯さんの手によるものだと（笑）。それにしても、無表情なはずの人形が駒撮りで動き出した途端に表情豊かに喜怒哀楽を体現するのが何度見ても不思議ですね。</span></p>
<p>
	<span style="color: rgb(64, 224, 208);"><strong>小磯</strong></span>：作っている私たちも不思議なんですよ。どうしてなのか全く分からない。顔は変えてないんだけど、どういうわけか表情がよく変わる。ただ、DVDのフライヤーにもあるように、「撮影は儀式、駒撮りは魔法」なんですよ。撮影はカヨのいないところで私1人でやっているんです。ホントに儀式を執り行うような感じで撮影している。部屋を暗くして、体を清めて...みたいな感じで。駒撮りって凄く大変で、同時に2つのものを動かすとわけが分からなくなってくるんですよ。人形1体につき1人が付くのが通常の駒撮りなんだけど、それをやると魔法が起こらないような気がして。だから撮影を手伝ってあげるよっていう人もいっぱいいるんだけど、全部自分1人でやることにしているんです。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(169, 169, 169);">──駒撮りは尋常ならざる労力と時間を費やすでしょうし、1日のうちに撮れる時間も限られていますよね。</span></p>
<p>
	<span style="color: rgb(64, 224, 208);"><strong>小磯</strong></span>：今日は頑張って撮ったなと思っても3秒とか（笑）。でも、私の本業はReguReguだから、1日8時間撮るのを毎日続けていれば15分くらいの作品は1ヶ月くらいで出来ますよ。根詰めてやりますからね。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(169, 169, 169);">──当初から人形の素材には羊毛がいいとこだわっていたんですか。</span></p>
<p>
	<span style="color: rgb(255, 0, 0);"><strong>カヨ</strong></span>：たまたまですね。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(64, 224, 208);"><strong>小磯</strong></span>：たまたまなんだけど、やっぱり有機物がいいなと思って。（フライヤーのうさぎの写真を指さしながら）このうさぎの人形には本物のうさぎの骨が入っているんですよ。こういう素材は映像を撮るために集めたわけじゃなくて、何年もかけて集めたものが自分の部屋にあって、それを人形作りに使っているんです。動物の骨とか義眼とか、わけの分からないものがいっぱい家にあったんですね。十蘭堂をやっている頃に「縁起の悪いものがあったら持ってきて」とお客さんに言っていて、何かイヤなものが家に溜まっていったんですよ。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(169, 169, 169);">──十蘭堂の店内にもシカの頭の剥製、人骨、耳のオブジェ、義眼等々、おどろおどろしいものがたくさんありましたけど（笑）。</span></p>
<p>
	<span style="color: rgb(64, 224, 208);"><strong>小磯</strong></span>：バランスが崩れた時に悪いことって起こるもので、身の周りにあるもの全部が縁起の悪いものや呪われるようなものならバランスが取れるから、全然危険じゃないんですよ。『魔女の卵』で割れた卵の中から出てくるちっちゃいヘビは本物だしね。それも十蘭堂のお客さんでヘビを飼っていた人がいて、そのヘビが死んだというのでもらって、お酒に漬けていたんですよ。ホルマリン漬けやアルコール漬けも集めていて、私の宝物なんです。地震が起きたら一番最初に持っていくのはホルマリン漬けだと思う。もう二度と手に入らないものだから。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(169, 169, 169);">──物語のあらすじは2人で考えるものなんですか。</span></p>
<p>
	<span style="color: rgb(64, 224, 208);"><strong>小磯</strong></span>：作品によって担当が変わるんですよ。カヨが監督をやる時もあるし、私が監督をやる時もある。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(169, 169, 169);">──純真でかわいらしい人形たちに気を取られていると、物語の結末がぎょっとするような展開になることがReguReguの作品には多いですよね。小気味良いブラックユーモアが散りばめられていると言うか。その志向性は2人とも似ているんでしょうね。</span></p>
<p>
	<span style="color: rgb(255, 0, 0);"><strong>カヨ</strong></span>：似ているのかも...（笑）。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(64, 224, 208);"><strong>小磯</strong></span>：もう10年近く一緒にものを作っているし、同じ音楽を聴いて、同じ映像を見て、同じものを食べているから、似ている部分は相当似ていますね。あとやっぱり、十蘭堂での経験を共有しているのは大きいと思う。あの店は学校みたいな所で、私が校長なわけじゃなくて、私もカヨも生徒で、来てくれるお客さんやミュージシャンが先生だった。角煮（前田碧衣と尾崎由美の2人から成るバンド。2011年4月に解散）は十蘭堂の卒業生って感じがする。</p>
<h3>
	イヤな感じを与えるものをあえて作りたい</h3>
<p>
	<a href="http://rooftop.cc/interview/2011/12/16/1112reguregu_4.jpg" rel="lightbox" title=""><img alt="1112reguregu_4.jpg" class="mt-image-right" height="150" src="http://rooftop.cc/interview/assets_c/2011/12/1112reguregu_4-thumb-200x150-5069.jpg" style="float: right; margin: 0pt 0pt 20px 20px;" title="" width="200" /></a></p>
<p>
