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解体屋(こわしや)ゲン1 危機一髪爆破解体編 / 石井さだよし、原作:星野茂樹

芳文社マイパルコミックス / 500yen(tax in)

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『週刊漫画TIMES』で460話を超えて連載中の長寿"爆破解体漫画"が、コンビニコミックで発売された。解体業者「朝倉工務店」(現在は「五友爆破株式会社」)を営む一本気な"ゲンさん"こと朝倉巌と仲間達の、八面六臂の活躍を描く本作。これが昔ながらの男気ガテン系漫画かと思いきや、ニコニコ動画やツイッター、フェイスブック、更には仮面ライダーフォーゼ(しかも転売ヤーの話題も!)など、時流に即したネタをいち早くストーリーに取り入れるフットワークの軽さを見せる"異色作"なのだ! かと言って時代に媚びることは一切なく、週刊漫画の鑑とでも言うべきテンポの良さと(ゆえに前知識がなくても楽しめる)、号泣必至な人情味を厭味無く挟み込んでくる絶妙なストーリーテリング(電車で読むときは要注意)、更に現代社会に対する問題提起までもが贅沢に盛り込まれている。先進性と安定感。そのふたつを奇跡的なバランス感覚で両立させる本作は、定食屋で手に取ったサラリーマンでも若手の漫画読みでも楽しめる、気取らない一級のエンターテインメントである。今回のコミックは"ゲンさん"の歩みをいちからかいつまんで紹介する総集編的内容なので、初見の人も充分楽しめるだろう。
ちなみに本作の単行本は2003年に1巻が出たきりで現在は入手不可。このコンビニコミックが現在入手可能な唯一の単行本である(ネット上では既に品薄)。全話とは言わないまでも、もう少し継続的に単行本化されて良いと思うんだけどなぁ...。これを一部のファンものにしておくのはもったいない!(前川誠)

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