	<span style="color: rgb(169, 169, 169);">──『むねのことり』は青年に恋をした少女の話ですけど、これも悲恋の果てにとんでもないオチが付くじゃないですか。少女の口から赤い小鳥が出てくるという発想も凄いですけど（笑）。</span></p>
<p>
	<span style="color: rgb(64, 224, 208);"><strong>小磯</strong></span>：途中で何羽も出過ぎちゃったりね（笑）。確かに奇妙なオチかもしれないし、子供向きではないかもしれない。でも、子供にも見てもらいたい。私たちが子供の頃に読んだ童話もちょっとイヤな感じの終わり方だったりして、そこが絵本の好きなところだった。今はそういうイヤな感じを与えるものって少なくなってきているから、あえてそういったものを作りたいんですよ。私は子供の頃に読んでいた妖怪図鑑も集めているんだけど、今の妖怪図鑑は全然怖くないんですよね。昔の妖怪図鑑は本格的な資料画だからホントに気味が悪い。だから今の子供はかわいそう。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(169, 169, 169);">──ああ、確かに。今の特撮ヒーローの怪人もちっとも怖くないですしね。昔のウルトラマンや仮面ライダーに出てくる怪獣や怪人は本当に不気味でおっかなかったですから。</span></p>
<p>
	<span style="color: rgb(64, 224, 208);"><strong>小磯</strong></span>：そうですよね。ウルトラマンやウルトラセブンは子供向けだからって全然手加減していなくて、本気でSFを作ろうとしていたからね。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(169, 169, 169);">──小磯さんの日記を読むと、羊毛の消費量が半端じゃないですよね。短期間で2キロも買ってみたりとか。</span></p>
<p>
	<span style="color: rgb(64, 224, 208);"><strong>小磯</strong></span>：今は個展に向けて大きい作品ばかり作っているので。今まで小さい人形ばかり作っていた反動なのか、ホントにどれも大きい。個展なんてそんなにしょっちゅうやれることじゃないから、もの凄く気合いが入っているんです。今まで持っていた剥製を全部壊して、それらを合体させた人形にしているんですよ。ホントにイヤな感じでいいんです（笑）。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(169, 169, 169);">──映像に特化することなく、そうしたオブジェとして完結する作品もあるということなんですね。</span></p>
<p>
	<span style="color: rgb(64, 224, 208);"><strong>小磯</strong></span>：映像のいいところって、人形を作っても売らなくて済むことなんです。今回の個展も売ろうかなとか思ったんだけど、やっぱり売りたくなくて。売ると手加減しちゃいそうだったから。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(169, 169, 169);">──以前、ブッチャーズの『official bootleg vol.20』（2010年2月）でReguRegu展があって、そこで黒いタコを売っていたくらいですよね。</span></p>
<p>
	<span style="color: rgb(64, 224, 208);"><strong>小磯</strong></span>：タコはいくらでも作れるんですよ。あの時は100匹くらい作ったのかな。いっときはタコを作って暮らしていこうかなと思ったくらいで（笑）。ホントに作れば売れるしね。でも、タコを作って生活するのもどうなのかなぁ...と思って（笑）。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(169, 169, 169);">──2人がたっぷりと愛情を注いで生み落とした子供たちだから、売るには忍びないですよね。</span></p>
<p>
	<span style="color: rgb(64, 224, 208);"><strong>小磯</strong></span>：うん。だから映像だと売らないで済む。でも、そうなるとどんどんどんどん人形が増えていって、人形に囲まれた中で生活をすることになる。まぁ、それもいいなと思っているんだけど。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(169, 169, 169);">──『魔女の卵』や『まりめろつうしん』のように実写とアニメを融合させた作品もありますね。</span></p>
<p>
	<span style="color: rgb(64, 224, 208);"><strong>小磯</strong></span>：特にフル・アニメにこだわっているわけでもないんですよ。私たちはヤン・シュヴァンクマイエル（チェコスロバキア・プラハ生まれのアニメーション作家・映画監督）に影響を受けているところが凄くあって、「自分はアニメーターではなくシュルレアリストだ」と彼は語っているんです。とても畏れ多いけど、私たちにもそういう気持ちがある。だからアニメーターではないし、人形ばかり作っているわけでもないし、あえて言うなら私たちReguReguはシュルレアリストなんです。自分たちで言うのはちょっと照れくさいですけどね。</p>
<h3>
	絶対にヘタなものは作れないと思ったブッチャーズのPV</h3>
<p>
	<a href="http://rooftop.cc/interview/2011/12/16/1112reguregu_5.jpg" rel="lightbox" title=""><img alt="1112reguregu_5.jpg" class="mt-image-right" height="148" src="http://rooftop.cc/interview/assets_c/2011/12/1112reguregu_5-thumb-200x148-5071.jpg" style="float: right; margin: 0pt 0pt 20px 20px;" title="" width="200" /></a></p>
<p>
	<span style="color: rgb(169, 169, 169);">──『魔女の卵』は札幌の雑貨屋「魔女卵（まじょらん）」が舞台で店主の鎌田理絵さんが出演しているし、『カスタネットちゃんの眠れない夜』も同じく札幌の雑貨屋「カスタネット」の人気キャラクターが主役だし、小磯さんと身近な人脈から作品として実を結んだケースが多いですね。</span></p>
<p>
	<span style="color: rgb(64, 224, 208);"><strong>小磯</strong></span>：そういうのはこれからも続けていきたいんですよ。私の周りにはまだまだ面白い人たちがいっぱいいるから。本物の役者ではなく、役者じゃない人を使いたいんですよね。役者じゃない人が醸し出す何とも言えない味わい深さがあるので。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(169, 169, 169);">──味わい深さと言えば、『カスタネットちゃんの眠れない夜』に出てくる怪物も不気味さとユーモラスがない交ぜになったキャラクターで、いわく言いがたい魅力がありますよね。</span></p>
<p>
	<span style="color: rgb(64, 224, 208);"><strong>小磯</strong></span>：『カスタネットちゃんの眠れない夜』はナスちゃん（ナスジュンコ／「カスタネット」店主）にDVDに入れるのを断られると思っていたんですよ。何せ「駒撮りは魔法である」なんて物騒なキャッチコピーが付いたDVDだから（笑）。そもそも『カスタネットちゃんの眠れない夜』はカスタネットのオープン14周年記念に作ったもので、最初は「『ocean』と『curve』を上映したい」とナスちゃんが言ってきてくれたんですよ。それが嬉しくて、たまたま時間もあったから、お祝いに短編を作ってプレゼントしたんです。だから本来はナスちゃんにあげたものなんだけど、今回こうして使わせてもらって良かった。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(169, 169, 169);">──『ocean』は今見てもやはり心が打ち震えるし、ReguReguの手掛けた作品の中でも傑出した出来ですね。2人の兄弟が小さな船で大海原を往く物語で、兄弟が巨大な黒いタコと格闘するシーンは何度見ても圧巻です。</span></p>
<p>
	<span style="color: rgb(64, 224, 208);"><strong>小磯</strong></span>：ブッチャーズの曲だからこそヘタなものは絶対に作れないと思ったんです。『ocean』は特に弟の演技が信じられないほど素晴らしい。今も家にあの兄弟の人形を飾っているんだけど、不思議なことにPVを作った頃と顔が全く違うんですよ。自分たちで作ったのにさっぱり理由が判らないんだけど。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(169, 169, 169);">──「あのPVがあることで『ocean』の世界観も広がった」と吉村さんも言っていましたね。</span></p>
<p>
	<span style="color: rgb(64, 224, 208);"><strong>小磯</strong></span>：ああ、そうだったらとても嬉しい。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(169, 169, 169);">──小磯さんも出演していたブッチャーズのドキュメンタリー映画『kocorono』でも、ReguReguが作った黒いタコの巨大風船が場内を舞う『ocean』のライヴ・シーン（ライジング・サン・ロックフェスティバル）がハイライトになっていましたよね。</span></p>
<p>
	<span style="color: rgb(64, 224, 208);"><strong>小磯</strong></span>：あれも凄く嬉しかったですね。ヨウちゃんに「何かやってよ」って言われて、本番前に2メートルくらいのタコの風船を膨らませて飛ばすことにしたんです。でも、自転車の空気入れじゃ全然膨らまなくてね（笑）。そしたらエガちゃん（江河達也／ディスチャーミング・マン、デザート）がゴムボートを膨らませる機具を貸してくれて、それで何とか膨らんだんですよ。パーン！とタコが飛んだ時はホントに感動したし、凄く嬉しかった...。まぁ、1体は結びが弱くてすぐにバラバラになっちゃったんだけど（笑）。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(169, 169, 169);">──先ほど初期の作品は「カクカクにも程がある」と話していましたけど、『まりめろつうしん』の時計から現れる少年と少女の動きは驚くくらいに動きが滑らかじゃないですか？</span></p>
<p>
	<span style="color: rgb(64, 224, 208);"><strong>小磯</strong></span>：それでも、ちゃんとした駒撮りアニメに比べれば恐ろしくカクカクしていますよ（笑）。でも、あまりに滑らかな動きの駒撮りはCGみたいで全然魅力を感じないんです。駒撮りはある程度カクカクしていなくちゃ面白くない。何と言うか、不思議な現象が起きた時って脳が認識できないから、目に映る景色が駒撮りのように見える気がするんですよ。スムーズな動きじゃなくて、時間の感覚が狂ったように見えると言うか。そういうところが好きなんですよね。</p>
<h3>
	良質な酷い目に遭ったほうがいい</h3>
<p style="float: right; margin: 0pt 0pt 20px 20px;">
	<a href="http://rooftop.cc/interview/2011/12/16/1112reguregu_7.jpg" rel="lightbox" title=""><img alt="1112reguregu_7.jpg" class="mt-image-right" height="133" src="http://rooftop.cc/interview/assets_c/2011/12/1112reguregu_7-thumb-200x133-5075.jpg" title="" width="200" /></a><br />
	<a href="http://rooftop.cc/interview/2011/12/16/1112reguregu_6.jpg" rel="lightbox" title=""><img alt="1112reguregu_6.jpg" class="mt-image-right" height="150" src="http://rooftop.cc/interview/assets_c/2011/12/1112reguregu_6-thumb-200x150-5073.jpg" title="" width="200" /></a></p>
<p>
	<span style="color: rgb(169, 169, 169);">──夢か現か曖昧模糊な世界観もReguRegu作品の大きな特徴のひとつですよね。</span></p>
<p>
	<span style="color: rgb(64, 224, 208);"><strong>小磯</strong></span>：どの作品にもやたらと夢が出てきますね。今回DVDに収録した作品もほとんどがそう。『むねのことり』のオチは、実際に私が夢で見たものなんですよ。ずっとオチが決まらなくて、カヨが私にオチを考えて欲しいと言うので何日も悩んでいたんだけど、夢で見たオチを採用することにしたんです。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(169, 169, 169);">──また随分とダークな夢を見ましたね（笑）。夢と現の狭間を自由に行き来する、歪ながらも美しい世界が描かれているのはReguReguのどの作品にも通底しているように思えます。</span></p>
<p>
	<span style="color: rgb(64, 224, 208);"><strong>小磯</strong></span>：シュルレアリストですからね（笑）。だから『ゆめとあくま』というタイトルそのままなんですよ。こういう作品を生み出すに至ったのは、決して神様の力ではない。縁起の悪いものが映っているから、あくまの力なんだと思う。漢字の&quot;悪魔&quot;じゃなくて、ひらがなの&quot;あくま&quot;という感じ。『あくまとゆめ』でもなくて、やっぱり『ゆめとあくま』っていう感じ。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(169, 169, 169);">──あと、小磯さんの呪術的な思考と嗜好が作品に反映していることが多いように感じますね。</span></p>
<p>
	<span style="color: rgb(64, 224, 208);"><strong>小磯</strong></span>：オカルトは好きなんだけど何ひとつ信じていなくて、だけど信じたいという気持ちがずっとある。私は『ムー』が大好きで何度も繰り返し読んでいるんだけど、書かれてあることを全然信じていないんです。でも、そういうのが凄く好きなんですね。そして、不可思議な現象が実際に起こればいいと思っている。それならもう自分で起こすしかないのかなと。人形の表情が変わるっていうのも自分では説明できないから、それもあくまの仕業なのかもしれない。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(169, 169, 169);">──シュルレアリストとして今後はどのような活動をしてきたいですか。</span></p>
<p>
	<span style="color: rgb(64, 224, 208);"><strong>小磯</strong></span>：私たちの夢は長編映画を作ることなんです。アレハンドロ・ホドトフスキーの『エル・トポ』やジョン・ウォーターズの『ピンク・フラミンゴ』といったカルト・ムーヴィーの古典のように、ずっと見えてもらえる作品を1本でもいいから残したい。私たちが生きた証として。商業映画を何本も作って、監督として食べていこうなんて全然思わない。1本でいいから、「あのヘンな映画見た？」ってずっと語り継がれるような作品を作りたいし、そのためにはどうすればいいのかを考えています。短編だとちょっと弱いから、ある程度の長さの集大成的なものをいずれ作りたい。いずれって言っても、あまりのんびりしているといつ死んじゃうか分からないから呑気に構えていられないんだけど。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(169, 169, 169);">──その長編というのは、特に人形にこだわらず？</span></p>
<p>
	<span style="color: rgb(64, 224, 208);"><strong>小磯</strong></span>：駒撮りと実写を合わせた感じで。人形の駒撮りで2時間の長編を作ろうとしたら何年も掛かってしまうし（笑）。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(169, 169, 169);">──でも、4年でこうしてDVDの発表まで漕ぎ着けたわけですから、かなり理想的なペースなのでは？</span></p>
<p>
	<span style="color: rgb(64, 224, 208);"><strong>小磯</strong></span>：ただ、この2年間は凄くハードでしたよ。いつも何かしら作っている状況だったので。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(169, 169, 169);">──短編、長編に関わらず、ReguReguの作品を大きなスクリーンで見たいと個人的には思うんですけれど。</span></p>
<p>
	<span style="color: rgb(64, 224, 208);"><strong>小磯</strong></span>：私も映画館が好きだから、そんな所で上映できたら嬉しいですね。それとさっきも話したけど、大人はもちろん子供にも見て欲しい。誤解を恐れずに言えば、傷つけてやりたい（笑）。目一杯傷ついたほうがいいし、どこかで酷い目に遭ったほうがいいと思うから。良質な酷い目って言うか、悪意じゃない酷い目。悪意のある酷い目はホントに傷になっちゃうけど、良質な酷い目は何かに変わっていくはずだから。傷つくことで人生が豊かになることもあるし、少しは負荷を掛けたほうがいいんですよ。</p>
]]>
        
    </content>
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    <title>GARLICBOYS（2011年12月号）──臭いの王様からKING OF ROCKへ。ニンニク男達の四半世紀の旅を振り返る。</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://rooftop.cc/interview/003771.php" />
    <id>tag:rooftop.cc,2011:/interview//2.3771</id>

    <published>2011-12-03T10:36:33Z</published>
    <updated>2011-12-07T10:34:16Z</updated>

    <summary>　昨年バンド結成25周年を迎え、いまや見た目はもちろん存在そのものがロック界の重鎮と言っても過言でない我らが兄貴「GARLICBOYS」。彼らの長い歴史の中で生まれた数々の名曲・迷曲を、最強の布陣と言われる現メンバーで再び新録したベストアルバム『再録ベスト』が完成した。ナンセンス、ギャグ、自虐ネタから社会風刺、心象風景までを独特の言語感覚と卓抜した演奏力でロックに昇華するGARLICBOYSのサウンドは、一度ハマったら最後、病みつきになるフェロモンのように危険だ。来年は約80公演の「再録ベスト」ツアーも敢行する彼らにアルバムについて語ってもらった。（TEXT: 加藤梅造）</summary>
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    <category term="garlicboys" label="GARLICBOYS" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#tag" />
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://rooftop.cc/interview/">
        <![CDATA[<h3>
	バンドは今が一番いい状態</h3>
<p>
	<a href="http://rooftop.cc/interview/2011/12/01/ROOFTOP1.jpg" rel="lightbox" title=""><img alt="ROOFTOP1.jpg" class="mt-image-right" height="199" src="http://rooftop.cc/interview/assets_c/2011/12/ROOFTOP1-thumb-300x199-4888.jpg" style="float: right; margin: 0pt 0pt 20px 20px;" title="" width="300" /></a><strong>──まずは今回<span style="color: rgb(75, 0, 130);">『再録ベスト』</span>を出そうと思ったきっかけを教えて下さい。</strong><br />
	<span style="color: rgb(178, 34, 34);">LARRY：</span>今、バンドの状態が一番いいとメンバー全員が感じているので。前々から昔の曲を取り直したいと思っていて、後はタイミング次第だった。それが今かなと。<br />
	<strong>──当然ながら名曲揃いのラインナップになってますが、選曲は難しかったんじゃないですか？</strong><br />
	<span style="color: rgb(128, 0, 0);">PETA：</span>最近のライブでやっている曲を入れたので、特に迷ったりはしなかったですね。<br />
	<span style="color: rgb(178, 34, 34);">LARRY：</span>アレンジもほとんど変えてないんです。ライブでやっているそのままなので、よりストレートになっていると思います。歌をメインに聴かせたいというのが基本方針でした。<br />
	<strong>──ボーカルは年齢的なものに左右されやすいと思いますが、若い時と比べて衰えもなく？</strong><br />
	<span style="color: rgb(128, 0, 0);">PETA：</span>むしろ前よりもパワーアップしているように自分では感じています。ずっとライブをやり続けているからだと思うんですが、クオリティは上がってきてるんちゃうかな？　今、一番調子いいですよ。<br />
	<strong>──PESSINさんとRYOさんにとっては、（当時別のメンバーだった時の）有名な曲を録り直すというのは緊張しますよね。</strong><br />
	<span style="color: rgb(0, 0, 205);">RYO：</span>そうですね。昔、自分がリスナーとして聴いていた曲を録り直すっていうのはかなりのプレッシャーでした。<br />
	<span style="color: rgb(0, 100, 0);">PESSIN：</span>もう「ベースは俺しかいないんだ！」と自分にいい聞かせてやりました。</p>
<h3>
	カッコつけてもしょうがない</h3>
<p>
	<strong>──では収録曲についてお聞きしたいと思います。一番古い曲としては<span style="color: rgb(128, 0, 128);">「YOKOZUNA」</span>ですが、今やGARLICBOYSを象徴する曲と言えますよね。</strong><br />
	<span style="color: rgb(178, 34, 34);">LARRY：</span>当時はいろいろ迷いながらやっていたんですが、今思えばこの路線はずっとやり続けてますね。<br />
	<strong>──結成当初は普通にパンクっぽい曲とかやってましたよね。<br />
	</strong><span style="color: rgb(178, 34, 34);">LARRY</span>　(PETA)本人はカッコいいつもりでやってたと思いますよ。1stの<strong><span style="color: rgb(75, 0, 130);">『NINNIKU NIGHT』</span></strong>の頃は特に。<br />
	<span style="color: rgb(128, 0, 0);">PETA：</span>いや～、若気の至りでした。<br />
	<strong>──オナニーについて歌っている<span style="color: rgb(128, 0, 128);">「MY TEENAGE HEART」</span>などは、歌詞が普通に青春っぽい内容だったら、同時期のビートパンクバンドとして通ってたんじゃないですか？　バンドブームもありましたし。</strong><br />
	<span style="color: rgb(178, 34, 34);">LARRY：</span>絶対なれへんかったと思いますよ（笑）。もともとそこに立つバンドじゃないと思っていたし、やりたいことはそれじゃなかった。レピッシュとか、同時代にカッコいいバンドがたくさんいたけど、俺らはそういうんじゃないなと。<br />
	<strong>──それで<span style="color: rgb(75, 0, 130);">『KING OF SMELL』</span>（世界で一番臭いやつ）になったんですか？</strong><br />
	<span style="color: rgb(178, 34, 34);">LARRY：</span>まあ実際、臭かったですから。でも居直りとかじゃなくて、単に自己紹介的な？　俺ら臭いですよ、と。<br />
	<strong>──関西ではウケてたんですか？</strong><br />
	<span style="color: rgb(178, 34, 34);">LARRY：</span>ウケませんよ、どこいっても。やっぱりコミックバンドと見られてましたね。むしろ東京の方が表現の幅が自由だったと思います。<br />
	<strong>──誤解もされていたと思いますが、逆にGARLICBOYSはどこにも属さなかったからこそ何でも自由にできたんじゃないですか？</strong><br />
	<span style="color: rgb(178, 34, 34);">LARRY：</span>今でもアホだけど、若い頃はもっとアホでしょ？　少しは雑誌に載りたいっていう気持ちがあったんです。ロッキンFからジャズ・ライフまで、そういうのに全部。だからいろんなジャンルの曲をやりたいと。今思えばどれも全然できてないんですけどね（笑）<br />
	<strong>──PETAさんはもともとフォークが好きだったとのことですが、自分の情けなさをさらけ出して歌うというスタイルは、ある意味フォーク的ですね。</strong><br />
	<span style="color: rgb(128, 0, 0);">PETA：</span>カッコつけてもしょうがないって思ってたので。そもそも歌ってる人間がカッコ悪いですから。<br />
	<span style="color: rgb(178, 34, 34);">LARRY：</span>いくらカッコいいバンドでも、家帰ったらパンツ１枚になるだろうし、足は臭いし、そういうもんだろうと。<br />
	<strong>──80年代はバブルでみんながブランドの服を着てカッコつけてたと思うんです。そういう時代に、あえてカッコ悪い自分をさらけ出すのって珍しかったのでは？</strong><br />
	<span style="color: rgb(178, 34, 34);">LARRY：</span>単に周りの状況が見えてなかったんですね。金もなかったし、そもそも時代がバブルだってことすら気づいてなかった。偶然の産物ですね（笑）<br />
	<span style="color: rgb(128, 0, 0);">PETA：</span>丸井のカードって何だろう？って思ってた。<br />
	<strong>──今聴くと、それが社会風刺になってるというか、時代を切り取ってるとも言えますよ。</strong><br />
	<span style="color: rgb(178, 34, 34);">LARRY：</span>時代に乗れてなかったから、逆に客観的に見れたんだと思う。妬みも含めて。</p>
<h3>
	「何がしたいの？」って言われた</h3>
<p>
	<strong>──次に古いのが<span style="color: rgb(128, 0, 128);">「ナルシスト宣言」</span>ですが、アルバム<span style="color: rgb(75, 0, 130);">『ナルシスト宣言』</span>自体完成度が高かったですよね。</strong><br />
	<span style="color: rgb(178, 34, 34);">LARRY：</span>やっぱり複雑な曲ができるようになったというのもあるんじゃないですか。全員がその方向で行けた。<br />
	<strong>──今回は収録されてないですが<span style="color: rgb(128, 0, 128);">「万歳!! ぐうたら人生」</span>とか名曲ですね。</strong><br />
	<span style="color: rgb(178, 34, 34);">LARRY：</span>あれは当時の自分たちの生活そのものです。まあ今のほうがより本物のぐうたらですけど。昔から、ぐうたらな人生が送れたらいいなっていう願望があったんですが、今はそれが達成できたのか（笑）。<br />
	<strong>──僕も似たような生活だったんで、すごく共感してました。</strong><br />
	<span style="color: rgb(178, 34, 34);">LARRY：</span>見方を変えれば青春パンクなんですよね。等身大のメッセージ？（笑）<br />
	<strong>──滑稽なんだけどリアルすぎて。<span style="color: rgb(128, 0, 128);">「あんた飛ばしすぎ」</span>とか、飲み会で失態したことある人なら誰でもドキっとする。しかしこの曲も人気ありますよね。</strong><br />
	PETA　こんなに評価されるとは思ってなかったですね。当時はパンクなのにブラストって誰もやってなかったから、こんなんでいいんかなあ？って。<br />
	<strong>──音楽的にもどんどんミクスチャーになっていって、ジャンルレスの時代の先駆けでもあったと思います。</strong><br />
	<span style="color: rgb(128, 0, 0);">PETA：</span>セールス的には伸び悩みでしたが。<br />
	<span style="color: rgb(178, 34, 34);">LARRY：</span>それはずっとです。<strong><span style="color: rgb(75, 0, 130);">『POEM』</span></strong>は自分的にはひとつの完成型だと思ってたんですけど、なんの評価もなかった&hellip;。<br />
	<strong>──GARLICBOYSの特徴として、ハードで緻密なサウンドに乗せてナンセンスや自虐ネタを歌うっていうのが初期からずっとあるんですが、『POEM』以降はより抒情的な、ある意味フォーク的な要素が入ってくると思うんです。</strong><br />
	<span style="color: rgb(178, 34, 34);">LARRY：</span>それは作曲法も変わってきたというのがあって、それまではリフでずっと押してたのが、もう少しコードで展開していくような作り方にしたのが大きかった。<br />
	<strong>──それがさらに開花したのが<span style="color: rgb(75, 0, 130);">『LOVE』</span>収録の<span style="color: rgb(128, 0, 128);">「Too Late True Love」</span>ですよね。時代を越える名曲だと思いますが、手応えはありました？</strong><br />
	<span style="color: rgb(178, 34, 34);">LARRY：</span>それがまた全然&hellip;。当時のレーベルの人からも「何がしたいの？」って言われる始末で。ラジオに出たら「GARLICBOYSがOASISみたいになりました！」って真顔で言われて、バカ言ってんじゃないよって思いましたよ。かなり後になってから、自分らより若いバンドから「すごい名曲ですよ!!」って言われる機会があって、あぁ、あれでよかったんだとようやく実感できた。<br />
	<strong>──それは意外ですね。歌詞もよく聴くと背筋が凍るような内容で、僕は映画の「情婦マノン」なんかを連想しました。</strong><br />
	<span style="color: rgb(128, 0, 0);">PETA：</span>きれいなメロディの曲だから、ここに普通の歌詞を乗せたら面白くないなと。だから、ひねった感じの究極の愛について書いたんです。<br />
	<strong>──『LOVE』からは他にも２曲（<span style="color: rgb(128, 0, 128);">「泣き虫デスマッチ」「ダンシングタンク」</span>）が再録されていますが、アルバムとしても自信作だった？</strong><br />
	<span style="color: rgb(128, 0, 0);">PETA：</span>当時はAIR JAMとかもあったし、アルバム自体を知っている人が多いというのもありますよね。<br />
	<strong>──その頃、LARRYさんは「GARLICBOYS、キター！」と思ったそうですが。</strong><br />
	<span style="color: rgb(178, 34, 34);">LARRY：</span>全然きませんでした。一度もきたことない&hellip;。</p>
<h3>
	ああ、聴いてた人がいたんだ</h3>
<p>
	<a href="http://rooftop.cc/interview/2011/12/01/ROOFTOP2.jpg" rel="lightbox" title=""><img alt="ROOFTOP2.jpg" class="mt-image-right" height="199" src="http://rooftop.cc/interview/assets_c/2011/12/ROOFTOP2-thumb-300x199-4890.jpg" style="float: right; margin: 0pt 0pt 20px 20px;" title="" width="300" /></a><strong>──『LOVE』の次の<span style="color: rgb(75, 0, 130);">『マッシュルームカットとダッフルコート』</span>は個人的にもすごく思い入れの強い名盤なんですが、僕は当時、GARLICBOYSがどんどん進化していると感じて興奮してました。</strong><br />
	<span style="color: rgb(178, 34, 34);">LARRY：</span>そう思うんですけどねえ。アルバムのあり方としては軸があって最初から最後まで統一してたほうがわかりやすいじゃないですか。いろいろなタイプの曲が入っているとリスナーの方も戸惑うというか、何がしたいの？って。<br />
	<strong>──いろいろなタイプの曲が一つの流れとして入っている所なんかはコンセプトアルバムと言ってもいいですよね。『狂気』ぐらい評価されてもいいと思います。</strong><br />
	<span style="color: rgb(128, 0, 0);">PETA：</span>それは言い過ぎ！<br />
	<strong>──でも僕は当時これを聴いて、30歳を過ぎた人の青春歌集だと感じたんです。</strong><br />
	<span style="color: rgb(178, 34, 34);">LARRY：</span>等身大のメッセージだったんですかね？<br />
	<span style="color: rgb(0, 100, 0);">PESSIN：</span>この頃、あちこちのライブハウスにアルバムのポスターが貼ってあったのをよく憶えてます。自分もバンドやり始めた頃で。<br />
	<span style="color: rgb(178, 34, 34);">LARRY：</span>そういう世代には届かなかったんですかねぇ。20歳にはわかりづらかった？<br />
	<span style="color: rgb(0, 100, 0);">PESSIN：</span>うーん、曲のよさはわかったと思うんですが、今思うと深い所まではよくわかってなかったですね。<br />
	<strong>──他にも<span style="color: rgb(128, 0, 128);">「昭和旅つばめ」</span>とか名曲ぞろいです。</strong><br />
	<span style="color: rgb(128, 0, 0);">PETA：</span>世間にどう受け取られているのか全然わからなかったですね。時々人から「聴いてました！」って言われると、「ああ、聴いてた人がいたんだ」って思ったり。<br />
	<span style="color: rgb(178, 34, 34);">LARRY：</span>ようやく最近ですよ。そういうこと言われるのは。<br />
	<span style="color: rgb(128, 0, 0);">PETA：</span>当時はツイッターとかもないし、なんて言われてたのか全然わからなかった。<br />
	<strong>──ジャケットもここから佐伯俊男さんが担当して、より独特の世界観が出てきたと思います。</strong><br />
	<span style="color: rgb(178, 34, 34);">LARRY：</span>もともと三上寛とか好きだったんで、ダメもとで依頼してみたんです。引き受けてくれるとは思わなかった。<br />
	<strong>──<span style="color: rgb(75, 0, 130);">『＋(ten)』</span>からは<span style="color: rgb(128, 0, 128);">「GARLICBOYS」</span>と<span style="color: rgb(128, 0, 128);">「荒野のさびしん棒」</span>が入ってますね。</strong><br />
	<span style="color: rgb(178, 34, 34);">LARRY：</span><strong><span style="color: rgb(128, 0, 128);">「DQ69」</span></strong>とかもライブでやってるんで入れたかったんですが&hellip;。まあ、次（『収録ベスト２』？）も考えての選曲です。<br />
	<strong>──その時は<span style="color: rgb(128, 0, 128);">「ハナクソマン」</span>とかも入れて欲しいですね。</strong><br />
	<span style="color: rgb(128, 0, 0);">PETA：</span>なぜか「ハナクソマン」を好きな人多いんですよ。<br />
	<strong>──あと<span style="color: rgb(128, 0, 128);">「自殺同盟」</span>はすごい名曲です。これは集団自殺を題材にした曲ですが、こういう作品って他のジャンルにもほとんどないんじゃないかと思います。</strong><br />
	<span style="color: rgb(178, 34, 34);">LARRY：</span>　<span style="color: rgb(75, 0, 130);"><strong>『ロマン』</strong></span>の<span style="color: rgb(128, 0, 128);"><strong>「B-side」</strong></span>とかも、当時少年犯罪が増えていた時期でそれをテーマに歌ったんですけど、なかなか気づいてもらえないですね&hellip;。<br />
	<strong>──まあ「ハナクソマン」の方がわかりやすいですから（笑）。</strong></p>
<h3>
	また１人から始めればいい</h3>
<p>
	<strong>──一番最近の<span style="color: rgb(75, 0, 130);">『激情』</span>からは<span style="color: rgb(128, 0, 128);">「失恋モッシュ」</span>が再録されてますが、これは実話を元にしている曲だとか。</strong><br />
	<span style="color: rgb(178, 34, 34);">LARRY：</span>よく来てくれるお客さんに失恋した人がいて「そういう時は泣きながらモッシュすればいいよ」って言ったのを曲にしました。<br />
	<strong>──GARLICBOYSに兄貴的なキャラを求めるお客さんは多いんじゃないですか。</strong><br />
	<span style="color: rgb(128, 0, 0);">PETA：</span>まあライブでは「俺はキミの兄貴じゃない」っていつも言いますけどね。<br />
	<strong>──「傷だらけの天使」の修ちゃんみたいに、普段はだらしないけど頼れる兄貴って感じだと思いますよ。</strong><br />
	<span style="color: rgb(178, 34, 34);">LARRY：</span>昔の青春ドラマはもちろん好きです。「俺たちの旅」とか「飛び出せ!青春」とか。まあ好きってだけで、自分が中村雅俊になれるとは思わないですが。<br />
	<strong>──いや、そういう部分はありますよ。メンバーの方々から見てどうですか？</strong><br />
	<span style="color: rgb(0, 0, 205);">RYO：</span>もちろん、僕にとってはもともとステージの下からまぶしい姿を見上げていた存在でしたから。<br />
	<span style="color: rgb(0, 100, 0);">PESSIN：</span>外側から見てる時もそうでしたが、メンバーになってからは特にそう思います。悩んでいる時とかアドバイスしてくれるんですが。<br />
	<strong>──なんかいいエピソードがあったら是非聞かせて下さい。</strong><br />
	<span style="color: rgb(0, 100, 0);">PESSIN：</span>いろいろありますが&hellip;。最初に僕がGARLICBOYSに入るって話になった時に、前任のベーシストがすごい人だったから「僕が入ってお客さんがいなくなったらどうしましょう？」って言ったんです。そしたらLARRYさんが「お客さんがゼロになったとしても、また１人から始めればいいから」って言ってくれて。それを聞いた時、この人スゲエって思いました。それで不安がふっきれたんです。<br />
	<span style="color: rgb(178, 34, 34);">LARRY：</span>だってライブでお客さんがいないのなんていっぱい経験してきたし&hellip;。<br />
	<strong>──いやー、いい話ですね。いずれドラマ化したらいいんじゃないですか。「ガーリックボーイズ物語」とか。</strong><br />
	<span style="color: rgb(178, 34, 34);">LARRY：</span>それ、タイトル安っぽすぎ（笑）。「南極物語」じゃないから。</p>
<h3>
	まあ歌うしかないですよ&hellip;</h3>
<p>
	<strong>──ざっと振り返ってみましたが、四半世紀にわたるGARLICBOYSの長い歴史においてもこの『再録ベスト』は珠玉の作品と言えますね。</strong><br />
	<span style="color: rgb(178, 34, 34);">LARRY：</span>大成功ですよ。これからツアーがあるから、そこでまた曲を育てていくって感じです。１年後はまた変わりますから。とりあえず今の１番いい瞬間をパッケージにしたのがこれですので、この先はまたどうなるかわかりませんよね。新曲もいくつかありますが、まだまだ再録したい曲もあるし&hellip;。まあ自分らがやりたいことをやりますわ。<br />
	<strong>──常にマイペースですね。でもあと4年もすれば30周年ですよ。</strong><br />
	<span style="color: rgb(128, 0, 0);">PETA：</span>その時は俺、もう50歳ですけど。<br />
	<strong>──50歳になっても「ちんかす」とか歌ってて欲しいですね。</strong><br />
	<span style="color: rgb(178, 34, 34);">LARRY：</span>まあ歌うしかないですよ&hellip;そういう曲なんで。それは間違いない（笑）。<br />
	<br />
	&nbsp;</p>
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